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ありのまま。でも、あきらめない。

パキスタン国連女性大使のムニーバーマザリ (Muniba Mazari)さん。2015年にBBC の最も心をうたれる女性100人に選ばれた2人のパキスタン人のうちの1人だ。

彼女は望まない結婚をした挙句、夫の居眠り運転で事故に遭い、生死を彷徨い脊髄を損傷し、歩くことも切望していた出産もできない身体になってしまった。絶望という言葉だけでは説明しようもない状況だったろう。想像するだけで心が痛くなる。

だけど、とてつもなく過酷な状況で彼女がとった行動には勇気づけられる。専業主婦になってやめてしまっていた、大好きな絵を再び描き始め、運良く脱出して無事だった夫とは別れた。ひとりになるのはきっと心細かっただろう。だけど彼女は、前を向いて残された選択肢から自らが最良と信じるものを選びとっていった。自分が産まなくても子供を持つことはできると気付き、産まれたばかりの孤児を我が子として迎えた。

彼女のスピーチを聞いて思ったのは、どうあがいても、私は私なんだよなあってこと。自分以外の存在にはなれないのだから、ありのままの自分を受け入れよう。そして、そこから自分なりに最善の選択をしていこう。

たとえ全てを手に入れることはできなくても、多くの人のおかげで、いまここに生きていることこそが幸せ。誰かのために役立てることはいくらでもあるし、目の前にはたくさんの大切なものがある。

So life is beautiful. ;-)


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