高齢化とMCバトル

49歳にもなってくると老後を考えることがしばしばある。
それは、仲良くしていた先輩がそこそこ60歳ぐらいになってきたからである。60歳なら普通に働いおられる方も多いが、65歳の元上司などは有り余る時間をどう過ごすかが課題だとおしゃっていた。でもみなさん非常に若々しく、とても老人会でカラオケやゲームに興じるような雰囲気ではない、おそらくそれらは、後期高齢者の世界かと思う。

私が憧れたラッパー達、たとえばブッダのお二方も今年還暦。ライムスターもスチャダラも50代中盤。ニトロの中心メンバーももうすぐ50歳になろうとしている。
フォークや呂布カルマだって40歳越えてきており、まあ、HIP HOP業界でなくとも、それこそ令和ロマンが29歳で若手扱いであるお笑い業界など、いろんなシーンで高齢化は激しい。
当時すでにキングオブステージと謳っていたライムスターの士郎がHIP HOPロワイヤルで「俺なんかもう33歳だぜ、マザファッカー」とか言っていた。

とにかく日本の高齢化は当たり前だか日に日に進んでいる。

このような高齢化が進む中で、MCバトルを老人でやってみてはどうかと思う。
MCバトルは、内容や押韻やフローやバイブスなど様々な要素がからみあって勝敗を決めるものであるが、60歳以上でやってみたらかなり味のあるディスが聴けるのではないだろうか?今の60歳の方々ならまったく問題ないだろう。石原慎太郎は69歳で都知事に立候補し、麻生太郎は今83歳。数年前まで、辻元清美や福島瑞穂のディスを見事に返り討ちにしていたし、ドナルドトランプは77歳でまた大統領選を戦い、対立候補者をディスりまくっている。

フィメールラッパー(おばあちゃん)などはめちゃくちゃ強うそうな気がするし、90歳代バトルMCとかになってくると、もはやイルという言葉が本来の意味でイルという使い方で正しくなってくる。

こんな時代、年寄り扱いされたくない高齢者はどんどん増えてくる。
尖り続けたいし、愚痴もいいたいし、政治家に文句も言いたい。
役所でどなりちらす老害になるくらいなら、そのエネルギーをラップに乗せてみては如何かと思う。

今すぐその辺の老人を引っ張ってきてやるのは難しいと思うので、、私たちさんぴん時代のヘッズがそのムーブメントの第一世代になれば定着するかもしれない。

ちょっと練習してみよう。
YoYo俺が神兵、振り返るぜ人生、わりと真面目にやってきたぜ真剣。。。。ダメか、、。


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