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ネガティブシンキング

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現代社会ではネガティブ思考だと否定されがちな考え方のいろいろ
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記事一覧

「ポジティブ」と「ネガティブ」

社員からメンヘラ扱いされるくらい根暗(死語)であることは認める。心理学とかを学びたくなる…

違いが分からないことの幸せ

縁あって京都の能舞台を観に行った。 重要無形文化財の能楽師のお弟子さんのお披露目会のよう…

面白い幻想、つまらない現実

カエサルも「ほとんどの場合、人間たちは、自分が望んでいることを喜んで信じる」(ガリア戦記…

経験者ってそんなにすごいのか

よく「経験してないやつにはわからない」と言われる。私もたまに言ってしまう。 また、長年人…

全ての言葉はさよなら

太宰治の師匠、井伏鱒二が訳した漢詩に「さよならだけが人生だ」という節があることを、寺山修…

「おわり」は「はじまり」

日本が勝ち目の無い戦に何故進んでいったのか・・・という先の戦争についての議論で、日本人は…

醜い自分を受け入れられるか

人事担当者(特に採用面接担当者)として一番必要な力は何かと問われるときには、いつも「自己認知ができているかどうか」と答えていた。 自分がどんな人間で、どんな偏見(とあえて言う。フラットに言えば、志向や価値観などの思考特性のこと)を持っているかということである。 もちろん、それ以外にもいろいろ必要な能力はあるが、自己認知力以外の力は相対的に獲得が容易で、かつ自己認知度の高低が面接評価の精度に与える影響が強いと感じていたからだ。応募者からの情報を偏見で歪めずに、評価できるかど

サヨナラの方法

以前、インテリジェンス(現パーソル)の広告で「いまとサヨナラしなければ、出会えないあなた…

「諦める」という幸せ

大体の世界的宗教で用いられている幸せになる方法は「諦める」という要素が含まれているように…

未必の故意

変な時間に寝落ちして、変な時間に起きてしまい、目が覚めてしまった。 最近、「みひつのこい…

愛のことばの自己中心性

いろいろな人たちの間で交わされているほとんどの愛のことばは、相手のことを大事にしているよ…

メメント・モリ ~終わりを思うこと~

以前、将来起業家になるような人物の特徴は何かを研究したことがある。 古今東西の沢山の起業…

曖昧なままで生きる

「白か黒で答えろという難題をつきつけられてしんどい」みたいな歌があったが、この世界のほと…

いなくなりたい

昔の上司から言われたことで、自分のマネジメント方針の根本になっているのは、「自分がいなくても、回る組織を作れ」ということだった。 人情としては、自分がいない時に、仕事が回らなくなることを喜ぶのが普通なのだろう。 「な、おれがいなけりゃ、だめなんだよ」と。 しかし、要は永続する組織作りに失敗しているわけだ。マネジャーとしては失格である。 同じことが人事という仕事にもあるんだろうと、以前某人事の大物や気鋭の若手の皆さんと飲んでて話になった。 人事などという専