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独特なアイディアや世界観づくりの秘訣とは?会社員兼イラストレーター・アサイヒナタさんにインタビュー! 【前編】

こんにちは!若年層研究ユニットSpark! (以下、Spark!)のなったんです。普段はディレクター兼プランナーとして、SNSを中心としたブランディング支援・コンサルティングなどを行っています。

Spark! では、若年層研究の一環としてSNSを中心に活躍中の人気クリエイターやインフルエンサーへインタビューを行っています✨

活動の想いやご自身のSNSの使い方などを知ることで、次世代の若者カルチャーのヒントを探っていく「ネクストスターインタビュー」という企画。

今回は「ネクストスターインタビュー」の第2弾として、会社員をしながらイラストレーターとしても活躍中のアサイヒナタさんにお話を伺ってきました。

ご自身の活動から消費者行動、そしてアサイさんの愛してやまない“あるモノ”まで、たっぷりお話を伺ってきました🍒それでは早速みていきましょう!

■アサイヒナタさんってどんなひと?

 ▲アサイヒナタさんのInstagramアカウント

――本日はよろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします!

アサイさん)会社に通いながら、副業でイラストデザインの仕事をしています。今日はよろしくお願いします!

――個人的にもアサイさんの手書きイラストや文字が好きで、いつもInstagramを拝見させていただいています。頻繁にSNSの投稿もされていますが、クリエイターになった経緯をお聞かせいただけますか?

アサイさん)もともと、絵を描くのが好きでした。中学生の頃にSNSが流行りはじめて、当時から好奇心旺盛で、まだ誰もやっていないことをしてみようと活動を始めたのがきっかけです。最初は、画像の上にイラストや文字を描くことから始めました!

▲アサイさんの手書き加工投稿🐰(この世界観、かわいい…)

 ■Instagram投稿へのこだわりとは?

――投稿を見ると、他の方があまりされていないような投稿形態のように見受けられますが、やはりこだわりや意識していることはありますか?ハイライトも画像と名前がセットになっていて面白いなと思っていました!

アサイさん)基本的に、「人とかぶらないもの」を作りたいと思っています。ハイライトアイコンも、オリジナリティを出せるようにこだわりました!

▲アサイさんのアカウントのハイライト

――他にも大きなキャベツの投稿は思わず目を引かれました。これも何かこだわりがあったのですか?

アサイさん)これは、「みんなの画面をキャベツで埋めてやろう」と思って工夫した投稿の1つです(笑)インパクトを残したかったので、12投稿で1つの絵を見せるクリエイティブにしました。ちなみに、12面使ったキャベツ投稿は友達に結構驚かれます(笑)

フィードの12面をフル活用したキャベツ投稿!

アサイさん)意味のあることをずっとやろうとすると疲れるので、このように力を抜いた思考も大事にするよう心掛けています。「これは何!?」と聞かれると、心の中でガッツポーズ!(笑)誰かの記憶の中に、自分のクリエイティブが残っていると思うと嬉しいですね。

――このキャベツ投稿は、確かに携帯から見たときに画面がキャベツで埋まりますね…!ユーザーが見たときの視点を捉えていておもしろいです。ちなみに、ストーリーズでよくお好み焼きの投稿をお見掛けしますが、お好み焼きがお好きなんですか?

アサイさん)はい、お好み焼き大好き人間で、週5で食べられます!(笑)

 ▲お好み焼きを楽しむアサイさん。当投稿の手書き文字もご本人制作。

味が好きなのはもちろん、最近は別の角度からお好み焼きの愛し方を考え始めていて…ネイルのデザインをお好み焼き風にしてもらったり、お洋服やメイクを茶色や緑を基調としたお好み焼き風にしたりと、さまざまな楽しみ方でお好み焼きを愛でています(笑)実は、TwitterやTikTokでもお好み焼きアカウントを運用しているんです!

▲お好み焼き専用Twitterアカウント(お好み焼き女ちゃん:@oko_onna)

▲お好み焼き専用TikTokアカウント(お好み焼き女ちゃん:@oko_onna)

(アサイさんのお好み焼き愛は、後半でもお話いただいているので要チェック…!)

 ■アサイさんの独特なアイディアや世界観はどこから?

――私もお好み焼きが好きなのですが、アサイさんの愛がすごくて到底かなわないです!(笑)投稿や考え方含め、他の方が思いつかないような世界観をもっていると思うのですが、どういったところからインスピレーションを受けているのですか?

