回旋動作系スポーツの捉え方

先程ゴルフのスイングと野球のスイング、テニスのスイングをスイング動作(回旋系スポーツ動作)として、一括りで捉えたような記事を載せました。

こういう考え方が「理学療法士はスポーツをみれない」と言われてしまうきっかけになるのかも、と思って補足の記事を書きます。

確かに、理学療法士の皆がスポーツをみれるわけではないです。理学療法士の多くは病院に勤め、患者さんが怪我した状態から日常生活に復帰するために、どうしたらより良くなるかを考え日々切磋琢磨しています。

そこには、1人1人違う日常生活を目標にしています。

その為に駆使しているのが、解剖学、運動学、生理学の基礎の知識です。

そこにプラスして、動作分析を行います。その人が求める動作を実際に実施してもらい、なにがその人にとって問題か(出来ないきっかけになっているか)を考えていきます。(動作分析には運動学、力学の考えを用います。)

話を戻します。

ゴルフ、野球、テニスにはそれぞれ違うスイング動作(回旋動作)が存在します。競技特性の違いは確実にありますが、人の身体は一律です。背骨の数(脊椎の数)、背骨の動き(各脊椎の可動性)、腰を回すような動き(股関節の回旋動作、肩甲帯の可動性)の根本は解剖学、運動学です。

その根本(解剖学、運動学)をベースにして考え、求めている動作(競技特性の動作)にしていきます。

もともと、回旋動作を実施していた場合は、既に作られている運動学習(自分がやりやすいクセみたいなもの)があり、それが良い方向に転がることもあれば、悪い方向に転がることもあるかと思います。

そういうのが何もない人ですよ!と、いうことを伝えたくて、一つ前の記事を載せました。

スポーツ選手には「あのスポーツと同じに考えないでくれ」や「一般の人と同じに考えないでくれ」と思われたりしますが、人の身体は一律です。

もちろん動作分析をする時には競技特性を全力で考えて提示していきます。

【効率良く立てなければ、効率良く構える事が出来ない。

効率良く構える事が出来なければ、効率良く歩けない。

効率良く歩けなければ、効率良く走れない。

効率良く走れなければ、効率良くストップ、ジャンプは出来ない。

効率良く、止まる、ジャンプが出来なければ、最大のパフォーマンスは発揮出来ない。

自分の身体は一つです。自分の身体を効率良く動かして、最大限のパフォーマンスを導き出しましょう。】

最後の【 】の中の文章はどこかで読んだ文献の内容を自分なりに改変した内容と記憶しています。が、誰かお偉い先生が言っていたら恐縮です。

基礎のある理学療法士が実施するスポーツ理学療法の可能性(身体に関するアイデア)は無限大です。

結論:理学療法士もスポーツ見れます!ゴルフと野球のスイング動作を一緒にしてませんから安心してください。基礎の解剖学、運動学から考えているのです!!

長い文章を読んでいただきありがとうございました。




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