そよみー

2030年の自分が読んで「ふーん」となるようなことを書き残したい

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    血行がよくなった後に、ととのってない雑文を書き散らすコーナー

記事一覧

夢の中で乗った江ノ電はなぜか大船駅に着いた

「鎌倉や逗子には、いや、鎌倉や逗子に住んでいる人たちには、お金持ち特有の余裕、抜け感、海でしょ山でしょキャンプでしょ感があってどうもいけすかないんだよ」と江ノ電…

そよみー
2時間前

楽器ってさ、もっと簡単に音が出ればいいのにね!とMr.フレンドリーに言われた

「おぉ〜、ひであき。でかくなったなぁ。高1? 高2?」 「4月から高2です」 「部活は何かやってんの?」 「吹奏楽部でトランペット吹いてます」 「トランペット! ブラ…

そよみー
19時間前

「調理師をしてます」と卵顔の女は言った

「色が白くて、丸顔で、おぼこい感じなので、金や権力もってるおじさんに好かれがちなんですよね」 広瀬姉妹や上白石姉妹の妹ですと言われても信じてしまうかもしれない可…

そよみー
1日前
1

他人のラッキーナンバーには興味がないし私は一生数字の話をされるのだろう

大学時代に付き合っていた彼はスロットにはまっていて、というか、もはやそれが職業なんじゃないかというくらいパチスロ屋に入りびたっていて「俺のラッキーナンバーはナナ…

そよみー
3日前
1

フォントサイズは18pt以上で。11pt以下はフォンハラとみなします。

新入社員研修がはじまって7週目に突入。来週には配属部署が発表されて、6月からは希望の部署もしくは希望じゃない部署での実作業がスタートする。 会社に入る前は「研修…

そよみー
4日前
5

おい学生さん!その会社に入るのはやめといたほうが!

と、言いたい気持ちをぐっと我慢している。 ここはとあるスーパー銭湯。風呂上がりの休憩スペースは広く、漫画がたくさん並んでいたり、テレビ付きのリクライニングシート…

そよみー
4日前
1

胃の中とコインポケット、その直線距離はけっこう近い

ひさしぶりにアイスコーヒーを飲みながら、名古屋の喫茶店では朝だけでなく昼も夜も「モーニングセット」があるらしいという話を思い出した。 きょねん転職して在宅勤務を…

そよみー
6日前
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「遠くの親戚より近くの町会」ですから

と挨拶に行ったお隣さんが言うんです 「渡る世間に鬼はなし」と思いたいが 「七度尋ねて人を疑え」と自信がなく 「人をみたら泥棒と思え」と育てられ 「明日は明日の風…

そよみー
6日前
1

好きな人の髪は、いつだっていい匂い

近所の銭湯に行ってのれんをくぐろうとしたら、大きな壁が現れた、と思ったらお相撲さんだった。彼はとても立派で綺麗な髷(まげ)を結っていた。彼らは毎日髪を洗うことは…

そよみー
7日前
1

看板猫はスマホのシャッター音を聞くたびにニャーと鳴いた

「ああ、あの路地のとこにある駄菓子屋さん?小学校の頃よく行ってました」 今でも来てもらっていいんですよという言葉をぐっと飲み込むのは何回目だろう。私は祖母がはじ…

そよみー
8日前

ずらりと並ぶきんみやーーーん

金 金 金 金 金 宮 宮 宮 宮 宮 おいしい、飲みやすい、だけでなく、この無骨なボトルと爽やかな色合いのラベルもいいんだよなぁ。 金 宮 ほぼ左右対称なのも美…

そよみー
9日前

🐈猫を飼いたいなぁと思っていたら、ロボット掃除機が擦り寄ってきた

朝起きたらまずロボット掃除機を起動し、30秒モンダミンをして、歯を磨き、顔を洗い、ブリタで水を濾過して、ティファールで湯を沸かす。緑茶を淹れる。 「淹れる」なんて…

そよみー
10日前
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まめちゃんの、ひきわり納豆強化月間

豆子のことを、人はたいてい "まめちゃん" と呼ぶ。 子どもの頃はなんでこんな名前を…と親を恨んだこともあったが、一度挨拶すれば必ず覚えてもらえるし、近頃では「鬼滅…

そよみー
12日前

防寒や日除けではない、おしゃれアイテムとしての帽子について

GWを機に再開したnoteの投稿。文章にすることで「あ、こんなこと考えてたんだ」「こんなことにムカムカしてるんだ」「そんなことどうでもいいのに」と自分を客観視できる。…

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12日前
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つば九郎について考える。年齢やピークや世代交代について考える。

東京ヤクルトスワローズの人気マスコット、つば九郎。 スケッチブック上で繰り広げられる鋭いコメント、もはや名物となったバズーカや空中くるりんぱ、音楽に合わせて踊る…

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2週間前
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いつも怒っている人からは距離を置こう

父は怒りっぽい人だった。年に何回か癇癪をおこして「うるせえ黙れ馬鹿野郎!」と吠えていた。冷静に、威厳を保ったまま、相手に対して説明や説得ができない人だった。 今…

