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NIIGATA SPARTAN RACE BEAST 2021に出場してきました。

スパルタンレースって?

アメリカ発祥の障害物競争的なレース。Sprint(5km 20障害物), Super (10km 25障害物),  Beast(21km 30障害物)の種類があります。障害物と行っても登って超えるものあれば、重たいものを持って歩くものやロープを使うものなど様々、持久力と筋力と技術も必要となる総合格闘技に近い。
Supreのイメージビデオ

今回で3回目のスパルタンレース

僕の1番最初のスパルタンレースは2017年日本初のスパルタンレースの大会でした。まだスパルタンレースが超マイナー大会で面白そうだから出てみようということで何もわからずエリートにエントリーして11位という半端な結果。いいのか悪いのか(笑)年代別の順位では1位だったようですが。。。
その後日本でも千葉、相模湖、水上と各地でやるようになっていたのですが、ちょうど膝を悪くしたこともあって走ることも出来ずスパルタンレースからは遠ざかっていました。病院に行ったり、膝のリハビリを兼ねて山歩くや筋トレなどやりなが去年の暮れぐらいからようやく良くなり、今年の春ぐらいには8割ぐらい復活、7月に横須賀で大会があると知って衝動的にSprintへエントリー、今回はエイジカテゴリー。
2017年の最初に出た時より最近の選手レベルもリザルトを見ると上がっているようでちょっとビビリなから出場。
結果4位、自分では”意外に良かったじゃん”とその時は思ったましたけど、じわじわと悔しいさというかタイム差が気になりだして、あそこであーすればもっと時間が詰まったのではとか考え始めてしまう。
これで心にスイッチが入り、9月の新潟大会のBeastに向けての練習計画を立てた。

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7月の横須賀での大会はとにかく暑かった。

レースまでにやったこと

Beastは距離が21kmと長い、しかも2019年に同じ場所の大会を参考にすると、タイムを縮めるのには上りでバテないで走り切ること、下りのスピードをつける、障害物はその次、なのでレースまでにトレランを多く取り入れた。
8月には毎週末に丹沢方面と1回富士山へ。9月は丹沢、箱根を走る。距離にして15-20km出来る限りノンストップを意識する。
元々走るのは不得意、特に下りは下手過ぎて楽しくないしストレスになる。逆に上りは自転車と同じ脚の動きなので心肺機能生かしてレースでは上りで時間を稼ぎぐ走りするのでスタミナ強化のトレラン練習。
また、暑い時期に走ることなどしたことないので水分補給もどうしたらいいのかトレランをしてその感覚を掴むことに。
二の次にした筋トレはマシーンよりより体のバランスを必要とするケトルベルのエクササイズを取り入れた。笑われてしまうかもしれませんが、ケトルベル30LBを片手に持って5kmのウォーキングをしたりもしました。
地味だけど確実に強くなります。(笑)
後は基本的なスクワットやデットリフトの筋トレに加え、CrossFit的なメニューで体の動きを上げるトレーニングを週3回。心肺機能維持のための自転車やローマシーンを使ったメニュー、不得意なランも週30kmぐらい。
年齢的にもリカバリーが難しいお年頃なのでよく寝ることを心がけアルコールやカフェインにもちょっと気をつけました。(つもり)
体重を絞りたかったのですが、なかなか落ちず1kg減ぐらい。

レース当日

レース会場は家から210km車で2時間半、会場には7時前に到着。自分で作ったおにぎりを2つ食べる。水分補給は車中で来るまでに2Lぐらい飲んだ。レースまでに口にしたものはこれだけ。基本的にエナジージェルや固形物は5時間程度の運動だったらなしで平気。自転車の練習も朝なにも食べないで走ってからお腹が空いたら食べる程度。
エネルギーの補給はある局面では大事だけど、スパルタンレースの場合わからないので今回はこれでいいう判断。
なので持ち物はパラチノースを溶かした1Lの水、肩の両脇に付けるタイプのボトルに入れ補給食は無し。足りなくなればエイドで水分補給すればいい。

レース本番

9時15分おっさんグループの2番のパックでスタート。いきなり斜度が25%以上の続く激坂。3.5kmの距離で600mの獲得標高。上っているか下っているかしかないコース。スキー場だから当たり前だけど過酷過ぎる。獲得標高はレース全体で1757m

