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「PTA活動がとっても楽しい。子どもも楽しみな読み聞かせの時間」

                                                                                               2004.9.16記録
小学校で私が参加しているPTA図書係の、前年から希望だった朝の読み聞かせ活動がついに今年からできるようになりました。私も三年生の長男のクラス担当になり、さっそくこの日から始めることになったのです。
 
毎週木曜日が朝読書の時間で、この時間に担任の先生方と打ち合わせしてやるのですが、事前にはもう先生からはお任せ、という感じだったので私としてはまず月に一回から始めるつもりでした。
 
静かに読書したい子もいるんじゃないかと思ってのことでしたが、やはり子どもたちって誰かに読んでもらうとかお話を聞きたいという願望があることが、じかに接してわかりました。
「二週間に一度にしようか?」と提案すると、
「え~?一週間に一度がいい!」という声。
「毎週ってこと?」と聞くと「毎週がいい!」だそう。
これは頑張って読まなくては!
 
とにかく初日ということで緊張はしましたが、みんながすごく歓迎してくれたので我を忘れず読むことができました。まず初めに読み聞かせをすることになったことと自己紹介から。

そして本日予定の『地雷ではなく花をください』(柳瀬房子 著 葉祥明 絵 自由国民社)を読むに当たり、去年の地雷教室のことを引き合いに出してみました。意外にもみんなそのことを忘れていたのはオドロキでしたが、おかげで思い出してもらうためにもこの本を選んでよかったと思いました。
「ときどきこういうことが、どこかでまだ行われていることを思い出してくださいね」と言って読み始めました。
 
時間がまだ残っていたので、あらかじめ用意していたもう一冊の『ペレのあたらしいふく』(エルサ・ベスコフ 作 おのでらゆりこ訳 福音館書店)を読みました。これはこの絵本が何を言いたいのか、自分でじっくり考えて欲しいので特別解説はナシです。
 
終わって帰り際、誰かが「長男君、いいなあ!」と言いました。こうやって本を読んでくれる人が母親だってことがおそらくうらやましいのだと思いました。
まだまだ三年生。かわいいですね。
きっとその子は、帰ってからお母さんに「絵本読んで」っておねだりするのかもしれませんね。
そんなこんなでなんとか初回が無事に終わりました。
また子どもたちにふさわしい、喜んでくれる本を探さなきゃ。



 

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