見出し画像

わたしたち、sou-poolのご紹介

こんにちは!sou-pool(ソープール)のnoteにようこそおいでくださいました。この記事では、sou-poolって一体なに?ということについてお話したいと思います。当ノートの自己紹介文にも書いておりますが、sou-poolは、


日本にあるステキな工芸品たちを、若い人=20代がもっともっと楽しめるように、遊びごころたっぷりでご紹介するメディア


として立ち上げました。ちなみに、インスタグラムもはじめました。

そして、当noteの運営者・編集者であり、この文章を書いているのは、広告デザイン会社、STUDIO UNI(スタヂオ・ユニ)のコピーライターをしております、いずみと申します。これからはわたしと、同じくコピーライターのほそみの2人をメインに、このsou-poolというメディアを育てていきたいと思っています。

弊社STUDIO UNIのHP https://www.studio-uni.com/



日本の工芸品って、敷居が高い?


sou-poolを立ち上げるひとつのきっかけがあるのですが、それは「ものあい(mono-ai)」さんという、藍染め・型染めアイテムを手がけるブランドに出会ったことなんです。


【藍染めとは、植物の藍を使って布などを染める技法のことで、一般庶民に藍染物が親しまれるようになったのは江戸時代ですが、さかのぼると平安時代や奈良時代にまで行き着くような、長き歴史がある伝統的技法です。】


…などと聞くと、なんだか敷居が高いというか、こむずかしそうだと思いませんか?かくいうわたしもそうで、藍染めのようないわゆる伝統技法って、現在31歳である自分とは縁遠くて、もう少し年齢を重ねたらその良さがわかってくるのかも…と思っていました。

そんななか、ものあいさんとは広告の仕事を通じて出会いました。わたしたちが依頼されたのは、より多くの方々が、ものあいさんがつくる藍染め・型染めアイテムに興味や関心を持ってもらえるためのデザインをすることなのですが、ものあいの代表である相澤さんにお話を聞いてみると、「伝統技法=敷居が高くて、良いモノがわかる年齢にならないと楽しめない」という自分の考えは違うんじゃないかと思ったんです。


相澤さん(左)と、相澤さんのお父さま(右)。


相澤さんもわたしと同年代で、もともと実家が営んでいた藍染め業をお継ぎになったとのことなのですが、相澤さんは藍染めを、人々にとってもっと身近な存在にしたいと考えていました。そして、実際に相澤さんがつくる藍染めアイテムを見ると、とてもファッション性が高く、敷居なんてひょいっと超えてしまうような新鮮さがありました。


ものあいの商品のひとつである「藍染ハンカチ」。小さなドットを組み合わせた、ポップでやわらかな印象が特徴。


その新鮮さを目の当たりにした、わたしたちデザインチームはこう思いました。「歳を重ねた方々よりも、むしろ20代のような若い人たちのほうがぴったりなんじゃないか」と。そこで、相澤さんとお話しして、若い人に向けたアプローチでものあいとしてのキャラクターをつくっていくことになりました。


わたしたちがつくらせていただいた、ものあいさんの通販ホームページ(https://monoai.thebase.in/)。



20代こそ、日本の工芸品を楽しめるのかもしれない


ものあいさんと一緒に仕事をしはじめてから、わたしたちデザインチームは、「ものあいさんのような、若者のほうが楽しめそうな工芸品(クラフト)って、まだまだたくさんあるんじゃないか」と考えていました。それに、そうであって欲しいとも思いました。

ちょっと前のわたしのように、日本の工芸品は年配の方々が楽しむものだと思っている人たちは、正直なところ、まだまだ多い。どちらかと言うと、そう思っている人たちの方が大多数かもしれません。

そうすると、今の若い人たちの中で工芸品のつくり手になりたいと思う人もなかなか出てきませんし、この状況が続くと、伝統技法が受け継がれることなく、その長い歴史に幕を降ろすことにもなりかねません。そんな結末は、やっぱり悲しいし、もったいないし、おもしろくない。ということで、より多くの人々に日本の工芸品のおもしろさを知って欲しくて、わたしたちはsou-poolというメディアを立ち上げました。

…いや、ごめんなさい。日本の工芸品を取り巻く状況について真面目に語ってしまいましたが、正直なところ、ものあいさんのような、新しさがある日本の素敵なモノにわたしたちももっと出会いたいし、出会ったら周りのみんなにも教えたいと思ったのが、sou-poolを立ち上げたいちばんの理由です。


日本の工芸品って、突き詰めてみればぜったいにおもしろいと思うんです。


だって、気が遠くなるほどの歴史があって、たくさんの人たちに親しまれてきて、海外の人たちも注目していて、実際に触れてみると、やっぱりどこか落ち着きもする。そこに、ものあいさんのような新たな感性も加わっていると考えたら、もう向かうところ敵(?)なしじゃないですか。

ということで、sou-poolではこれから、日本の工芸品(クラフト)の良さを特に若い方々に向けてお伝えしていきたいと思います。ちなみに、工芸品にも色々な種類がありますが、しばらくは『染物』を中心に取り上げていければと思います(恐縮ながら、わたしたちがいまいちばん興味があるのが染物なので…)。

わたしたちSTUDIO UNIが仕事として携わらせていただいているブランドさんの商品をご紹介させていただくこともあれば、純粋におもしろい、興味深い工芸品情報やコンテンツを、デザイン会社ならではの目線でお伝えすることもあります(おもいっきりふざけることもあるかもです)。

なので、工芸品が好きだという方も、まだそうでもとないという方も、お気軽にフォローしていただけるとうれしいです。ぜひ、よろしくおねがいいたします!


<書いたひと>
いずみ

デザイン会社STUDIO UNIで働くコピーライター。甘いものが好き。


【直近の更新予定記事】

●ソメジョと妄想デート(第1話)〜ロックンローラーになりきれない僕〜

●ソメジョと妄想デート(第2話)〜題名未定〜



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?