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コミュマネに興味を持った理由/目指していること/自分なりの定義

8月に開催された「コミュニティマネージャーの学校 BUFF」と「SHElikes」の受講生同士による交流会。両方のスクール/コミュニティに属する身として「絶対に行かなきゃ…!!」という勝手な使命感に駆られて参加してきました。笑

BUFFは「コミュニティマネジメントを全ての組織の当たり前に」を掲げて活動するコミュニティマネジメントファームです。
「コミュニティマネージャーの学校」を通じて、業界を牽引するコミュニティマネージャーの育成に取り組むほか、様々なクライアントの課題にコミュニティという視点からプロフェッショナルサービスを提供しています。

BUFF公式HPより

SHElikesは、Webデザイン・Webマーケティング・ライティングなどPC一つで働けるクリエイティブスキルを幅広く学び、今の時代に求められるマルチクリエイターを育成して、時間や場所に縛られない賢く私らしい働き方を実現するためのキャリアスクールコミュニティです。

SHElikes公式HPより

交流会用の自己紹介内容をベースに「コミュマネに興味を持った理由」「現在の仕事と、いま目指していること」をまとめています。

また、9月に行われたBUFF 16期の最終発表会で、16期生やOBOGの皆さんとお話させてもらいました(私は15期生)。その中で生まれた自分なりの「コミュマネ」の定義について、書き留めておきます。

コミュマネに興味を持った理由

2022年夏に入会したSHElikesでは、受講生がコミュニティプランナー・サポ隊としてさまざまなコミュニティを運営・盛り上げています。その活動に触れる中で「コミュニティ」そのものに興味をもち、SHEの社員さんが登壇するコミュニティ関連イベントへ足を運んだところ、BUFF代表の翼さんと出会いました。笑

コミュニティには「集っている」イメージしかなかったのですが、盛り上がっていたコミュニティには旗振り役がいたことを思い返し、自分でも情報収集をしていく中でコミュニティマネージャーの重要性を意識するようになりました。

また同時期にコミュニティSNSを運営するスタートアップへ出向しており、コミュニティデザイン・マネジメントに触れたことも、コミュマネに興味を持つきっかけとなりました。

「コミュニティはハコだけ作っても機能せず、ヒトとモノ(話題・企画)をマネジメントするコミュマネがいるといい」という理解が、店舗運営(対テナント)と似ていることに気づき、自分がこれまでオフラインの商業施設という場でずっとコミュマネをやっていたのだと思えた瞬間、説明に苦労していた仕事に名前がついて救われた気持ちになりました。

そんな出来事が重なり、コミュマネを意識して目指すようになっていきました。運と縁とタイミングに恵まれ、仕事でコミュマネを務められるようなキャリア設計ができ、現在に至っています。(ずっと気になっていたBUFFにも、業務に必要な内容として申請が通り、会社から補助してもらいながら通うことができました)

現在の仕事と、いま目指していること

現在は商業施設の運営会社で、新規事業開発の部署に所属しています。メイン業務はファンマーケティング実証実験としてのコミュニティ運営、サブ業務としてesports・web3領域の事業開発に携わっています。コミュニティのPoCでは、コンテンツをきっかけに来店したファンが、商業施設という場/ブランドのファンになり得るのか?をテーマに検証しています。

そもそも「居場所が無いならつくればいい」とずっと思っていて、場の創造に携わりたいと思って商業施設の会社に入っています。デベロッパーという職種にはあまり興味が無かったのですが、特に渋谷PARCOはいつ行ってもおもしろいPOPUPや展覧会をやっていて、自分もこういう場をつくる人/提供する人になりたいと思っていました。

振り返ればコミュニティを分散させておくことで、どこかで辛い目に遭っても絶望せずに済んできた人生でした。そういう場をたくさん持っていたいし、誰かのそういう場をつくっていたいと思う気持ちは、入社10年目になっても大きくは変わっていません。コミュマネという仕事に行き着いているのは、ある意味で必然だった気がしています。

いま目指していることは大きく分けてふたつあります。

ひとつは具体的な話。店舗運営において自分がやってきた「名もなき仕事」が実はコミュマネといえることに気づき、その考え方を波及→リテール業界のコミュマネ育成に携われないかと考えています。"ゼネラリスト"的な仕事をコミュマネという職種に落とし込むことにより、業務の俯瞰的な理解と自尊心の向上を促進することで、業界の盛り上げに繋げられるのではないかと思って(願って)います。

もうひとつは抽象的な話。「コミュニティ(をつくり運営していける人)が増えれば居場所が増える」という考え方が好きで、自分もその担い手のひとりでいたいと思っています。ひとつのコミュニティに居続けると飽きてしまったり嫌になってしまったりすることがままあるので、2〜3年に一度の全国転勤は合っていたのかもな…と思う今日この頃ですが(笑)、去ることで「帰れる場所」が増えているのは私の人生にとって確実に財産となっています。

学生時代のコミュニティも、消えてしまったものもありますが、今でも途切れずに繋がっていられるのは繋がる努力をしているからです。そこには不定期に近況を報告したり、会う約束をしたり、誕生日を祝ったりといったコミュニケーションが存在しています。すべて積極的に主導している訳ではありませんが、心地いい距離感を保てている人たちとは、長く付き合っていられることを改めて実感しています。そんな居場所を増やすひとりでありたいです。

自分なりの「コミュマネ」の定義

「しおりさんにとって『コミュマネ』の定義は何ですか?」と聞いてもらったときに、パッと出てきたのは「居場所をつくるひと」という答えでした。

さらに深堀りすると、居心地のよさを創出したり人を繋いだりするコミュニケーションだけに留まらず【コミュニティに対する責任感や使命感があるか】がコミュマネか否かの分かれ目かもしれない、という定義に辿り着きました。

もちろんそれは「マネージャー」という呼称に属する部分もありますが、単にたくさんの人とたのしく繋がっているだけではなく、そこから何を生み出すか/何を提供できるか?という責任・使命を自分事として持っていられるか否かでコミュニティの在り方が大きく変わるのではないかと考えています。

おわりに

自分の専門性が無いことに長らく悩んでいましたが、いまは「コミュマネ」の認知を拡げ、スキルを極めていくことが自分のなりたい姿に近しいと感じています。何か思ってくださる方がいれば、是非お話できると嬉しいです。そしてこの考え方をいい意味でどんどんアップデートしていけるように仕事を続けていきたいと思っています。

#私の仕事

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