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【TFT SET8.5】らいるるるスペシャル(スーパーアングラ ケイルリロール)

 1.概要

 みなさん、はじめまして!本記事の執筆を担当させて頂いた「じんにく」(@pageratta1)と申します。
 私は、らいるるる氏が考案したケイルリロール構成を配信で見て「楽しそう!ぜひみんなにも知ってもらいたい!」と思い、本記事を作成するに至りました。

 ケイルリロールと聞いて、みなさんはどんなイメージをお持ちですか?
おそらくですが、大半のプレイヤーが「やったことない」「弱そう」
「トロールだろww」などと感じる事でしょう。
 はじめに、私から言っておきます。”毎試合” この構成をプレイするのはみなさんのイメージ通り、確かにトロールです。
 何でもかんでもケイルリロールに突っ込んでいくのでは、8位を取りまくってしまう事でしょう。
 しかし、きちんと条件が良いときに向かえば、問答無用で1位を狙える
無限のパワーがあるんです!

・・・信じられませんか?

まあ確かに、口で言うだけで信じろという方が無理な話ですよね。
では、証拠をお見せしましょう。

オレソル相手に1位を取った時のスクリーンショット

 これは、ケイルリロール考案者のらいるるる氏が1位を取っている
試合ですが、なんと相手はオレソル星3!
 4コス星3に勝てるとなると、かなりポテンシャルを感じますよね。
ここまで完成させるのは、細かいお金の管理やリロールタイミングなど
それなりに難易度の高い立ち回りが要求されます。
正しく進行できないと、夢半ばで散ってしまうでしょう。

 本記事は、ケイルで1位を取る夢を夢のまま終わらせず、現実にするためのガイドです。

2.ケイルリロールに向かえる条件

 1項で説明したように、条件が良くないとケイルには向かえません。
その条件に関してですが、まずは適したヒーローオーグメントが必要です。
ヒーローオーグメントを無視するとパワーが足りなくなります。
 また、終盤まで勝ち切るためにアンダーグラウンドは必須です。
アンダーグラウンドに関する共通認識として、基本的に3周目までの回収が弱いです。
3周目までの段階で雑に回収する or 4周目まで行って終盤の完成度を高くすることになりますが、この構成は3周目までの回収は弱いです。
絶対に4周目まではいきたいので、早めにアンダーグラウンドを盤面に出しておく必要があります。

 これらを踏まえて、ケイル構成をプレイするためには次の2つの条件を満たす必要があります。

  1. ヒーローオーグメントが、下記のいずれかである。
    「聖なる上昇」(ケイルC)
    「容赦なき連撃」(ヴァイC)
    「ガーディアンスピリット」(マルファイトS)
    ※「デアデビル」(サミーラS), 「パワーグリッド」(ソナC)
    に関しては、盤面の完成度を高く出来れば選択肢に入ります。

  2. 遅くとも2-5までにアンダーグラウンドが出ている

この条件を無視してケイルに向かうと
残念ながら下位を取る可能性が高いので注意してください。

3.進行

 最終形はこのように、低コストリロールお馴染みのスーパーを使った形に
なります。

最終 盤面

 他への派生はほぼありません。この形に向かうことだけを考えましょう。
序中盤の進行ではアンダーグラウンドを優先する必要がある為、
Lv4,5ではスーパーを出さず、Lv6でスーパーが出ることになります。

Lv.4 盤面
Lv.5 盤面
Lv.6 盤面

 スーパーを使うので、メインキャリーのケイルを☆3にした後もなるべく多くの☆3を作ります。
 ここは「1コストを☆3にした後ひたすらレベルを上げる」アッシュリロール構成とは違う点ですので、注意しましょう。
 そして2項で説明したようにアンダーグラウンドを早めに出す必要がある為、2-5で出ていないのであれば、このタイミングで無理矢理リロールをしてアンダーグラウンドを拾わなければいけません。

 これを読んだあなたは「え・・・?2-5で回していいの?拾えなかったらどうするの?」と思われることでしょう。
 その気持ちは分かります。しかし、何度も言うようにアンダーグラウンドは必須です。出るか出ないかではなく、気合で「出す」のです。
強い信念を持って駒を引き寄せてください。
 真面目な話をすると、まだヒーローオーグメントが出ていないのであれば他の構成に向かう選択肢もあるので、アンダーグラウンドの為にリロールするか、それともケイルは諦めるか、ここで決めてください。
 他の構成に関しては後の7項で説明しているのでそちらを参考にしてください。
 なお、2-3までにアンダーグラウンドが引けておらず、2-4のドラフトラウンド(寿司)でアンダーグラウンドの駒がいるのであれば駒を優先的に取りたい所です。