そよみー
2週間前
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夢の中で乗った江ノ電はなぜか大船駅に着いた

「鎌倉や逗子には、いや、鎌倉や逗子に住んでいる人たちには、お金持ち特有の余裕、抜け感、海でしょ山でしょキャンプでしょ感があってどうもいけすかないんだよ」と江ノ電の中で話す友人Aが誇らしい。 学生時代からの友人B (たまにいけすかないがいい人)の家へ向かっている土曜12時の江ノ電は平日朝の東急田園都市線よりも混雑していた。その大半は地元住民じゃなくてインバウンド、そして神奈川県民なのに横浜に住んでると微嘘をつくような人たちと仮定する。 車内では赤ちゃんがぐずりはじめるし、海

楽器ってさ、もっと簡単に音が出ればいいのにね!とMr.フレンドリーに言われた

「おぉ〜、ひであき。でかくなったなぁ。高1? 高2?」 「4月から高2です」 「部活は何かやってんの?」 「吹奏楽部でトランペット吹いてます」 「トランペット! ブラバンの花形! パラパパパーンだな!!」 「昨日も野球部の応援でパラパパーンしてきました笑」 「そっか。コンクールだけじゃなくて応援もあるのか。いいなぁ」 「うちの野球部、毎年ベスト8くらいまでは進むんで、試合がけっこう多くて大変です」 「いいじゃん。オレも学生時代に楽器やればよかったな〜」 法事で数年ぶりに会っ

「調理師をしてます」と卵顔の女は言った

「色が白くて、丸顔で、おぼこい感じなので、金や権力もってるおじさんに好かれがちなんですよね」 広瀬姉妹や上白石姉妹の妹ですと言われても信じてしまうかもしれない可愛さのリオンちゃん。韓国人。金権おじさんたちをばっさばっさと切り捨てながら生きてきたらしい。 「焼肉おごってくれるっていう人は好きだけど、寿司おごろうとする人は怪しい。それと港区女子はマジで軽蔑してます。わたしは一生荒川区から出ません」 そう言いながらマッコリをがぶがぶとかっくらう姿をみて、年下だけどリオンねえさ

他人のラッキーナンバーには興味がないし私は一生数字の話をされるのだろう

大学時代に付き合っていた彼はスロットにはまっていて、というか、もはやそれが職業なんじゃないかというくらいパチスロ屋に入りびたっていて「俺のラッキーナンバーはナナ。セブンじゃなくてナナ」と語り、下駄箱やロッカーなど数字が選べる系の場所では【7】や【77】を好んだ。別れた数年後に高速道路のサービスエリアでばったり会ったとき車のナンバーが【777】で相変わらずだなーと笑ってしまった。 かくいう私も生まれた日から約25年、つまりは9000日以上、家族や友だちにナナと呼ばれ続けてきた

フォントサイズは18pt以上で。11pt以下はフォンハラとみなします。

新入社員研修がはじまって7週目に突入。来週には配属部署が発表されて、6月からは希望の部署もしくは希望じゃない部署での実作業がスタートする。 会社に入る前は「研修2ヶ月って長すぎるよね」「研修中に人事に目をつけられるといきなり地方に飛ばされるらしいよ」なんて話していた。はじまってみたら光の速さで7週目だし、すでに人事に目をつけられている。 毎日のように課題が出て、3日に1日はプレゼン演習があり、5日に1回はいろんな部署の先輩方(おじさんやおばさん)と交流会という名の飲み会が

おい学生さん!その会社に入るのはやめといたほうが!

と、言いたい気持ちをぐっと我慢している。 ここはとあるスーパー銭湯。風呂上がりの休憩スペースは広く、漫画がたくさん並んでいたり、テレビ付きのリクライニングシートがあったり、パソコン作業ができるようなエリアもある。 ワンピースって今何巻まで進んでるんだっけ?と思いながら本棚をみてまわる。10巻、20巻くらいならともかく、50、80となると集中力も記憶力も追いつかない。え?108巻?煩悩じゃん! 「少年ジャンプ史、いや、漫画史にのこる名作をリアルタイムで読まないなんて損です

胃の中とコインポケット、その直線距離はけっこう近い

ひさしぶりにアイスコーヒーを飲みながら、名古屋の喫茶店では朝だけでなく昼も夜も「モーニングセット」があるらしいという話を思い出した。 きょねん転職して在宅勤務をすることが増えたから、朝食も自炊するようになった。トースト、ホットコーヒー、たまにソーセージや目玉焼きも焼く。 ここにサラダが加われば映えるしバランスもいいんだろうけど、朝からレタスちぎったりきゅうり切ったりするほど暇じゃないんだよねと思う(ので外食する時は最初になるべくサラダを頼む)。 ホットコーヒーはカップ2

「遠くの親戚より近くの町会」ですから

と挨拶に行ったお隣さんが言うんです 「渡る世間に鬼はなし」と思いたいが 「七度尋ねて人を疑え」と自信がなく 「人をみたら泥棒と思え」と育てられ 「明日は明日の風が吹く」なんて嘘で 「明日ありと思う心の仇桜」ですよ! (いずれ散りゆく遠くも近くも町会も)

