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2023年 阪神タイガースKDランキング【3,4月度】

プロ野球が開幕し1ヶ月が経ちましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今年も例年のごとく一喜一憂阿鼻叫喚の姿が見て取れます。春ですね。

さて、話は変わりますが 小松式ドネーション(KD) をご存知でしょうか?
今年はこの指標を用いて阪神タイガース投手陣の月別振り返りをしていきたいなと思います。
よろしくお願いします。

小松式ドネーション(KD)とは?

概要

小松式ドネーション(KD)とは、プロ野球における投手の「貢献度」を計る指標になります。
元オリックス・バファローズの小松聖投手が行っていた「ONEアウトドネーション」のことで、一軍での成績に基づいた金額を愛犬保護団体に寄付するというものになります。
ex.)1アウトをとる=1,000円 勝利/ホールド/セーブを挙げる=10,000円 リーグ優勝/日本一/タイトル獲得=100,000円
計算式は以下の通りで、

(投球回数×3)+(勝利+ホールド+セーブ)×10=KD
※KD×1000=ドネーション金額
※元ネタのリーグ優勝/日本一/タイトルは省く

https://freefielder.jp/magic/kd/

計算が非常に簡単かつ、先発投手とリリーフ投手でのKD比較が妥当で同列比較しやすいという点、また勝ち星に恵まれなくてもイニングを稼げる投手が高評価になる点や、性質上通年活躍しないと累計KDが伸びず、離脱の多い投手やシーズン途中から台頭した投手はポイントが伸びにくい、防御率や奪三振などは一切考慮されず"シーズンを通した貢献度"を可視化できるという特徴と、実際このKDが始まった2011年の小松聖投手が1登板1/3イニングでドネーション金額が最低額1000円だったという見事なオチも決まって話題となりました。
今回はこの指標を用いて、投手陣の貢献を見ていこうと思います。

過去阪神タイガース所属投手KD

ここで、過去名投手を産み続けた阪神タイガースの投手を適当にピックアップして一覧にしてみました。
20勝投手の井川慶、岡田前政権を支えたJFK、矢野政権を支えた青柳とスアレス、湯浅を算出しています。

阪神タイガース過去成績KD

目安としてはKD=600以上で先発ローテ/主戦リリーフ、700以上でリーグ傑出レベル、850以上で球史に名を残すレベルとなります。
これをみると直近は分業制が進んだこともあり先発とリリーフでほぼ同値になっています。
また、JFKはやはり傑出しており、こんな投手3枚抱えてりゃそりゃ強いとなります。(実際2007年は3位なんですが…)
20勝井川慶も凄いですけど、やはり久保田の飛び抜けっぷりが目につきます。24勝した年の田中将大がKD=886なので、どれだけぶっ飛んでて球史に名を残してるかが実感できます。(90登板は果たして残していいのか疑問ではありますが)

大体の累積数値雰囲気がわかったところで、KDによる阪神タイガース投手陣【3,4月度】を振り返っていきたいと思います。
シーズンが進む事に累積していき、各月の最後に上位5位をまとめていきます。
皆さん、今月はどんなランキングになるでしょうか?
少し予想立ててから見ていくのも面白いかもしれません。

2023年度 阪神タイガース投手陣KDランキング

5位

石井大智
11イニング 5ホールド KD=83
まず、5位は石井大智です。
開幕からリリーフの一員として登板し、83のKDを記録しています。
湯浅不在時の代役守護神かと思ったらイニング跨ぎしたりよく分からない起用法になっており、リリーフ陣の中で最もイニングを稼いだことからこの位置にランクインしています。

大竹耕太郎
17 2/3イニング 3勝 KD=83
続いて同率5位で大竹耕太郎。
現役ドラフト1期生で加入した早稲田大学卒業の左腕はここまでチームトップの3勝を挙げる活躍。
やっぱ早稲田の学位記もってると投球に意図があってとてもいいですね。知性を感じる。学位記。素晴らしい。ヒロインもしっかり喋れてるしやはり学位記。

4位

西勇輝
24 2/3イニング 1勝 KD=84
4位は西勇輝。
平均6イニングを投げることで、勝ち星は伸びていないもののKDを稼いでいます。
もうちょっと勝っててもいいと思うんだよなァ…
こういったなんやかんやでイニングを食うローテ投手というのは1年戦う上で本当に大事ですね。

3位

湯浅京己
7イニング 2ホールド 5セーブ KD=91
3位は湯浅。離脱中の守護神がここでランクイン。
WBCから帰ってきて開幕から登板、ピリッとしない投球が続き怪我で登録抹消と経緯から酷使だ酷使じゃないと声があがりましたが、ホールド/セーブがしっかり記録されていることから必要な場面で投げるようになってたとは思います…たぶん…
ただ半分くらい離脱してこのKD稼ぎっぷり、何もなけりゃ700突破してただろうなぁ(白目)

2位

才木浩人
28 1/3イニング 1勝 KD=95
2位は才木。不安定な投球が続き、抑えても勝ち星に恵まれないなどイニングのわりにKDが伸びていませんがローテの1枚としてしっかりと貢献していることがわかります。
4/30の登板後二軍降格が決まったっぽいですが、疲労抜いてまたしっかりとローテ回って勝ち星積み重ねてほしいですね。
とりあえず援護してやれ。

1位

村上頌樹
25イニング 2勝 1ホールド KD=105
1位は村上頌樹。開幕はリリーフで待機していたものの、彗星の如く現れた右腕はローテを掴み取り
7回完全
9回完封
8回零封で被安打5 四球1 WHIP0.24 K/BB 23.00とKDに関与しない数字も異次元を叩き出しています。
さすがに上振れ引き続けてる感じはありますが、今シーズン最貢献筆頭として投げきって欲しいです。
まあ彼はどっちかというとKDじゃない部分で評価されまくってほしい感じはある。インパクトヤバすぎ。万歳。


最後にランキング表だけ載せときます。
次回からちゃんとパソコンで書きます。
苦肉の策でスクショして載せてます。
2番近本くらい苦肉の策です。

3,4月時点KDランキング

最後に

以上で3,4月度の阪神タイガース投手陣KDランキングを終わります。
皆さんの想像通りのランキングでしたか?
ほかの投手など気になった場合は検索してもらえれば出るので是非。
こんな感じで毎月振り返っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

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