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トラブルは女湯で起こる♀女の争いは終わらない!


 

トラブルは女湯で起こる

こう断言するのは、時代に沿っていないかもしれませんが、僕が17年間スーパー銭湯の運営に直接携わる中で、男湯と比べ圧倒的に女湯の方がお客様同士のトラブルが多かったです。

洗い場の場所とり問題

多くのクレームの一つに、洗い場の場所取り問題があります。

スーパー銭湯の館内アナウンスで、洗い場の場所取りの注意喚起をお聞きになった記憶のあるかたも、多いのでがないでしょうか? 

浴槽に入浴をしている間、洗い場に自分の洗面用具を置く行為のことです。

場所取りは、男湯ではほとんど起こりません。中にはそうされる男性もおられますが、圧倒的に少ないのと、それ自体を問題視することがないのです。

女性は男性よりも洗髪やトリートメント、お身体を洗うのにも時間がかかるのはわかります。だからこそ、混雑した日や、時間は洗い場の取り合いにならないよう譲り合いの精神を持って頂きたいのですが・・・

いい争い、悪いのはどっち?

”あの女(ひと)が、予約していた洗い場の私の洗面道具を勝手に動かしたから、注意をして!”

とクレームを言ってきたお客さんが、

”ここのお客はマナーが悪いわね”

ですって、笑い話にもなりませんよ(怒)

浴室担当のスタッフが、呆れたように報告をしてきます。

なかには、それが原因で、浴室内でお客様同士が言い争うこともありました。

洗い場の予約とは、なんとも都合のよいいい分ですが、それはルール違反の場所取りです。

いずれにしても、僕自身は中の様子を見に行くことも、仲裁することもできませんので、百戦錬磨の女性スタッフに頼らざるを得ませんでした。

サウナの支配者

女湯内の争いは、サウナの中でも、ドレッサーでも行われます。

サウナ内に自分のバスタオルを置いて、場所をキープしたり、あれこれ指図を始めたりと、やたらと空間を支配し始めるかたがいます。

こういったかたのことを、社内では牢名主(ろうなぬし)と呼んでいました。

こういう人が問題になるのも、男湯より女湯のほうが多かったです。

そして、そういったことをクレームとして施設側に指摘してくるのも、大半が女性のお客様なのです。

これは、決して悪い意味ではなく、施設側からはありがたいことです。

施設としては、対処できずにお客様が減るほうが怖いのです。ですから、牢名主が生まれないように、浴室担当の女性スタッフには情報を聞き逃さないようにお願いして気配りをしていました。


男湯にも突然腕立て伏せや柔軟体操を始める人もいるにはいますが、それをクレームというより、「変わったおっさっん」として捉えられ、問題視されるかたは少ないように思います。

空間を作り出す、或いは空間を自分なりに快適なものにし、安心の場所を守るというのは母性本能の一つなのでしょう。

今は男とか女とかいう時代ではないですが、やはり性(さが)というものはあるように思います。

男は、そういった場所を求めて彷徨い歩く・・・なんていったっらこれも問題発言ですね。

銭湯や温泉は人間が裸になって寛ぐ場所です、譲り合いの精神で気持ちよく利用しましょ!







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