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スタート500mで集団はバラバラ、1kmもしないうちに一人でになり、前にスタートした選手を目標にパスして気持ちが折れないようにペースを刻む。上りでしかペースを縮めることが出来ない自分の走りなのでなるべくスピードは落とさない。
反対に下りでは極端にスピードが遅くなってしまうので色々走り方を変えたりしましたが、、、これからの課題です。
30ある障害のうち2つをミスしてクリアー出来ず。Twisterというぶら下がって手だけで渡る障害。モンキーバーが横ならこれは縦につかまるところが付いていてそしてそれが動く、最後の最後で滑ってしまった。
もう一つはSpear ThrowこれはSprint競技にもあるのですが、過去2回いずれも成功させたことがありません。障害物をミスするとバーピーを30回やらないといけません。このペナルティが大きく時間と体力を奪います。2回だったのでまだ良かったのですが、それでも10分のロスと体力の消耗で脚が攣りました。
個々の障害物のことは長くなるので書きませんが、障害物には技術的な要素が必要なもとパワーが必要なもの、それとその二つがないと出来ないもの例えば40kgの鉄球などはコツがないと持てない。ジムでデットリフトのトレーニングだけじゃ上げるの難しいです。
前半にあったトレイルランの下り上りの混ざったコースは比較的スムーズに走れましたが、段々と疲労が溜まるにつれ、特に下りがグダグダになり、一度大きくスリップしてしまいました。
疲れてくるとちょっとした動作もキツくなり、思わず怪我をしてしまう可能性もあるので慎重にゴールを目指して動き続けました。
心拍はずーっと僕の最大心拍に近くレース通して常に高い値でした。

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時間が経つにつれ気温も上がり、水分補給の回数も多くなる。極力回数を減らすことでタイムロスを無くそうと思っていましたが、過酷過ぎるコンディションにそのツケが後半まわって来ました。脚が攣りだしそれが止まらない最後の5kmぐらいからは注意していないとバキっと両足が攣ります。こんなに脚が攣ったことは人生で初めてでこれが後で大変なことになるとは。
目標タイム4時間内としていましたが、時計を見るともしかしたら4時間切れるかも?終わっている脚がこれ以上ダメにならないように慎重かつギリギリの負荷で下って行く。最後の焚き火を飛び越えゴール。
タイムは自分の時計で3時間55分、ギリギリ4時間切れて嬉しい。
ただし、ペナルティーが後で加算されたら分からないので公式結果を4日後に待つ。ペナルティーはバーピーがきっちり出来ていなかったりしたなどで録画されているのでビデオでチェックされて加算されるらしいです。

結果と次回の課題

こんなレースもう出るか!と思いながらも正式な結果が出るまでレースを思い出しながらデータを見ながらそれをトレースし、まだ改善出来ると考えだすとそれを試したくなる。次もレースに出るか(笑)
結果はエイジカテゴリー50-54で1位、全体でも19位。嬉しかったのは50代で4時間切ったのは僕だけだった。53歳でも頑張ればもうちょっといけるかも。
課題はやっぱり走力、特に下りの体の使い方。これからの季節は自転車のオフシーズンなのでトレランを多くして走る機会を多くしたいです。
障害物に関してはあまり心配ないですが、ジムでの筋トレをマシーンの比率をグッと下げてフリーウエイト特にケトルベルやクラブを使う様なメニュー今まで以上に入れたい。後はローマシーンで上半身の持久的な運動が出来るトレーニング。また、疲労の回復をどう促進するかこれはトレーニングと同じ考えで積極的にアプローチしないと、特にこの年齢になると筋肉が直ぐに固くなったり怪我をしやすくなるので。
そう、レース中の脚の攣りですが、レース後直ぐに車に乗って帰路。高速道路を運転中両手が攣ってしまって悶絶、そのうち脚も攣りだし車のオートドライブ機能に助けられてことなくを得ましたが、帰る前しっかりケアするか、一泊泊まっていくぐらいの余裕が必要と感じました。
次回は来年、出来ればBeastの上のUrtal (50km 60障害物)に挑戦してみたいです。(海外でしか行われていませんが、近場だと台湾)

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