アサイさん)あまり意識している感覚はなく、ピンタレストを見る、雑誌を見る、街中で広告をみる…などの行動の中から、「これいいな」と思ったものが無意識に頭の中にストックされている感覚ですね。

――何かを作るとき、そのストックの中からアイディアがかき集められてアウトプットに繋がっているんですかね。

アサイさん)そうですね。なので、もしかすると使っている配色は「この色の組み合わせ素敵だな」とどこか感じて、気が付いたら誰かの作風に似ていた、なんてこともあり得るかもしれません。

――なるほど。良いアウトプットを出すためには、常にインプットを続けることが大切なのですね。活動する上での自分の軸などはありますか?

アサイさん)自分のクリエイティブを見た人が癒されたり、笑ったりしてくれるかどうかを意識することです!自分のイラストはゆるさとか、抜けている感じがあるので、それが人にとって癒される存在になっていたら嬉しいです。

ルーティンは特にはないのですが、散歩はよくしていて。ずっと何かを考えているというよりは、ぼんやりする時間も大事にしています。

――ぼーっとしているときにふとアイディアが浮かぶことも多いですよね。ずっと何かを考えているよりも、息抜きをしたり何も考えない時間をつくったりした方が生産性が上がるという話を聞いたことがあります!

アサイさん)そうなんですよね。何も考えない時間を大切にしているので、ぼーっとしているときにアイディアが出てきても、心の中では「後でメモするぞ」と決めて、思う存分ぼーっとするようにしています(笑)

 ■今後の目標は?

――「何も考えない時間をつくる」ことが、アサイさんにとってのマイルーティンかもしれないですね!今後、目標にしていることはありますか?

アサイさん)将来の夢は地元である湘南平塚で、のんびりとイラストやデザインのお仕事をして暮らしたいと思っています。店同士の仲が良くて、人同士の繋がりがたくさんできている状態が良いなと思っていて。最近は、以前から見ていた「海の近く」という湘南の美味しい食べ物を紹介するフリーマガジンからご縁をいただいて、現在はコラムページに毎月イラストを描かせていただいています。

――素晴らしい行動力!私(升屋)も湘南に住んでいるので、フリーマガジンぜひ手に取りたいと思いました。普段どこで配布されているのですか?

アサイさん)飲食店に置いていて、月に1回発行されます。HPなどにも載っているので、ぜひ見てみてください!

「海の近く」さんのInstagramアカウントが気になった方はこちら

――アサイさんの活動についてたくさんお話を伺えてうれしいです。難しい質問かもしれないのですが、自分をキャッチコピーや何かに例えるとすると何だと思いますが?

アサイさん)モノに例えると、「風船」かなと思います。

周りからは「自由でいいな」「何を考えているかわからない、不思議な人」と言われることがあります。そういった雰囲気から自由に遠くに飛んで行ってしまう風船に例えてみました(笑)

――ありがとうございます!自由に柔らかいイメージのイラストを手掛けるアサイさんにぴったりの例えかもしれません。では前半パートの最後に、熱狂していることについて語ってください!

アサイさん)……お好み焼きです!(笑)

▲アサイさんご提供の画像

好きすぎて、食べているとドキドキしちゃいます。大学の卒業式もお好み焼きの妖精をコンセプトにしたワンピースを着ていたくらい(笑)ある日、高島屋を歩いてたら、キャベツみたいな色味のドレスがあって。青のりはどう表現しようか、鰹節に似ているアクセサリーはないかな、など考えて衣装を決めました。また、白いポスカでマヨネーズを表現したお好み焼き風キャンディーを作って、友達に配ったこともあります。子どもができたら「好美(このみ)」って名前にしようかなとか、そこまで妄想しています(笑)

最近はInstagramで私があげていたお好み焼きネイルを真似してくれた人がいて、それはhappyニュースでした!

 ■前編を振り返って

独特なInstagramの世界観をもつアサイさん。

柔らかい雰囲気と裏腹に、しっかりとした考えや独自の感性を感じました。また、お好み焼き愛にあふれていて、好きなものへの情熱がとても感じられました!個人としても、アサイさんの頭の中を覗けたようで楽しい時間でした。

後半では、近日中にアサイさんの消費者としてのこだわり等を公開予定です。こちらもどうぞお楽しみに!

写真提供:アサイヒナタさま
インタビュアー:升屋奈々、舩山なつみ(byトライバルメディアハウス)

※本インタビューは2022年8月4日時点の内容です。

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