キセキ~あの日のソビト~


映画の中の兄は音楽で売れず、趣味で音楽を始めた弟を支える。嫉妬や後悔を抱えていたのだろうか。弟を含めた4人組は兄が考えたグループ名で活動を続ける。


 Greeeen 




2人とも厳格な父親に反対されていた状況は、バイトしながら声優やバンドを続けている人達と重なる。反対されない人なんて一部だろう。子どもが心配だからこそ、激怒し反対する。


彼らを知ったのは中学生だった。掃除の曲で「キセキ」が毎日流れていた。どんな歌手かも知らなかったけど、自然と口ずさんでいた。


明日、今日よりも好きになれる



彼らとの出会いから12年。また再会できたのは「縁」



「人は、10代で聴いた歌を一生口ずさむ」



どこかで聞いたことのあるコトバ。昔聴いた曲は懐かしいだけではない、その場所と人に会いに行くためのタイムマシーンだ。通っていた中学校は残っているけど同級生と先生はもうおらず、必死で練習したトロンボーンはどこにあるのかわからないけど、新しい楽器が部屋に置いてある。


これからも作品に出会うたびに何かを思い出し、考えてしまうのだろう。次はまだ決めてないので、明日からの自分にまかせて早く寝よう。仕事だ。

#エッセイ




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