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TEAMでもなければファミリーでもない。

去年は、上久保の試合が多かった。
実に喜ばしいことですね。

その裏で私たちは都度、暴言を吐いたり心無い一言を言ったり言ったり言われたり。
精神スレスレだったりしました。
まぁ、現実的そんなもんよね。
甘くない世界ですもの。

みんな仲良くな世界は存在しないの。
同一言語でさえ、コミュニケーションがはかれない。
だから世界平和は実現しない訳で。

スポーツ選手の配偶者は必ず内助の功をするべきか。

私の答えはNO
何故ならプロフェッショナルでは無いから非効率。
例えば、柔道整復師や鍼灸師、スポーツ学を専攻していたり同じスポーツを趣味では無く本気で行っていた方なら効率的でしょう。

私は、英米語学科(しかも中退)からの1社目は外資系企業。
なんの力にもなれません。
考え方が真っ向から異なる。
経理の経験もなけりゃ(税理士事務所で半年頑張った位)、栄養学も知らない。
なんの役に立つんだろうか。
そんな人間が、あちらのプロの世界でなんの役に立つのか。
OJTの概念も無けりゃ、OJTを取る時間もない。
ましてや、1試合毎にパフォーマンスを世界に評価される仕事。
気持ちだけで手伝うなんて事、失礼極まりない。

根本は、本人も望んでない。
応援以外で試合会場に女性?が居るのを嫌う方でもあるので、毛頭試合について行くとか、身の回りのサポートに入るなんて選択肢は無いです。

もちろん選手の中には、ご自身の事を他人に任せたりするよりも、ご家族へお願いする方が精神的に楽だったりするのか最愛の方だったり、親御さんが入るパターンもありますね。
外部発注よりコストも下がるだろうし。
それは、その人の考えや心因的負担で異なるので正解は個人ベースでしょう。

私はファミリーですらない。

字面にすると驚くと思いますが、ファミリーですら無いとも考えています。
上久保と共に試合に同行する方々をチームとすれば、
応援してくださるスポンサーや練習や指導をしてくださってる方をファミリーと定義した上の話です。

会社で言うと、同じ部署をチームとし企業をファミリーと呼ぶ感じです。
そういくと、私はファミリーですらないのです。
リアルにいうと、上久保側のご家族たちはちゃんとファミリーとして動いてらっしゃいます。
彼の周りには、とても素敵なチームとファミリーが居ます。

ほな、お前何してんの?

何してんすかね?
戸籍上は配偶者です。
応援もしなくていいと本人から言われたこともあり、
最近は試合を宣伝したりすることもしてません。
関わら無い様に意識をしています。
そちらの方が、本人的にも気持ちが楽な模様。

ご飯もセパレートですし、掃除も洗濯もほぼ向こう。
こう書き落とすと、家庭でも私はなんもしてませんね。

むしろ邪魔にならない様に意識してはいるんですが、こちらも様々な外的要因で心が荒む事もあるし…
そんな時、上久保は受け入れるキャパは無い。
分かってるんだけど、うまくいかないです。

字面にして自覚しましたが、私配偶者として何してるんだろうか。
結構なウェイトのあるお荷物である。

ま、たまーにPhotoshopやIllustratorをお願いされるくらい。
面白い事に、彼は嗅覚が鋭いのでpublicyな仕事の依頼は私では無い身内へ。
あ、これArrestなやつね。って言うForgery of documment案件は私へ!と
彼の人選は実に巧みだな〜と思う。私も簡単な事よりも困難な作業が好きな故にやっちゃう。


因みに、そんじょそこらのPhotoshopやIllustrator使いの方よりも、高度な事をやっちゃえるんす。私//////

多分、苦しめているなと自覚している。

昨年の秋頃から、私は平日は人事のお仕事。
それ以外の日をドローンか映像のお仕事で埋めています。
なるべく、私は家に居ない時間を増やすようにしました。

ぶっちゃけると、上久保から何度も離婚を言い渡されてます。
好きとか嫌いとかそんな問題では無く、格闘技と家庭の両立は困難。
仕事にフォーカスをしたいから、家族という形を解消したい。
そりゃそうだ。と思いました。
私だって仕事の邪魔されたら家族とて鬱陶しいもんなー。
我々は子どもも居ないし、今後子どもを持つ予定も気も無い。そりゃ離婚した方が楽だろう。

上久保の考える仕事に集中したい。それは、彼の仕事において真剣さを感じる素敵な考えだと思ってます。
彼の事ですから、悩みに悩んで苦しむだけ苦しんで、考えに考え抜いて、口に出した言葉でしょう。

なので、試験的に家庭を気にすること無いよう、私はなるべく家に居る時間を減らす為の最適解として、仕事に励み家を開ける時間を増やしています。
土日も仕事か、無理矢理に人と会う約束したり、どうにもならなかったら外で仕事したり、最悪カフェで時間を潰したりしています。

金銭的にも精神的にも今、彼が抱えるウェイトを減らすことを目標に私が勝手にしています。
勘違いしないでいただきたいのは、彼にそうしろ。とは言われていないこと

私が近くに居るようになってから、試合結果や内容がふるわないのも私は気付いています。
けれど、分からないふりをしています。

明白なのは私たちは別々の道を選べば、彼は更に飛躍するでしょう。

じゃあ何故、まだ離婚してないのか。

完璧に「私の弱さ」と「私の甘え」です。
12月から仕事を新しくし、人事の仕事は2月末までがひとまずの契約。
外資系なので、絶対結果主義です。
如何なる理由であれ、unperformanceを出してしまうと契約終了。(正社員でも)
ましてや、人事はこのかた初めてなので勝手が分からない。
ぶっちゃけ、定時で帰る余裕なんて毎日ありません。

そんな中、離婚に向けた手続きや契約関係を加えると心がタヒぬのが目に見えて解る。
冗談抜きにして、今その負荷が掛かったら仕事すら失ってしまう。
(最悪、生活保護受けるでもいいんだけどさ。)
そんな企業を選んだお前が悪いと言われれば、そこまでなんだろうけれど、
私はどうやらdomestic considerな、企業が肌に合わない事を前職で痛感しました。
前職はドメな考えやハラスメントで心が荒みました。

そう言った点では、今の企業はマッチしています。
ライフワークバランスとか今は皆無。今は我慢の時期なので、仕事に集中したい気持ちがあります。

あとは、甘えです。
「家族が居る」「帰るべき場所がある」
「待ってる人がいる」(待ってない可能性高いけど)
と、思うだけで私はパフォーマンスが変わる。
仕事だけになってしまって、自分を見失い人間らしい生活を辞めた過去があります。
その時は、自分のことを大事にすることもなくぶっちゃけ「いつ死んだっていいや。」って気持ちで生きてました。
今は、上久保が居るからこそ仕事はここまで。とか
ご飯食べようとか、仕事に行こうとか思えてます。
普通に重いだろうけど、一度全てを捨てようとした身なので自分自身が怖いのも事実です。

カッコつけてますが本心として

上久保といて、楽しいし何より私の心は穏やかになる。
それが私は共に家族として形をとりたい理由。
大前提、相手はどう思ってるかは別としてですが。
人と人の関係なので、うまく行くかは分かりません。
離れたら飛躍して行くのも理解しています。
ただ、彼が本当に海外を主軸になった時。
そりゃ彼の望む形は取りたいと考えてます。
素敵な旅立ちなら、応援して離れるのが私の役目とも理解しています。

未来は未定ですが、残された選手人生を謳歌してほしいです。

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