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アルビ2021変化 〜ボールを愛する君たちへ〜



何が変化したのか?

アルビレックス新潟は開幕5連勝を果たした。昨年11位のチームに何が起こったのか?どこが変化したのか?

的確な選手補強、既存選手たちのコンビネーションの深まり、監督の継続、台頭する若手たち。様々な要因がポジティブに絡まり合い、好調なチームになっている。
その中の一つにアルベルト監督が日本人の特性を理解し始めていることがある。

アルベルト2020 〜チャンピオンズリーグ決勝の気持ちで〜

2020シーズン。アルベルト監督は選手たちに「チャンピオンズリーグ決勝の気持ちで戦え」と言い続けた。
その結果、選手たちは球際で戦うようになった。そして、メンタル的に成長し、最後までハードワークするチームへ変貌した。
一方で勝ちに拘るあまり、ゴール前で硬さが出たり、先制点を許すとメンタル的に下がることがあった。また、ジャッジングにイライラしたり、自分たちから試合を手放していることもあった。
それでも、アルベルト監督は選手たちには戦うことを求め続けた。チャンピオンズリーグ決勝の気持ちで。

アルベルト2021 〜ボールを愛するサッカー〜

「ボールを愛するサッカーをしよう」
アルベルト監督は変化した。相手と戦うという方向性から、自分たちにベクトルを向ける言葉をかけるようになった。

選手達は何かから解き放たれたように自由で楽しいサッカーをするようになった。
自発的なプレッシング。積極的な仕掛け。じっくりとしたビルドアップ。ストレスフルな試合運び。
「俺達のほうが上だ」
言葉の力で新潟の選手たちは開放された。その結果、5連勝。今はとどまる気配がない。

昇格への扉は開かれた。

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