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体、大切にできていますか?

今日は、自分の体験談のシェアを。

私が会社員を卒業した理由のひとつは
「今と同じ働き方をあと20年続けるのは、きっと難しい」と思ったから。

20年続けるのが難しい要素は色々あるのだけど、その一つが「身体的」なこと。

自分が20ー30代の時は、体力に何かが影響されるなんて、考えもしませんでした。

20代は、毎日残業がっつりして、お金を稼いで、休日はあちこち遠方まで出掛ける。
今思えば、エネルギーありましたね。

だけど、子供が生まれてからは、

育児と、仕事と、家事と、育児と…(ループ)

ん?あれ?なんだか休む間がなくなってきたぞ。
このあたりから自分のペースというものが乱されていきます。

来る日も来る日も、育児・仕事・家事。

自分は一人しかいないのに、会社の仕事と母親業の二人分の仕事。

子供のお世話も大事、でも、仕事も責任がある。

日々のタスクがどんどん増えていく。

そういうのがこなせないのは、ワーキングマザー失格だと思って、
効率化を図ったり、全集中で仕事をする。

リミットなしで、タスクをプラスし続ける日々。

それでも、30代はまだエネルギーがあるから、けっこうこなせちゃったりします。

効率化のライフハックなんかを取り入れて、無駄をできるだけ出さずに自分の力で暮らしを回していく、なんてことを結構頑張ってやっていました。

今思えば、自分に陶酔していたのかもしれませんね。
わたし、できる人!みたいな。


でも、40歳手前に来て、考えが変わってきました。

「体がもたない」
こう思うようになってきたのです。

元々、小柄だし、体力のあるほうではありません。

基本、デスクワークではあったけど、
検査や作業の立ち合いで現場に行くこともありました。

でもそういうことじゃなくて。

全速力で仕事をこなして
(お迎え時間のリミットがあるから)
児童クラブと保育園に子供を迎えに行って、
帰ってきたらすぐに夕ご飯の支度して、
宿題見て、
食事の後片付けをして、
お風呂入れて、
ドライヤー、歯磨き、トイレ…

毎日これをこなすので精一杯。
それ以外のことは、ほぼ何もできない、考えられない、絞り切る生活。

子供が大きくなってくればそのあたりの大変さは解消されるはず…

だけど。

そもそも、働く環境について振り返ってみる。

同じデスクに1日張り付いて、
足がだるくても座り続けなくっちゃいけなくて、
肩が凝って、背中も凝って、
パソコンの細かい字を追っていると気持ち悪くすらなることも…

これ、あと20年くらい続けられる?

そう思った時、当たり前にそこにいることに、初めて疑問を持ち始めたのです。

当たり前に会社員を続けていくと思っていました。

でもそれは、確固たる意志があったというよりは「それ以外の選択肢を考えもしなかった」というほうが正しいかもしれません。

初めて、自分の内側に問いました。
「このままで大丈夫?」と。

脳は質問をされると答えを探し始めます。

もちろんすぐに、というわけにはいきませんが、かなり時間をかけて問い続けた結果、答えは出せました。


今、私はかなりスローペース・省エネモードで過ごしていて、
がっつり働いて稼ぐというところからはだいぶ遠い場所にいます。

だけど、

肩が凝らなくなり、

朝ウォーキングに出掛けられるだけの体力を残せるようになり、

夕方、ご飯作るのに1時間弱キッチンに立つことができるようになり、

きーっストレス発散ー!ってお酒をかっ喰らうこともなくなり、

眠くてどうしようもないときは昼寝ができるようになり、

足が浮腫んでだるくて辛いことがなくなり、

かなり体が楽になりました。

結局、体と心は繋がっているので、
体にかかる負担を取り除いてやることでメンタルもかなり安定しました。


仕事における職場環境って、心身をウェルビーイングに保つ大事なポイントの一つです。
どんなに好きな仕事でも、体がおかしくなるのは何かが歪んでいる証拠。

特に40代に突入すると、健康のありがたみが切実なものになります。

もし今、無理をして働いている方がいたら、自分に問いを投げかけてみてほしいです。
体、大切にできている?って。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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