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タルマーリーさんで過ごせた1ヶ月について

あっという間でした。
今の自分へ良い時間の過ごし方ができたと思えました。

パン屋を目指している身ながら、

パンは自分の目指す暮らしを表現する手段であって、必ずしもパンにこだわる必要があるのかな。
手段を持った上で、もっと広い視野で周りと取り組めることもないかな。

と考えてしまうくらい、頭の中がリフレッシュどころか、フレッシュしました。

この考えもネガティブ面はなく、

そうゆうこと考えもワクワクする!!!

そんなポジティブな気づきです。

そんなことを感じる1ヶ月間を、スタッフさんの住むシェアハウスで過ごさせていただきました。

オーストラリア以来のシェアハウス。
想像していた通り、楽しかったです。
自分の年齢が離れていているし、受け入れる側はやりづらいかなぁと、、、。そんなの気にしない(気にしていただいていたかもな、、、)振る舞いで接してくれたスタッフさんに本当に感謝でした。

タルマーリーさんでスタッフさんと共に暮らしながらお仕事を手伝わせて頂いてすごく印象的だったことを話したいと思います。

ひとつめ

同じ釜の飯を食う大切さ。

他人同士だが、生活を共にし、苦楽を分かち合った親しい間柄のたとえ。

https://kotowaza-dictionary.jp/k0991/

でした。

仕事中に僕は、

「毎日一緒だと、色々大変だよね。」

なんて、世間話のような、身もない雑談のように特に何も考えずに口に出してしまったことがありました。

その時、スタッフさんは、

「すごい大事なことですよ。同じ窯の飯を食うって。」
「自分たちが各々の目標に向かうために、ここに集まってるんです。だからこそ、今の時間をより充実させて過ごしたいですし、しっかり物事を伝え合いたいんですよ。」
「毎日一緒に過ごしているからこそ、それぞれの個性がわかってるからこそ、言い合えます。一人一人の個性を知っているからこそ、伝え方も変えて、効果的にコミュニケーションを取るようになってるんで良いですよ。」

と話してくれました。

10個も下の子に凛とした顔で、こんな話をしてもらいました。
自分の軽はずみな発言がすごく恥ずかしくなりました。

そして、タルマーリーさんのスタッフさんは、
仕事に対するモチベーションがすごい高いと感じました。

仕事の目標を達成する=自分の目標に繋がることがしっかり自己認識できている且つ、仕事の目標を達成するにはチーム力が大事とも理解できているので、職場の雰囲気が良いのではないかと感じました。

そして、伝えるべきことはその場でしっかりストレートに伝え合っているようにも感じました。

正直、僕はヒヤヒヤしていました。

そんな言い方したら、気まずいでしょ、、、なんて。

そんな不安なんてのは、都会で気にしぃに周りを気にしながら言葉を選んで過ごしていた自分だけあって、スタッフさん達には心配御無用のようでした。

なぜなら、先程のスタッフさんのお話通り、日々、しっかりコミュニケーションが取れているからこそ、忖度なしに仕事の目標達成(=自分のゴールにも近づく)ために、話す。相手にとっても自分にとっても話すべき。

という、関係性がしっかり構築されているからできることだと思います。


ふたつめ

いろんな角度から関心を持って集まったスタッフさんのいるタルマーリーさんは強い。

「強い」という抽象的な言い回しになってしまいますが、本当に強いなと思いました。
「強い」という意味には、別の視点を持っていながらも、軸はタルマーリーさんの目指す理念に賛同して、みな全力でお仕事されているということです。
(あくまでスタッフさん達とお話しした上での自分の感想なので、違うかもしれませんが汗)

僕はタルマーリーさんに来るまでの勝手なスタッフ像は、

菌の猛者の集まり。
パン道に人生を注いできた集団。

なのかなと思ってました。
なので、自分のような脱サラして、サワードウブレッドしか愛着もなく、田舎暮らしってどう感じるかな〜。なんて気持ちとキャリアで訪れる人はコテンパンにされるのかなって、正直不安で怖かったですw。

来てみて、これまた正直驚きました。良い刺激しか受けない人たちばかりで安心と嬉しさと楽しさを感じました。

十人十色といっては大袈裟かもですが、共感できるところはすごい共感できるけど、そんなことまで考えてなかったな。という考え方まで本音で共有できる環境はスタッフ同士で刺激を与え合えるんだろうなと思いました。

冒頭で述べた僕の中で新しく生まれた発想、
「パンはあくまで手段であってこだわる必要はないのかな。」
も、スタッフさん達と話したことで生まれた気づきでした。

この気づきで少し肩の荷というか、変なプレッシャーがなくなり、ワクワクする妄想が膨らんでいます。

また、スタッフの皆さんバックボーンもさまざまで、自分が今まで知らなかったお話をたくさんできました。
そして、

自分がいつか街をどうにかしたい。
小さい集合体から循環させたい。
など、各々に強い目標や想いを持ってるからこそ、言葉に重みがあるんだなと感じてしまいました。

「あぐらかいてる人はいない。かいてる暇もないんですよ〜ハハハハ。」

と、笑って話してもくれました。
時に妥協したがる自分がいるのが恥ずかしくなります。。。


さいごに

こんな良い機会を提供して頂いた、オーナー夫婦、渡邉さんにもお時間を頂いて、お酒を交えながらお話しができました。

速さに特化したモノづくりは高度経済成長期の産物。
これからの日本はゆっくり丁寧を求めても良いのではないか?

