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西日本豪雨災害ボランティア備忘録

2018年7月21日土曜日に、今治市伯方島(はかたじま)の西日本豪雨災害ボランティアに参加したので備忘録。上の写真は伯方島から見えるしまなみ海道の多々羅大橋。

西日本豪雨とは
正確には「平成30年7月豪雨」と言われています。

なぜボランティアに行くのか
これは東日本大震災の経験も含めて別のnoteに書きました。

なぜ今治市を選んだか

しまなみ海道を自転車で渡るため、西日本豪雨以前に航空券は取得していました。ANAは災害時にキャンセルなど柔軟に対応するため、キャンセルも考えましたが、今治市災害ボランティアセンターのFacebookに「≪主な活動場所≫今治市大三島・上浦町・伯方町 他」と、もともと訪問予定だった島が活動場所である旨の記載があったため、自転車からボランティアへ旅の目的を変更しました。移動に時間がかかるため自転車は持っていきませんでした。

準備
現地に行く前にボランティア保険に加入することをお勧めします。現地でも加入できるみたいですが、地元の社会福祉協議会で手続きをしていくほうが無難です。私は職場のある東京都品川区の社会福祉協議会で加入手続きをしました。
長靴、軍手、帽子、汚れてもよい服など。
ボランティアは自己完結すべし、みたいなことが言われてますが、被災から2週間も経ってるので今治市内のコンビニは通常営業しています。食料などは現地で購入したほうが無難だと思います。

伯方島の被害状況
伯方島全体が壊滅状態みたいな状況ではなく、現場の裏山が崩れて土石流が発生し、数件の民家が飲み込まれていました。愛媛新聞によれば島内の別の地区でも土石流が発生していると報道ではありましたが、私の見た限り現場以外に被害があるところはありませんでした。大手メディアではほとんど報道されていませんでした。
今回活動した今治市は広島や岡山と比べ報道が少なく、現地に行かなければ、状況を知ることはなかったと思います。


行程
2018/7/20金
18:35-20:00 羽田空港-広島空港 (ANA685)
20:15-21:23 広島空港-三原駅(空港リムジンバス)
20:58-21:13 三原駅-尾道駅(JR山陽本線普通)
22:00 U2 サイクルホテルチェックイン

2018/7/21土
6:50 U2 サイクルホテルチェックアウト
7:00-8:19 尾道駅前-今治駅前(バス)
9:10-9:45 今治市社会福祉協議会-伯方島(今治市社会福祉協議会のバスで送迎)
10:00-15:30 土石流に飲み込まれた民家で作業
16:23-17:00 伯方島-今治市社会福祉協議会(今治市社会福祉協議会のバスで送迎)
17:45-18:27 今治駅-松山駅(JR特急いしずち17号)
19:25-21:00 松山空港-羽田空港(ANA598)

作業
9時に今治市の災害ボランティアセンターに集合。事前に連絡を入れておいたほうが無難ですが、当日でも参加できます。行き先を告げられ、20人ほどでマイクロバスで伯方島に移動し、側溝の泥さらいと民家の庭の片づけの二手に分かれました。私は民家の庭を15人ほどで担当。庭は乾いた泥で30センチほど埋まっており、小型ショベルカーが入って、かきだしているところで、建物の壁近くのショベルカーが入れないところをスコップでかきだします。建物自体は一部損壊しているものの家の中まで泥が入るような被害はなかったようです。


当日は体感で35度ほどはあったかと思いますが、島なので風も通り、木陰での作業であったため、暑さでばてるようなことはありませんでした。社会福祉協議会職員の指示で熱中症を避けるため、作業は20分行って10分休憩というサイクルでお昼休憩も1時間ほどあるため、実質作業時間は5時間半の滞在で3時間ほどだったかと思います。暑さのため、30分ごとに500mlの水やジュースを飲み干していました。


参加者はほとんどが今治市民だったようですが、他に大阪や徳島の方がいらっしゃって、昼休みに阿波踊りを披露してくれました。特に連絡先も交換しなかったので、二度と会うことはないと思いますが、帰りのバスでは仲良くなりずっとおしゃべりしていました。

雑感
伯方島を含むしまなみ海道は本当に美しいところです。今度は自転車を担いで行きたいと思います。


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