なぜ、睡眠・覚醒相後退障害に対してラメルテオンを少量で使うの?
少し前に、仕事での原稿を書くため色々な文献を読みました。
その際、睡眠・覚醒相後退障害(あるいは睡眠相後退症候群、DSPS、DSWPDとも言います)に対してなぜラメルテオン(商品名ロゼレム)が8mgではあまり効果がなくて、多くても4mgで処方することが望ましいかという理屈を理解できた気がしたので、覚え書きがてらまとめておきます。
なぜ、8mgが標準投与量なのかまず、なぜそもそも8mgがラメルテオンの標準投与量とされているのでしょうか。答えは、この薬を開発した武田薬品工業株