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夕方を作った週の「仕事について」の記録

今週はわざと、夕方を自分のために使うことにしました。残業で増えるお金も好きですが、21時に腹ペコで帰宅すると、その後に顔などを洗ってご飯を食べると、眠くなり、横になり、いつの間にか寝てしまって。先週は1日も欠かさず、こうして寝落ちして、夜中1~3時に目が覚め、起きたら灯りが付いたままでした。AM1時から始まるモーニングルーチンができる前に、22~23時になったらさっさと寝ないといけないと反省しました。

先週、大学でちょっとした講義(と言いながら会社と業界の説明)をしに久しぶりに大学でお世話になっていた先生にお会いしにいきました。そして、労働時間に縛られない先生たちの給料システムはいいなと思いました。久々の研究室訪問で、先生から「今の仕事は楽しい?」と聞かれまして、「まぁまぁ楽しいです」とまるで面接官さんに答えるようにベターな答えを口に出したのですが、その後「えーっと、今の仕事って楽しいんだっけ?」と大変だった数々の瞬間を思い出しながら自分自身に2回目の問い合わせをしました。即答したのはただ先生の元を離れてからも、お陰様で元気に過ごしていると思わせたかったーがデフォルトだったからかもです。

グリーン車で通勤をされる先生とご一緒の帰り道。グリーン車料金を先生が出してくださったのももう3回目です。今の仕事の話も、先生が顧問を勤めている企業の話も、「答え方が何でも”否定せず、是非”と答えるのが、なんだかお客さんに対する答えぽくなったね」と言われる自分の変化も、「企業の中という生態系の縦社会と、根回しと、意味なき社内競走」も、「起業したいなら、助けてくれる人たちを紹介できるよ」と自分が学生の頃に憧れていた「起業」とかのことを覚えて下さっていることも、毎月給料が入る安定感に満足しちゃっている自分がいるということに再度気づいたのも。全て先生みたいな大人がいらしてるからこそできると思いまして、この会話は30分もしてないながら、とても大切な時間だったと思いました。

去年の11〜12月は上司達からの中立のない強制フィードバッグやらで「自分の上司は自分と同じ味方・チームではないのだろうか」とか「社内で自分ができるのはここまで」という限界を感じた月でした。挫けそうになっても、必ず次のドアーはあるものなのか、12月から1月の今にかけて社内の他部署の方々から声をかけていただいて、分身術が使えるならばその全部に全力で答えてチームになってあげたい気持ちでした。

月曜は上司から部署移動に関する引き止めのメールが来た日でした。自分としても、今の仕事を続けても、今年に実施可能そうな良い成果・ターゲットは3つほど提案できそうです。ただ、1年以上言い続けているお客様の要望反映や組織改善における提案は、今の自分の力ではなんともできない。お客様の要望が反映されたものが出来上がるのは、今から始まりもう数年後。12月から移動に関する検討が進行中の部署は知人から紹介されたポジションで、自分が1年前から新しい技術を取り組んで業務改善したいといいつつ、後回ししていた技術を担当の仕事内容として使えそうで、最初は大変かも知れないけど、自分としても新たな成長と達成ができそうな仕事のような気がしました。今の上司には悪いけど、新しい仕事で背伸びして新しい技術を経験して、もしその後にも帰ってくる場所やお声かけがあれば、自分が貢献できる幅はもっと広がると思う。

18時になったのちノートPCを閉じで、最近のベストセラーが気になり、蔦屋家電の書店コーナーに行きました。本当は日曜に行きたかったけど、雨の日だったので蔦屋家電の中は人混みで、平日夜のリベンジです。
キャリア・仕事論に関するベストセラーがやたらと目に入ったのはおそらく丁度自分がそのテーマで悩んでいるからなのでしょうか。本に書いているキャリアアドバイスが、まるで自分の状況にピッタシ当てはまっているようで、何故か涙が出そうになりました。誰か、この組織の負のスパイラルを止めて欲しい。

本を読んでいたら、気分が複雑になったのもあり、ひとりカラオケという普段と全く違う夜の活動をして、Noteに記録をしてもまだ夜中22時半。23時には寝ようと思った夕方のあるライフは体感的には結構なんでもできる長さでした。

金曜日
ポジション移動応募をした部署の外国人部長さんと人事さんと、なんだか外資系エンジニア向けの圧迫面接ならぬ社内面接がありました。

質問1。
複数の部署を経験している自分に、部署ごとのカルチャーの違いに関する質問がありました。あくまで個人の意見ですが、そもそも同じ部署でもマネジメントが変わるだけで働きやすさやムードが変わってくるもので、パッと答えが出なかったのですが、唯一言えたのは部署の設立背景などで差異が発生したと思われる「外国人の割合」でした。今思うと、部署別の組織のカルチャーって意図して作られるものというよりも(協調とかの美徳をキーワードにしていることはあるけど、実務に落とされない)、どういう人が上にいるかによって自然と持ち込まれるようなもののような気がして、調べたくなりました。

質問2。
自分の専門外の物理問題を出され、ホワイトボードに書きながら過程を説明してほしいと。ボードに書いて公式とかグラフとか図を描いて見せたり、ヒントをもらったりしてなんとか終わらました。まぁ案の定、この手のいきなりクイズ問題は、「最後まで耐えるゲーム」って思えて、普通にクイズを解くような気分でヒントも貰えたので楽しかったです。あとから教えてくれたのは、緊張時の振る舞いやエンジニア的思考、コミュニケーション力、諦めないかどうかなどを見るような意図があったらしいです。緊張している時は自分がどういう変な癖があるか思い出せないのですが、今思い返すと自分でも自分の緊張時の癖は「ボードマーカーの蓋を分離したり付けたりするくせ」なんだってわかったセッションでした。
それ以外にも多くの質問を受けたのですが、全部が記憶に残るような質問で、(トラウマとかではなくて、面白かった面接として)忘れられない面接の一つになるのではないかと思います。

その後すぐの夕方は会社でお世話になっているメンターさんと、今の状況、この面接の話や今後の話をしました。今いる部署の状況はよくわかっているので、中々移動するのも気持ちが良くはないというのが自分の余計な心配事でした。

過去このメンターさんに転職等の話をした際にいただいたアドバイスには
「転職するタイミングは君にとっていいチャンスが来たときにするものだよ。」
っていうものがありまして、他部署から声がかかったときにはそれをチャンスと思い込みました。

替えが聞くような仕事が会社員の仕事。そこに自分がいなくなったところで絶対誰かができるようなものこそが仕事で、誰かが急に抜けても安定的に回るようにするのがマネジメントの仕事。これは役員だってそう(「役」をする人、任されたことを、期待されることをするのが会社の仕事)。自分は自分の上司を信じているので、自分が抜けて発生する問題も上司ならなんとか解決できると思ってますし、自分の方でも後任の方がアサインされれば、全力で教えて去るような最後の義理と会社の技術的資源を渡すための余計な責任は果たすし。むしろ自分よりいい人が現れて、その仕事をやってくれるならば、組織としても社会としても素敵なことだと思って。人員減縮のムードならば、むしろ人が抜けて行くのは自分たちの身をもって実行する貢献だって。
そう思いながら相談した夕方のある日でした。


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