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ハレの日の食事にかける価値

私も初めは驚いた。

顔合わせの食事は子供で出すと伝えていたが、市内で1番いいお店だったから。
払えるのかな、コースとかもう用意されちゃってるのかななどと不安が一瞬勝った。
それでも落ち着きなさい私...と思いつつ、シャワーを浴びて考えるうちに、楽しみに思えてきた。

関東一家の私と、東海一家の彼が婚約をした。お互い譲りつつも、旅行がてら1度行きたいね!といった私の両親の提案で、東海側の地元に挨拶に行くことになった。

両親はどちらも、結婚はゴールじゃなくてスタートだから無理のないようにと、ここまで進んできた。
それでも、1番いいお店を選んだのは、ハレの日だからだろう。
何も見栄をはろうとか、子供たちのお金でいい物を食べようという部分はほぼないように思えるのは、長く連絡もとらせてもらったから。
彼自身も1度も行ったことのないそのお店に行くという意味は、生涯に1度レベルのめでたいことだと、祝福してくれてるのだと思う。

自分の母親とその話をした時に、謙遜まじってそんな...と言った言い方をされた。
気持ちは大変わかる。
でも、向こうで同じ対応をされてはたまったものではない!と思い、説明をした。
今度会う時にはもう少し話をしよう...
普段食べないものである事を伝えていいが堂々としていてほしいのが、娘の願いである。
私と親は異なる人間なので、仕方の無い部分もあるが。

ちなみに私が1度は訪れてみたいのが、銀座にあるロオジエ。
ランチの価格帯は全く同じだったので、当日のメニュー次第ではロオジエがちらつかないかが不安になってきた。
伺うお店では地産の牛肉をふんだんに使う、東京じゃ叶わないようなコース。
ロオジエはまた別の機会に挑戦しましょう。

お互いの両親に祝福される結婚ができることは、昔の自分には考えられなかったから、時間が作れただけでも二重丸。
美味しいご飯も食べられて花丸な予定です。

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