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3度目の入院準備 ~仕事仕舞いとバタバタ荷造り

ステロイドでトキめくままに日々は過ぎ、
明日 9月22日は いよいよIgA腎症治療の〆である(ことを切に願う)扁桃腺摘出手術の入院日です。

折しも飛び石連休のシルバーウィークの真っ最中、
休日と入院までの日数を睨みつつ
通常は3日くらいかける担当コーナーの記事を大車輪の半日ちょっとで仕上げ、
USBメモリに収めて 相棒さんに託します。
ゴメンね相棒さん 毎度お世話かけます。
入院が必要な治療はコレで最後(のはず)だから、
退院してきたら もぅ独りになんかしないから…ッ。

仕事の関係各所にも 入院のためお休みする旨メールでお知らせします。
扁桃腺除去のあとは縫ったり焼いたりせず 切りっぱなしで自然治癒を待つ治療計画 と要らん説明をつけたため、
皆から掛けられる声の同情っぷりが半端ないです。

しかし確かに苦行としか言いようのない手術ではあります。
空いた時間にセンパイ方のブログを読み返してみると、
開いたままの傷口は痛むわ 開口器で唇の端は切れてるわ 食事は流動食だわ、
ブルーになる要素しか見当たりません。
入院も3回目となると目新しさもなくなって
「かったりーなー」という気持ちの方が強くなっています。
前回はあんなに何というかワクワクしてたんだけどね。

10時半 病院から入院時間を知らせる連絡が職場の電話に。
これまで このお知らせ電話は午後に掛かってきてたので完全に油断してました。
結局全ての入院連絡を携帯で受けられず 職場におかけ直しを強いてしまった。担当の兄ちゃんスミマセン。
入院受付時間は1時~2時。
当日は祝日になるので 救急窓口に来てくれとのこと。救急車とバッティングしませんように。
珍しく まだ個室か大部屋か決まってないようでした。

落ち着かない気分を抑えつつ明日掲載の記事の最終チェックをし、
来週掲載の記事の確認、使えない画像ファイルばかり送ってくる依頼元とのやりとりをバタバタと済ませ、終業時間。
やり残したことはない(あっても多分何とかなる)と腹を決めて、
相棒さん 所属長 社員さんたちに休みに入るご挨拶をして回ります。
皆の雰囲気が 戦地に赴く兵士を見送る人々のように見えたのは 私の心象の反映でしょうか。

特に買い足す物もないので とっとと帰宅。
しばらくお預けになるお風呂で念入りに身体を洗い ネイルを落とします。
風呂上がりはお約束のビール。
これも当分お預けかー。噛みしめるように味わいます。
猫も揉みしだきます。
夕飯はステーキ(小さめ)。
何だ 何のお祝いだ 旦那よ と思いましたが、
入院中は肉も食えないだろうから という気遣いだったようです。たんぱく質旨ェ。

腹ごしらえが済んだら さァ荷造り。
主だった物は 前回のステロイドパルスから退院したまま纏めておいたのを流用して、
今回の扁桃腺摘出で必須とされるティッシュの箱とマスクの束をIN。
センパイの中には切った後の出血と痰でティッシュ1箱が一夜にしてなくなった って人もいるからなァ。
念を入れて2箱持参。
乾燥すると傷口が痛むそうなので 頂き物の大きめマスクも収めます。
手術当日は回復室で尿カテーテル入れられてベッド上安静らしいとのことで
腎生検で活躍したストロー付きペットボトルキャップ再登板。
そうそう 今飲んでるプレドニンたちお薬も忘れず持っていかなければいけません。
病院の中は空調が効いているとは思いますが
近頃の朝夕の涼しさを鑑みて長ズボンの部屋着も入れておきます。

あとは……傷の痛みと おそらく瞬時に吸収されてしまうであろう流動食による空腹を紛らすための 暇つぶしグッズを吟味。
心頭滅却には塗り絵が一番なのでコレはマスト。
家中からかき集めたカラーペンの束と一緒にバッグへ。
ゆるい生活の中で脳を搾り上げるための漢検テキストに加え、
職場の資料部門から「コレ いるなら持ってってイイよ」と渡された漢字パズルの懸賞雑誌(昨年分)も。
何の資料だったんですかコレ。

アクセサリー作りに使う天然石を真剣に選びます。
病室で やっぱり別の石の方がイイ と思っても、
数あるストックの中から私のリクエストした石を旦那が正しく持って来れるとは思えません。
ま 追加に追加を重ねても大して嵩張らないのが この趣味の良いところです。
食事の後 部屋の臭いをリフレッシュしたい気持ちがあったので、
ヒノキのアロマオイルとウッドキューブも持参。
もし大部屋だったら封印です。
あぁしかし流動食ってほとんど匂わないかも。

部屋をあちこち移動してはバッグをゴソゴソいわせてるちゅん。に 猫がまとわりついて離れません。
以前も2回 こんな風にちゅん。がゴソゴソした後しばらく帰ってこなかったことを
あのミカンくらいの頭で覚えているのかも。
ちゅん。も淋しいよ~ 一週間したら帰ってくるからね~ そしたらもぅピントのこと置いてどっか行かないからね~(多分)、
と両手で猫の頭を挟んで伝えます。
今日は一緒に寝よっか と呼んでも 気が向かなきゃ来ない猫の気配を遠くに感じつつ、
この日はこれでおしまい。

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