見出し画像

小学校最後の校外学習、行く?行かない?

今日は6年生最後のイベント、校外学習の日。

場所は県内にある大きな公園。

アスレチックや釣り堀があったりと、遊ぶアイテムは他にも盛りだくさん。

ぴぃは、最後のイベントだからとずっと行きたいとは言っていたけど、いつなのか、どんな所なのかを確認してくることはなかった。

ちょっと前に、同じクラスの面倒見のいいお友達から、同じグループになったよという知らせだけは来ていた。

ただ、何時に集合するとか、現地に行って何して遊ぶとかの情報はわからないままだった。

先週、祖母に会いに行っている時、担任の先生から電話があり、「校外学習の直前になって申し訳ないが、月曜にしおりを持って行きます」との連絡があった。

来れても来れなくても、お母さんが一緒でもいい、とにかくぴぃさんにしおりを渡させてほしいとのことだった。

その連絡に関してはなんとなくぴぃに黙っていた。

そもそも、いつが郊外学習の日かをぴぃが知っているかどうかも分からない。

本当に校外学習に行きたいと思っていれば、自分から何かしらのアクションがあると思っていた。

先生が家に来てくれた時に、改めて行くか行かないかを決めてくれればいいとも思った。

何事も私発信ではなく、自分の判断で、自分で決断してほしい、それが私の思い。


日曜日、ぴぃが突然言った。

ぴぃ「校外学習って次の火曜だよね?当日の予定、なんも知らないんだけど。」

私「月曜の放課後、先生がしおりを持って来てくれるらしいよ。」

ぴぃ「そっかぁ、ならよかった〜。」

やっぱり行きたいんだな・・・ちゃんとそう感じた。


月曜日の午後、ぴぃはなんだかずっとソワソワしていた。

スランプと言ってなかなかうまく描けなかった絵を、やっとのことで描き上げて、興奮しているようにも見えた。

ぴぃ「今までで一番出来のいい絵が描けた!これは先生が来てくれた時に見せなきゃ!」

なるほど、先生を待ってソワソワしてたんだね。

先生がやってきて、ぴぃは跳ねるように玄関へ行き、お迎えした。

しおりをもとに、当日の予定を説明してもらう。

お友達が、ぴぃのしおりにたくさん書き込んでくれていた。

どんどん楽しみになってご機嫌そうなぴぃを見た先生は、今だ!と思ったのか、流れるように卒業文集についての説明を始めた。

学校生活を通して、思い出に残ったこと、感じたこと、伝えたいことを、こんな形式で、書き出しを工夫して、書いてみてほしい。

それだけのことと言いたげだが、今のぴぃにはそれがどこまで伝わったかな。

やりたいことができなかったことを数えるだけで、学校生活を振り返りたくないだろな。

それに、漢字が書けないとかで、前向きに取り組めるだろうか。

ぴぃ「字が汚いからな・・・」

さっきまで嬉しそうにしていたぴぃの表情が曇る。

先生は、急いで「他に何か先生に聞きたいこととか話したいことある?」とぴぃに聞く。

ぴぃはモジモジしたまま、持っていたiPadを背中に隠して私を見た。

私「見せないの?」

先生「何?見たい見たい!」

ぴぃ「全然下手だけど・・・」

あんなに上手く描けたと大興奮してたくせにw

他の絵もたくさん見てもらって、先生にたくさん褒めてもらって、ご機嫌を取り戻したぴぃ。

そのままとんとんとやるべきをこなし、朝の6時起きに備えていつもより早く寝た。

何ヶ月ぶりかの早朝起床、問題は起きるか起きないか…

そして今日、6時になる前に起きて、準備をして、校外学習へ行った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?