 これらを踏まえて、大まかな立ち回りは次の通りです。

・ステージ2ではレベルを上げず、ケイル, ガングプランク, アンダーグラウンドの駒以外は利子優先で売るようにし、連敗進行でお金を貯める。
・2-5でアンダーグラウンドが出ていない場合はこのタイミングでリロールし、ケイルやガングプランクを集めつつ、必ずアンダーグラウンドを出す。
・3-1でLv4のまま33Gまでリロールし、最低でもケイルとガングプランクを☆2にする
・3-2以降は基本スローリロールだが、3-3までに連敗を続けてヘルスが40を切るなどピンチの場合は、 3-5で多めにリロールしケイルとガングプランク☆3, ヴァイ☆2を目指す。
(マルファイト, リーシン, ソナの優先度は上記3体と比べてやや低めです)
・遅くとも4-1までにはケイル☆3をつくり、これ以降はLv6,7にあげてスローリロールし、他の駒を☆3にする。
・アンダーグラウンドは4周で回収する。
 
 しかし、これはあくまで大まかな指標に過ぎず、実際はより繊細な立ち回りが必要になります。
 例えば、リロールのためのお金を貯めるために連勝や連敗を強く意識する必要がある為、連勝しているのであれば盤面を強くする為に利子を切って☆2,☆3をつくった方が良い場面もあります。
(参考:らいるるる氏からのアドバイス「リロール構成は継続性だと思ってやろう!」)
 そういったリロールするorしないの条件分けは無限に存在する為、申し訳ないのですがこの記事には書き切れません。こればかりは経験を積んで覚えるしかないです。

4.アイテム

 アイテムをつける優先度としては、ケイル=ヴァイ>それ以外となります。
①ケイル

ケイル アイテム

 グインソーは必須ですので何が何でも優先してください。
 ケイルは☆3前提である上にダメージがスキルではなくAAに強く依存している為、IEよりもデスブレの方が強いです。
IEはあくまで妥協であることを覚えておきましょう。
 また、この表にLWがないことを疑問に思われるかもしれませんが、物理防御低下はヴァイのスキルにのっており、LWは効果が重複してしまうため積みません。
 最低限グインソーを持たせておけば、完成さえすればアイテムを妥協してもパワーは十分高いので、あまり理想を追い求めすぎず、適宜作っていきましょう。

②ヴァイ

ヴァイ アイテム

 ヴァイはスキルで物理防御低下を付与する重要な役割があるため、ケイルに並んでアイテム優先度の高い駒です。
 1回でも多くスキルを回したい為、なるべく硬くする防具が欲しい所です。
 プロテクターの誓いはすぐにスキルを使うようになり、敵の前衛を早めに処理できるようになるためStierです。
 ガーゴイル ストーンプレートは「容赦なき連撃」を取った場合のみ、
Stierに格上げされます。

③それ以外の駒
 主にアンダーグラウンドで回収したアイテムをつけることになるでしょう。
 防具は☆3の駒優先でリーシン, マルファイト, アリスターのいずれかに、ロッドやマナ系は☆3になっていればガングプランクに、なっていなければソナに積みましょう。

5.オーグメント

オーグメント シルバー
オーグメント ゴールド
オーグメント プリズム

上に挙げたオーグメントの中で、いくつかピックアップして説明します。

①狩猟本能, 起死回生
 Stierの中でも、取るタイミングや状況を選ばず非常に分かりやすくて強いオーグメントです。どの構成でも無難に強い為、ケイル以外の構成に方向転換したい時にも心配することはありません。迷わず取りましょう。

②新兵
 Lv6の時点でアリスターまで入るのが非常に強力です。
①狩猟本能, 起死回生と同じく、方向転換にも対応できます。

③瞬身護法
 Lv7完成時に多くのシナジーが出る上に、ケイルのADだけでなくソナやガングプランクのAPが伸びるので強力です。
 アリスターがいないLv6のタイミングで取ったときにややシナジー数が足りないことを考慮しAtierにしてあります。

④戦闘訓練
 この構成はケイルキャリーと銘打っているものの、ケイル以外の駒も相当重要であり、いわゆる「チームキャリー」型の構成です。
 ケイル以外はタンク or APですので、ほぼケイル1体しか恩恵を受けられない戦闘訓練を取っても思ったより伸びません。
 さらに、ケイルリロールはアッシュリロールなどに比べて序盤が弱く、ADのスタックが貯まりにくいのもネックです。
 とはいえ取れないことはないので、Btierとなっています。

⑤スーパー+, デュエ+
 各駒の役割, リロールタイミングとの噛み合い, シナジーのバランスを考えると、Lv7完成時の形は3項に挙げた画像で確定です。
 その為、シナジーを伸ばすために他の駒と組み替えようとしても戦力は大して強化されませんので、取ってはいけません。

⑥レベルアップ, ラグジュアリー
 レベルを上げずにスローリロールで低コストの☆3をつくるというコンセプト上、これらのオーグメントは噛み合いが非常に悪いです。
 虹オーグメントを1つ捨てることになるので絶対に取ってはいけません。

6.配置

 配置に関しては、ヴァイが防御低下を付与した敵を優先的に殴れるようにするため、ヴァイとケイルのラインを合わせることが非常に重要です。
 これさえしっかり意識できていれば、他に気を付けるべき点は他の構成と同じですので、本記事で特筆することはありません。

