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43歳で子宮卵巣全摘手術③40代前半で手術を決めた理由



摘出手術を決めた3つの後押し

手術以外の治療法は偽閉経療法がリュープリンとレルミナの2種類、ディナゲストで排卵コントロールを続けるというものと、様子をみながらそれらを併用するものがありました。
しかし、両側卵巣にチョコレート嚢胞があり、完全に消えることは難しい私の場合は、50代以降に手術をすることを前提の治療でした。
50代まで様子をみる選択もありましたが、早めに手術を決められたのは、皆さまの後押しがあったからです。



①長女の言葉

「進学出来なくてもいいから長生きしてね」
卵巣チョコレート嚢胞の急成長で、癌化のリスクが0.5%~0.7%(150人~200人に1人)の確率に上がり、祖母も婦人科系の癌で亡くなっているので、悩んでいた時に長女がかけてくれた言葉です。


長女高校2年生、次女高校1年生と我が家は教育費にお金のかかる時期を迎えています。
癌闘病になれば、治療費が高額になるだけでなく、私が働けない期間の収入の減少は避けられません。闘病期間が数年続くかもしれないと考えると今の貯蓄では心もとない。

こども達の進学用に貯めた貯金を切り崩して私の治療費に充てるなんて、私は絶対に嫌です。

出来るだけ家計の負担を減らしたいと考え、いつか手術するなら所見で良性のチョコレート嚢胞と言われているうちに、更にこどもの進路に影響がないこのタイミングで、と思いました。

②更年期障害に効く漢方薬

以前noteで「卵巣チョコレート嚢胞がすくすく育っちゃって八方塞がり」と弱音を吐いたところ、紳士にして偉大なる漢方医のお医者さまがアドバイスをくださり、私の更年期症状によく効く漢方薬が見つかりました。
    後戻り出来ない全摘手術、術後の体調不良の心配が軽減され、とても力強い後押しとなりました。
背中をグググッと押してくださり、ありがとうございます。
お陰様でベストなタイミングで手術に挑めました。

③信頼出来る医療従事者の皆さま

今年度担当してくださっている主治医のS先生は、とても親身に相談に乗っていただける先生で、手術を受けるならS先生にお願いしたいと思いました。

卵巣破裂で緊急手術になって、院長先生の手術を受ける事になったらどうしよう  という恐怖も無くはありませんでしたが。
イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ(;゚Д゚i|!)

卵巣破裂の可能性を聞いて割とすぐに
「先生っ!なる早で手術したいです!」
とお願いして、その場で先生の手術の空き状況を調べて貰って予約をして頂きました。

   信頼出来るS先生と一緒なら、人生初の大きな手術にも前向きに挑め、術後の痛みもなんとか耐えられそうですが、緊急手術で心の準備が出来ないままに受けた手術だと回復も遅いと思うんですよね。

まぁどんだけ院長先生が嫌いなのって言うのは別の話しで、

辛い時に寄り添ってくださった医療従事者の皆さまに心身ともに支えられ、大きな手術を受ける決意が固まりました。


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