好きな人の髪は、いつだっていい匂い

近所の銭湯に行ってのれんをくぐろうとしたら、大きな壁が現れた、と思ったらお相撲さんだった。彼はとても立派で綺麗な髷(まげ)を結っていた。彼らは毎日髪を洗うことはなく、週に1〜2回という頻度で髪を洗うらしい。洗うときは銭湯ではなく相撲部屋で洗うのかな? 世の中にはびんづけ油フェチという人がいるらしく、バニラのような甘い香りにうっとりする〜、なんていう話を見聞きしたことがある。 そういえばこの間、上野の美術館で「大吉原展」というのを観てきたのだが、描かれている(写真も何枚か展

看板猫はスマホのシャッター音を聞くたびにニャーと鳴いた

「ああ、あの路地のとこにある駄菓子屋さん?小学校の頃よく行ってました」 今でも来てもらっていいんですよという言葉をぐっと飲み込むのは何回目だろう。私は祖母がはじめた街の小さな文具店を引き継いでいる。文具コーナーよりも駄菓子コーナーのほうが大きく、いちばん場所をとっているのはアイス用の冷凍庫だ。 文具も駄菓子もちょっとしたおもちゃも、200m先のコンビニに行けば買える。うちの店にくるのは昭和から今までずうっと小学生がメインだ。平和で、レトロで、薄利少売。コロナ騒ぎの時に締め

ずらりと並ぶきんみやーーーん

金 金 金 金 金 宮 宮 宮 宮 宮 おいしい、飲みやすい、だけでなく、この無骨なボトルと爽やかな色合いのラベルもいいんだよなぁ。 金 宮 ほぼ左右対称なのも美しい。

🐈猫を飼いたいなぁと思っていたら、ロボット掃除機が擦り寄ってきた

朝起きたらまずロボット掃除機を起動し、30秒モンダミンをして、歯を磨き、顔を洗い、ブリタで水を濾過して、ティファールで湯を沸かす。緑茶を淹れる。 「淹れる」なんて書くと、ちゃんとしたお茶っ葉と急須でいれていると思われるかもしれないが、伊藤園の「お〜いお茶 プレミアムティーバッグ」を愛用している。 あの大谷翔平も飲んでいるというお〜いお茶である。しかもプレミアムだぞ、えっへん、と思いながら伊藤園のホームページをみたら新茶のティーバッグもあるではないか。聞いてないよ〜いお茶。

まめちゃんの、ひきわり納豆強化月間

豆子のことを、人はたいてい "まめちゃん" と呼ぶ。 子どもの頃はなんでこんな名前を…と親を恨んだこともあったが、一度挨拶すれば必ず覚えてもらえるし、近頃では「鬼滅の刃」に禰豆子というキャラが登場したり、松たか子が大豆田と名乗ったり、むしろカッコいい漢字じゃないか、みたいになりつつある。ありがたい。 豆子は自宅の冷蔵庫に納豆を常備している。365日のうち333日は納豆を食べているはずだ。『腸活』なんて言葉ができるウン十年前から納豆とともに歩んできた。私の体は納豆でできてい

防寒や日除けではない、おしゃれアイテムとしての帽子について

GWを機に再開したnoteの投稿。文章にすることで「あ、こんなこと考えてたんだ」「こんなことにムカムカしてるんだ」「そんなことどうでもいいのに」と自分を客観視できる。 さて、今日は特に書きたいことがない。いま私の斜め前にいる老人について書いてみよう。ニット帽、メガネ、ヤギのような白い髭、手には週刊文春。ニット帽は冬用のものだろうか、おそらくウール製で厚みのあるタイプだ。 たまに一年中ニット帽をかぶっている人に遭遇するが、さすがに夏は暑苦しいよ!と思う。「これは夏用のサマー

つば九郎について考える。年齢やピークや世代交代について考える。

東京ヤクルトスワローズの人気マスコット、つば九郎。 スケッチブック上で繰り広げられる鋭いコメント、もはや名物となったバズーカや空中くるりんぱ、音楽に合わせて踊る姿もかわいらしい。 チームが勝ったヒーローインタビューではおどけて、他チームのマスコットやダンスチームのPassionに対しては容赦なく荒ぶり、監督やベテラン選手やゲストに対しては意外と礼儀正しい。 アメブロでたまに(年に数回だけ)綴られる選手やチームに対する愛が溢れまくっている文章は感動的で、競馬の予想は結構当た

いつも怒っている人からは距離を置こう

父は怒りっぽい人だった。年に何回か癇癪をおこして「うるせえ黙れ馬鹿野郎!」と吠えていた。冷静に、威厳を保ったまま、相手に対して説明や説得ができない人だった。 今でこそ「こどもっぽいなぁ」「論理よりも感情が上回っちゃう人だったんだ」と感じるが、当時は母や自分に向けられた鋭い声や表情から逃げることはできなかった。 怒りや不機嫌を表に出すことで相手をコントロールしようとする代表格といえば、そう《赤ちゃん》である! 赤ちゃんは泣いたりぐずったりすることで、保護者や保育士にアラー