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【育児徒然】ぼくアルケルヨ!

  シングルマザー、2歳半の息子との日々。

 生まれてからずっと、いろいろな状況により、息子を抱え上げている時間はとても長かった。
 はいはい、つかまり立ち、よちよち歩行、ダッシュ、ジャンプ、どれもどんどんできるようになっていった息子氏。

 はいはいとつかまり立ちは同時であり、よちよち歩きとダッシュもなぜか同時だった。やる気あるぅ

 できるのと、したいのって別なんですねたぶん。

 2歳になり、息子氏は、なんだかわからないけど、歩かないようになった。

ぼくアルケナイよダッテ!

 保育園に行くのにも、買い物をするのにも、
車から目的地までの距離。散歩に行くためにくつをはく前から。

ぼくアルケナイよ、ぼく、アルケナカッタ!

完了形。Doneです。

 色々としてみて、
応援したりとか。置いてさっさと歩いてみたりとか。
発達がでっかめなので、重たいの。
泣き叫び、地面に転がると、持ち上がらないの。
かといって、週明けの保育園、おふとんセットにプールセットにおむつかばん、通園かばん、自分のバッグ、水筒、そして息子氏を抱えると、とてもたいへん。

あるとき、気づいたけど、

そうこうして結局は、だいたい全部のシチュエーションで、抱っこしてるんだな。

 あら。困った。
困ったなーと思いながら、どうしたもんかなあとよく見てみると

 抱っこしてよー、一緒にいてよ、安心なんだもの

というのがビシビシ伝わってくる。

ので、

ある日から、

ぼくアルケナイヨダッテ!

が始まったら、


よしゃ!いいよぉ。あるけないんだね、
母ちゃんは息子氏がちょーー大好きだから、手伝うよー!


と、ハイヨロコンデェ!!のテンションで、前のめりで抱っこしに行くようにした。大好きだなあに点火。そもそも大好きだから、着火オーライ。腰と首と肩と腕と足と、、、の悲鳴は、幸いにも、身体のケアのお仕事をしているから、できるだけ後に残らないようにケアをしつつ。

そのテンションで、1ヶ月かなあ過ごした。


 なんてことないある日の朝。

保育園に向かう玄関で。
くつをはこうねーとやっていたら、両方の足にくつをはいた息子氏は、胸を張ってこう言った。


ぼく、アルケルよダッテ!


え、えええええ!
そりゃ、すごいねーーーー!!!

かか、てて、つないでーねー。

いいよー。


歩いた。普通に、優雅に、あっちょうちょ、とか指差しながら歩いて、車に乗り込みました。
保育園の駐車場についたら、さくさく降りて、歩いてお教室まで、行った。。。

 

すごいねえ。歩くの楽しいねえ。息子氏とててつないで歩くと、母ちゃん楽しいんだよー。

うーん!ぼく、アルケルよダッテ!(ドヤ)

 

 どうも、こころが離れている感覚があるときは、アルケナイになるみたいだなあと、その後の観察からわかった。
今も基本歩けてる。だけど、こら!って言われた日(直後でなくても)とか、家の中で母ちゃんを見失った日(これも直後でなくても)など、「不安」があった日は、「アルケナイ」発生率が高い。

 そして、それって、1日くらいは残ってる。忘れてないっぽいです。

2歳半って、愛着形成の揺らぎがあるのだなあ、
親に、一貫性があることがとっても大切だよって、アメリカ人の先輩パパさんに言われたけど、そうだなあ本当に。と思った昨今。

 おしまい。





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