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それも一つの区切りなのかな。

最初、誰かと思った。

昨日、元夫からメールがあった。正式に、フランスでの離婚が成立したという知らせ。

えらく難解なフランス語だったのでgoogle翻訳で訳してみたら、新聞みたいな硬い言い回しで、vousを使って。(フランス語では、二人称には身近な人にはタメ口的な”tu”を使うけれど、他人や目上の人、公的には”vous”を使う)

今これを書くまでそのことは、ほぼ忘れていたくらい、私にとってはなんていうか、あまり印象的な出来事ではなかった。役所みたいな通知のメールだったからかな。とりあえず、さっき、面倒だったので笑 I see. とだけ、英語で返信してしまった。

こう書くととても失礼みたいな感じだけれど、実際に日本での離婚が成立したのは、9年も前のこと。

去年の初夏、突如、「大急ぎで日本での離婚証明の書類が必要だ!」と言ってきたのだけれど、「今さら・・・・?」とこちらでは古い情報過ぎて書類が全部集められなかった。あれから私は名前も住所も変わってしまって、履歴を追えないくらいに。最終的に東京の法務局にまで電話して調べたけれど、やっぱり書類は保管期限を過ぎて破棄されてしまっていた。そもそも、フランスで手続きが終わってなかった(というか、元夫がしてなかったのだな。)ことさえ、知らなかったのだけれど、誰かと結婚したかったのかな?ちょっとそこまでは深く聞かなかった。

10ヶ月くらいかかってようやく・・・・フランスもなかなか、手続きが、しちめんどくさい、のだなあ・・。いや、そういう国だ・・・・。

ともかくも、どうやら、これで完璧に、私は元夫との法的な繋がりはクリアになったということらしい。

とはいえ、私自身は何も変わらない

過去のことはもうすっかり、私の中で清算されている。今は、札幌の冬、自分の家と呼べる家での初めての冬が、終わりそうになっていることや、息子が幼稚園に入ることや・・・

常に、二度とない今という季節がどんどん過ぎ去ること。そんなことがもったいなくて切なくて惜しくて、

そういう気持ちの、日々。

でも、やっぱり、元夫には元気に、自分の人生を生きて欲しい。と、思うのは本当の気持ちです。


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