#76 MBTIとは何ぞや
大学で先輩のパワーポイントの自己紹介ページに必ずといって良い程、謎の英語4文字が書かれているのが凄く気になっていた。
先輩がその英語について言及すると
聴衆がザワザワし出す。
「あ!一緒だ!」「相性良いやつだ!」と。
流行を全く知らない自分にとっては疑問でしかなかった。(春日さんと同じで'知らない'がカッコいいと思ってるんだろうな…笑)
すると大学の講義で一緒になった人から
「〇〇くんMBTI何!?」とLINEがきた。
(ん?なんだそれ
Back to the futureの頭文字とって
'BTTF'って言うのと同じかな?)
頭のおかしい思考回路を目一杯動かしたのだが分からない。だから検索してみた
「MBTI 何」と。
どうやら性格診断テストのことらしく、
質問にいくつか答えたら16種類のタイプのどれかに分類してくれるものらしい。
(面倒くさいなぁ)と思いながらも
いずれかは誰かにやらされるのだろうと思って
嫌々挑戦してみた。
すると「ISTP」巨匠型という結果が出た。
どうやら
I→内向的
S→感覚型
T→思考的
P→知覚的 という意味らしい。
(難しいな!)と思ったのが率直な感想。
その後色々な人に聞かれた時に
「ISTPだったよ〜」というと
「おぉ!そういうタイプなんだね!」
(どういうタイプだよ…)
「私とは相性合わないね!」
(そんなこと言うなよ〜)
色々な反応が返ってくる。話のネタとしては
こういった診断系はやはり盛り上がるので
やっておいて損はなかったなと思う。
ただ。これは個人の意見として。
最初に大学の先輩達が自己紹介で
謎の英語4文字を書いていたと書いたのだが、
それはわかっていると思うがMBTIのタイプだ。
MBTIのタイプを書くことである程度
自分はこういう人だよ!
と簡単にアピールできるのかも知れないが、
英語の4文字であなたを理解したつもりになっている人がいるんだろうなぁ。
と少し話を聞いていてモヤモヤするようになってしまった。
しかも大抵の人が
「私のタイプと相性が合うよって人がいたら
是非後で声をかけてください。」なんて言ってたりする。
遠回しに言えば「MBTIで相性の悪い人は来ないでください」と言っているようなものだ。
エンタメとして言ってるのかもしれないが、
そこまで言ってしまったらエンタメではない。
会話の中でエンタメとして楽しむのは良いと思う。ただ大事な場面で自己理解を深めてもらうのに使って相性が悪いと思われる人を線引きするのはどうなのかなと。
英語4文字では表せない部分ってあるじゃない?笑
(個人的意見です…!)
先日NHKの「あさイチ」を見ていたら
心理学者の方が
「今流行っているのはこのMBTIではなく、
全く根拠のないものが流行っている。」という事実があると言っていた。
そもそもこれがMBTIですらないという。
これも本当か分からないが、
もし本当だとしたら尚更自己理解のツールとして使うのは勿体無い。
心理学者の人も最後に言っていたが
「エンタメとして、コミュニケーションツールとして楽しんでください。」
もうこれに尽きるなと思った。
なんか説教くさくなってしまった。
何度も言いますが、個人の意見です。
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