見出し画像

ケトルベルを持って歩く -ハイキング 西丹沢-

これまで4回ほどケトルベルを持って山に登って来ました。冬場のトレーニング(なんの?)として楽しく出来るのでレポートします。

■西丹沢へ。

その日はいつもBBQやキャンプをする仲間と丹沢湖近くのキャンプ場で一泊して美味しいものを食べる企画。
”キャンプだけではつまらない”というショーコ姉さんの提案で我々は”ハイキングをしてから合流しようぜ”となった。しかし、ただのハイキングでは超人シスターには物足りないと思い、ケトルベルを持って行く事を提案するとすぐに食いついて来た。姉さんは控えている自身の挑戦の体力づくりをするのに良いトレーニングになるとのことのようだ。

スクリーンショット 2022-02-12 6.33.15

スクリーンショット 2022-02-12 6.33.28

コースは西丹沢ビジターセンターから檜洞丸を目指し、犬越路から下り用木沢出合へ出てビジターセンターへ戻るコース。データーを見ると距離15km、獲得標高1200m、移動時間5時間、総時間7時間17分(休憩を含む)。距離にしては勾配があるコース。

■ケトルベルの洗礼。

僕は今回20lb(9kg)を持参、普段持ちの30lbは山では持って歩けない、以前試しに30lb持って弘法山へ行ったのですが、とんでも無いことになってしまい山と平地は別物であると知った。姉さんは3kgを持って来た言っていましたが、よく見ると10lb(4.5kg)でしたが余裕そう。
しかし今回初めてのケトルベルウォーク。誰もが受けるケトルベルの洗礼”僧帽筋痛”でちょっと辛そうだった。檜洞丸到着、展望もよく東には蛭ヶ岳、西には富士山、遠くは南アルプスまでくっきり見える。ここで休憩、コーヒー飲んだり菓子食べたりしているうちに姉さんの僧帽筋痛はそれほど感じなくなったそうだ。いつもの謎の復活。
ケトルベルウォーキングはこの洗礼を受けた後はどんどん距離を伸ばして歩けるようにる。

画像3

■下りもきつい。

登山での事故の7-8割が下りで起こる。西丹沢の痩せすぎ尾根の下りは用心して下りる。途中鎖場やガレた路面のところは無理せず、ザックに入れて通り過ぎる。僕は下りより上っている方がいい、細心の注意をしていても何度か滑った。上り以上に体幹を使ってバランス取るのでコアのトレーニングとしては最適だと思うけど。
犬越路から用木沢出合へは通行止めとのことだったが、登山者に通れるとの情報を得ていたので下る。”もしダメだったらまた上り返してもいい、ヘッデンも持って来てるし”と、さすが超人シスター。

画像4

■丹沢いい。

犬越路を下りきり川沿いに歩くと丹沢の良さを実感する。派手な山じゃないし、ハイキングとしてある程度の体力がないと楽しむ事が出来ない。だからケトルベルを持って歩けば大冒険になる。近くにこんなフィールドあることに感謝しかない。心配していた通行止め区間も歩行者は通行可能でした。
最後の力を振り絞ってハイキングは終了。その後温泉に入って、仲間のいるキャンプ場で美味しいもの食べてお酒を飲んだのは最高の時間でした。

画像5

■ケトルベルウォークで本能が目覚める?

半日も持ち歩いていると何故かケトルベルに愛着が湧いてくる。特にハイキングのようにちょっとハードなことすると余計に。
”よく頑張った!”とケトルベルに話しかけたり、撫でたれり。理由はよくわからないが、何かの本能的な物のかも知れない。
話は違うが本能ということであれば人間には狩猟本能がある。日本人は農耕民族と言われているが、日本人の歴史から見れば農耕が始まったのはつい最近、食べ物の確保は狩猟と採集の期間が長い。ケトルベルを持って歩く行為は狩猟や採取で得た食べ物を運ぶ作業と同じ。せっかく手に入れた食べ物も家まで持って帰って家族や村人に分け与えなればならない。そうした能力が高い人間がその種族を支えてきたのだと思うと重いケトルベルを持って歩いていると、知らない人に声をかけられることも納得する。勝手な解釈ですけど。

画像6

■結局ケトルベルを持って歩くって。

ケトルベル以外にも以前からダンベルウォーク、ノルディックスキーウォークなど何か持って歩くことで体に負荷をかけ、普通に歩くより運動量をあげるスタイルの歩き方があるが、ケトルベルウォークも同じです。何かを持って歩く行為は何故か楽しい。ケトルベルウォークの科学的なメリットはデータがないので分かりませんが、個人的な意見ですがケトルベルを持って歩く行為は何かの達成感があり、気持ちがいいです。結局よくわからないですが楽しいのでよかったやって見てください。

日本ケトルベルウォーキング協会 FaceBook
ケトルベルを持って歩く  -まえおき-
ケトルベルを持って歩く -準備、ケトルベル編-
ケトルベルを持って歩く -準備、心構えとアイデア編-
ケトルベルを持って歩く -グループウォーク-


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?