XIII, DEATH (13,死)

死に神が白馬へ乗って、悠然と前進しています。手には発展をイメージした「薔薇」が描かれた旗を持っています。 遠くには石でできた二本の柱があり太陽が輝いています。 太陽は日の出と日没、過去から新たな未来への象徴です。 大きな変化が起こる時でこれは避けることができません。 何かを手放すことの重要性を教えるカードです。ひとつのステージが終 わり、新たなステージが始まろうとしていいます。

〈逆位置の意味〉
情性 休眠状態 無気力 硬直状態 過去への固執 変化を避ける 消極性 虛無主義 諦めが悪い 変化することや死に値する恐怖 終わりに対する喜び 模索 再生 リベンジ 希望が持てる状況 結論が出るまで時間がかかる


通勤時間で「ノルウェイの森」を読んでいる。秋から冬に移り変わるさみしい期間に。

「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」

ノルウェイの森(上)/村上春樹

という一節が作品内にある。初めて目にした時は納得したものの違和感がずっと残っていた。なんだろう。生きる分時間が減って死の目盛りが増えるのは普通に考えて当たり前なのに。

あ、そうだ。私普通じゃない。

私は何度か死の育成を放棄しかけた。言ってしまえばこの世に滑り込んだ瞬間から。これは分類不可な、少しややこしい事情である。

Xでは持病についての過去をポツポツ投稿している。



5回くらい死にかたと言っても、その内訳が持病より回復に向けての治療でのリスク全部起こして、てんやわんや。
親には「あの先生が叫んでて医龍だった」と振り返られた。それ言われてもすべての状況がわからないから「はあ」としか言えない。

死を手離そうとして、五度三途の川の淵を彷徨っても門前払いされ、今や本当の死後はどこに行くんかなーって呑気に考えている。

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