地域で経済を盛り上げても、他方からゴミと排気ガスを置いていかれるのも困るというか悩み。結果的に自然が壊されてしまうと、良い商品も循環が生まれない。
自分達が行っていることを理解してくれる方に訪れてもらう、住んでもらえるようにすることが大事な取り組み。だからこそ、発信をしていかないといけない。

ずっと昔から存在する菌を守ることが大事なこと。ずっと昔からある日本の環境を守ることが大事。

そんなお話をして頂いたと思います。語弊あるかもしれませんが、お酒の場であったのをお許しください。。。

もっともっと時間が欲しくなる、気づきと共感と興奮してワクワクするお話ばかりでした。

何か。とざっくりしてしまいますが、何か自然を守ることの役目を自分したいです!


インターン後のこれからの私(目標)

冒頭で、パンでなくても良いかな?と述べておきながらですが、

さまざまな料理と一緒に合わせるパン文化、サワードウブレッドを中心とした文化を作りたい。
パンだけで完結しないパン作り。
パンに余白を生みつつ、誰もがパンの美味しさも感じられるパンを作りたい。
住む街の近くの小麦粉を使用して、その地域の野菜や魚、お肉が生きるパン作りをしてみたい。

これらが生きていく、パン屋を目指して、経営していく上での目標になりそうです。

1人でやることには限界はあるし、日本の競争社会真ん中に今から飛び込む必要はあるのかと考えさせれました。

加えて、

何を始めるにも遅いことはない。

そんなことも改めて思えました。

それもまたスタッフさんと、

なぜ自分(僕)がパン屋を目指したのか?

という話になった時に、
「脱サラしようと相談した時に会社の人にも知人友人に色々言われたんだよね〜。」
「バグってるって言われたよ〜。」
なんて、自虐を含めて話してみたら、

「は?やりたいと思った時、やれるものでしょ。いつやれんのよw」
「わからんな〜。パン職人になったから、今があるんであって、おかしくない選択ですよね。だからこうやって私たち出会えてるじゃないですか!」

頼もしい言葉を10個も下の子に励まされる返答を頂きました。

だからこそ、年齢なんて関係ないんだなと改めて感じました。

そして、いつも自分の人生を自虐含めた言い回し方をしてしまうのをこれから気をつけようとも思いました。

そんな会話で「自虐」してしまう自分に恥ずかしさを感じて、なぜ、自虐しちゃうんだろうかなって振り返えりました。

自分は今日まで、サラリーマンを脱したのに、その脱したことに囚われてる気がしました。

「せっかく大学まで通って、大手企業に入社した安定人生レールから自ら外れた」

という、聞こえてもこないけど、心の中に雑音が残っていたようです。

脱サラを強みと強気にして動きたいように動いていた気もしましたが、影に「脱サラ未経験スタート」という弱くてコンプレックスの言葉から逃げていたようにも感じます。

だからこそ、個の力で打開して、己を示すこと、結果を残すことが自分の存在を証明できることだと考えていた気もします。

そして、脱サラ前のことを帳消しにするためにも、脱サラ後の人生に執着していた気もしています。

脱サラ後に生まれた関係と経験を大事にして、成果を出したい。

自分を脅迫するような、責任を問うような、
「見返すため、恩返しするために、決めたことでやってやるんだよね?」
苦しくなるような自問自答をしていた気がします。

恩返しをしたい。と思っていながら、実は利己が最優先の鼻息荒さがあったのかもと今頃気づけました。

利他の意識を忘れずに、周りを巻き込んでいくことで、新しい展開を生むと、今回のインターンで強く思いました。


出会うからこそ、新しいことにも恐れず、人に頼りながらもチャレンジできるとも思えました。


なので、


仲間が急に欲しくなりましたw


仲間が生まれるように、自分にも余白を作って、自分の目指す方向に共感してくれる方が気づいたら集まっているような生き方をしていきたいと思います。

そして、タルマーリーさんで出会ったスタッフさん達といつか一緒に何かできるように頑張っておかなくちゃとも。

この歳になってもまだ人生のポイント。と言ってしまうけど、本当に良い気づきを得た時間でした。

頭の中はパンパンで、ここで感想や気づきを言語化できているかわかりません。。。なので、これから少しずつでも行動に移していこうと思います!


最後に記念撮影しておしまい!

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