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TOHOシネマズ「ONODA」を観てきました。

以前、こちらの記事で紹介した
TOHOシネマズ「ONODA」を観てきました。


小野田寛郎おのだひろおさんは

1945年の第二次世界大戦終結後も
終戦を信じず、

29年間、フィリピンのルバング島で
任務を遂行し続けた人です。



<感想です。ネタバレあります。>




戦争の映画は、
あまり好きではありません。

と言うか、ほとんど観ない。^^;

戦争に限らず、戦ったり、
人が死んだりするものは
フィクションであっても
基本的にあまり見ません。

以前、蛭子能収えびす よしかずさんが
「戦争の映画に感動があってはいけない」
「あれは悲惨なものだから」
と言っていて

その通りだな…とも思ってます。

杉原千畝すぎはら ちうねさんのような
感動できる話もあると思いますが

感動した、とか、
カッコいい、とか
そうゆう感想は持ちたくないですね。

そこから、戦争の悲惨さだけを
教訓として感じたい、と思っています。


前置きが長くなりましたが。


今日観た「ONODA」は
戦争のお話と言うより

小野田寛郎おのだひろおさんのお話し
だったと思います。

タイトルも「ONODA」だから
そうなのかも知れないですね。

それほど、目を覆いたくなるような
場面はなかったです。
人は死にますが…。

上映時間がけっこう長くて
11:15~14:20、3時間!長。

だけど
すごく長いんだけど
あっという間で

そのうえ、さらに
もっとアレも描いて欲しかったとか
ここは、こうして欲しかったとか…

もっと、観ていたかった。
そんな風に感じる作品でした。


まぁ、30年分のお話ですから
3時間では足りませんよね ^^;


小野田さんが書いた本と
ちょっと違うなぁ、と
思ったところもありました。
(最後の部下、小塚さんの最期など)

それと、小野田さんを迎えにきた
鈴木紀夫さんの描写が少なくて、
小野田さんが帰国に至ったいきさつを
知らない人には分かりにくいな
と思いました。

鈴木紀夫さんは、冒険家で
雪男探しなどに挑戦していた人です。

日本政府の大規模な捜索隊とは関係なく、
あくまでも、個人で、勝手に
小野田さんの捜索に行った人です。

小野田さんの帰国後
再び、雪男を探しにヒマラヤに行き
ヒマラヤで遭難して亡くなっています。

あとは、欲を言えば
帰国後の小野田さんの生活についても
描かれていると良かったなぁ、と
思いました。

その後の小野田さんの生き方って
素晴らしいというか

あんな人生を送らされて
帰国後、マスコミの攻撃にあって
一度は日本を離れるも
再び日本に戻って
日本の子供たちの教育(自然塾)に
尽力する

立派過ぎる
と私は言いたい。

ちょっと、小さな事で
他人をうらやんだり
愚痴ったりする自分が
小さく感じます。
(小さな人間ですが…。)

あとは
ラストの小野田さんがルバング島から
引き上げるシーン

30年間遂行してきた任務が
上官の一言で解除される

何も達成していないわけです。

自分の30年間の行いが
上官の一言で解除される

これは、いったい、
どんな気持ちだったのだろうか。

仲間も
みんな死んでいて。



ちょっと話が暗くなりましたが。

全体としては
重く、暗く、どんよりするような感じ
と言うよりは

ただ、静かに
小野田さんの経験を
目撃した
疑似体験した
そんな感じです。

いろいろ考えることがあって
良いと思います。


そして、女性のかたへの
おすすめポイント☆彡

小野田さんの青年期を演じている
遠藤雄弥君がめっちゃカッコイイ。
(そこかい)

遠藤くんと言えば、
テニミュの主人公:越前リョーマを
演じた人。(観てませんが)

テニミュと言えば
イケメンしか出てません。

でも、遠藤くんは
イケメンなだけではない。

すごく良かった。
(薄い感想ですみません)

厳しくて、怖いだけじゃない
迷い、とか、人間味、とか、
そんな小野田像が表現されていた
ように感じました。

ほんと、良かった。

そして
だいぶ長く書いちゃったんで
ここまで読んでくれてる人が
いるかどうか、わかりませんが ^^;


カンボジア在住の中村 英誉さんが
エキストラで出演されているそうです!!

中村さん!
中村さんの雄姿は確認できませんでした!(i_i)
村のシーンがすごく短くて
映像に慣れてなかったこともあり
発見できませんでした。
申し訳ありません!

もう1回、観にいっちゃおうかなーと
思っていますので、
その時、あらためて探してきます。




映画の感想は以上になります。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました!

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上野にはパンダがいっぱい



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