配置例

7.別構成への移行

 ここまでで説明したように、ケイル構成は向かえる条件がそれなりに限られています。ケイルの準備をしていても途中で断念せざるを得ない場面がある為、必ず別の構成に移行する選択肢を持っておく必要があります。

 その候補をいくつか列挙しておきます。

①1番目と2番目にヒーローオーグメントが出ていない場合
 このケースは、3番目にヒーローオーグメントが出る確率が高いですが、ケイル構成は4, 5コストのヒーローと相性が良くないです。
 「デアデビル」(サミーラS)で突っ込む選択肢もアリですが、盤面の完成度が高くないと敵の成長スピードに追い付かなくなります。
したがって、別構成へ方向転換することもあり得ることを念頭に入れておいてください。
 候補としては、今パッチ定番のリフトウォーカーやOXスペルスリンガーが挙げられます。デスブレやジャイスレはジンに渡せますし、グインソーはTFに渡せます。

リフトウォーカー 盤面
TF442 構成

②アンダーグラウンドが出ていない or ケイルの集まりが悪い場合
 ケイルのアイテムをヴェインに渡してメインキャリーにする形が非常に強力です。ケイルリロールの次にこの形を候補に入れておくとよいでしょう。この構成の場合は、3コストがメインになるためLv5で止めることはありません。
 Lv6である程度☆2をつくって整えてから、Lv7まで上げてスローリロールする展開になります。
 この構成におけるヒーローオーグメントの条件は「容赦なき連撃」(ヴァイC), 「ガーディアンスピリット」(マルファイトS), 「恐怖は自由なり」(モルガナC), 「拡散弾」(ヴェインC)になります。 

ヴェインモルガナ 構成

③序盤にアンダーグラウンドを出せたが、アイテムにロッドやマナが多い場合
 ケイル構成とほぼ同じ形のまま、エズリアルをキャリーにする選択肢です。アンダーグラウンドを使ったリロール構成はむしろこちらの方が有名でしょう。
 ただし、ヒーローオーグメント「ライジングスペルフォース」(エズリアルC), 「容赦なき連撃」(ヴァイC), 「ガーディアンスピリット」(マルファイトS)のいずれかが必要になるので、オーグメントに条件がつくのはケイル構成と同じです。
 なお、マナとロッドをエズリアルで消費するためパワーグリッドで進行するのは厳しいです。

エズクイドロ 構成

④スーパーの競合がいる場合
 敵の方がスーパーの集まりが良いときは、リフトウォーカーやOXスペルスリンガーに移行する選択肢を視野に入れておきましょう。

8.Q&A

Q.AD構成ならジンで良くない?
A.現状ジンは競合率が高く、敵との集め合いを余儀なくされます。また、盤
 面に使うコストが高いため進行でしっかりお金を貯めることが出来ないと
 厳しいです。
 しかし、ケイルは比較的競合率の低い駒を使う上に1コストキャリーなの
 で、安価で安全にパワースパイクをつくれるというメリットがあります。
 もちろん状況によってジンに向かった方が良い場合もあります。

Q.アンダーグラウンドならエズリアル(2コスト)でよくない?
A.序盤にマナやロッドが多いときはエズリアル、リカーブやBFが多いとき
 はケイルと住み分けされています。
 また、エズリアルの必須アイテムであるブルーバフは他に受けられる駒が
 少なく別の構成に移行する選択肢が取りづらいですが、
 ケイルのグインソーはTFが持てば強力ですから、OXスペルスリンガー構成
 に移行できるというメリットがあります。

Q.デュエリスト伸ばさないの?
A.一般的にデュエリストは2か8が強いとされており、8を出すのは厳しい為
 2で止めることになります。
 スーパーを使っているので、「浪人の風」ヤスオと同じようにデュエリス
 ト4にする選択肢もありそうですが、
 防御低下を付与するためのヴァイと前衛を回復するためのソナが重要であ
 り、追加でデュエリストの駒を入れる枠がありません。

Q.その他○○でよくない?てかケイル弱くない?ww
A.これはあくまで選択肢の1つ、要するにポケットピックとして持っておい
 て、行けるときに行くと強いというコンセプトです。しかも結構立ち回り
 が難しいので、どうしても練習して練度を高める必要はあります。

9.最後に

 いかがだったでしょうか?少しでもケイルに興味を持っていただければ、私としては嬉しい限りです。
 TFTというゲームは、自分がプレイできる構成の選択肢を増やしておくに越したことはありません。
 2-1で全て1コスのヒーローオーグメントが出たとき、レーザーフォーカスは競合多いし、他に大して欲しいのないな・・・と困ること、結構ありませんか?
 この記事を読む前のあなたは、聖なる上昇などというオーグメントは視界にすら入っていなかったことでしょう。
 しかし、この記事を読んだ後、もし聖なる上昇が出たら・・・それは1位を狙える大チャンスです!

 なお、ケイル構成で下位になったぞ!騙したな!などの文句は、私の方では受け付けておりません。苦情は全て考案者のらいるるる氏までお願いしますね!

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