アメリカ日系企業と発音

さて郵便局に無くされた労働許可証もゆっくりと2ヶ月遅れで届き、専ら就活中である。

私の日本でのスキルはマネージメント、IT営業、デジタルマーケティング、プランニングである。これら全て語学力のレベルの高さに通づる物。これを英語でバリバリという自信が未だ無い。いや、勇気を持つべきか。目下悩み中である。

そしてキャリア。
日本の企業の業務経験なんてなんの役にも立たないよ。と言う米系企業も多々ある。

アメリカでは、日本(アメリカ以外)の学歴や職歴はなんの役にも立たない。(運が良ければ、例えば仕事をしている人間からの紹介などで大丈夫な場合も)その為、大学に入り直す人間も多い。

実際にカレッジの友人では博士号を持っている人間がザラにいて、その問題で渋々カレッジに入ったなんてボヤいてたのを良く聞いたものだ。

その為、私の取る選択肢は複数ある。
まず日系で慣らしアメリカでのキャリアを積む。
そして米系へ転職をする。
これが正直一番楽な道のように感じるが、
日系の給料の安さには目を見張る。
現地採用と駐在(高額)の仲の悪さはここからきているとの噂すら立つほどに。

しかも、アメリカ。
前職とは違い仕事の分業化が明確である。
さて、何処を狙うか。
ITセールスか、ヘルプデスク、マーケティングと的を絞る。

一方、米系。
前述の通り、日本のキャリアはアメリカで役に立たない。学校のシステムデザインのカリキュラムでも習った。安くエンジニアを雇うなら日本だけど、彼等英語が話せないのよと。その時のショックは未だに覚えている。

さてそうすると、アメリカでキャリアがゼロとなる。私のアメリカのスキルはデータベースやプログラミングの初級ときた。HTMLやCSSは出来るが、実践してたのは遥か昔の話。ぐぬぬ。このキャリアギャップの差。悲しきかな、初級のエンジニアの給料は日系のそれより高い。無論、英語も使えるが、今までのキャリアは一瞬封印される。

つまりだ、私の問題は英語な訳でこれさえクリアすればなんとかなる。筈。

勇気をもって米系営業狙おうか。
いやぁ。

さてこんなスキルセットの中、いくつかの企業を受けて分かった事がある。日系を受けた際、2回に一回で英語面接が発生したのだが、2回に1回の確率で日系企業担当者の発音が非常に悪い。

私も、彼に言われて、少しずつ理解してきたのだが、
英語には単語のアクセントと、文章のアクセントがある。

始まる。日系担当者から面接の時に。

じゃあ、英語チェックで英語でインタビューしますね。と。そして酷い日本訛りの早口で抑揚なくまくし立てる。
この抑揚の無いと言うのが大問題であり、訛りよりも困ったことになる。詰まるところ、単語の切れ目が無いので単語を認識できないと言う事態に陥る。

だから悲しきかな。訛りと発音の不明瞭さに置いてさっぱり解らない。何を言っているのかが。これぞ国際結婚の弊害。
彼(アメリカ人)の発音聞き慣れすぎていて、
本当に本当に分からないんだもの。
身に詰まる。コレが自分を映す鏡でありませんようにと。

そして更に英語の重要性を理解する。
気がつく。これがバイリンガルレベル。

訛りが酷い人の言葉を聞き取れて、
想定できてこそインターナショナルネイティブ。

納得。

そして聞く、もう一回言ってくれませんか?
その時の担当者のドヤ顔。
仕方ないなの顔で続けられる同じ文章。

これはあくまでも一部。
無論居る。日本人でも発音がいい人は沢山。
残念ながら前者の部下だったりする。残念だなあ。

自分を見直し思う。

ああああ、穴はどこだ。
入る穴は何処にあるんだ。

自分が日本に居たときはまさにこうかもしれない。
なんたる稚拙な発音で話してきたことか。
こうだったかもだ。ごめんなさい。土下座。
ドヤ顔、してなかったと信じたい。あのときの僕。

さて、発音っていうのは非常に難しい。
日本人の英語はオーストラリアやニュージーランド、イギリスにアメリカ、この頃はフィリピンも混じっている為に、アメリカ人からすると酷い訛りのキツイ発音になっているようだ。

そう。習っちゃだめだったのだ。
異なる国籍からの英語は。
イギリスならイギリス一本。
アメリカならアメリカ一本。
グループレッスンで毎回講師が変わるっていうのは正直地獄。
驚く程、アメリカ英語とイギリス英語は異なる。

彼からもよく言われる。
何で今、フランス訛りで話してるの?
フランス訛りなんて意識してないのに。(泣)

さて、日本の英会話の老舗。
ベルリッツですら、担当講師の国籍を合わせないぐらいである。今回はアメリカで前回はイギリスなんてダメ絶対。
後で苦労するから。アメリカ国内でもエリアでの発音の違いはある。ニューヨークではなんか言葉をつなげてだらーりと早口で話す。

さて、よく聞くやつ。
アメリカって英語話せなくても頑張ってやれば
許容してくれて認めてくれる人多いって。

それは本当でもあるが、外国人として扱われる場合のみ。
あとは最低限、単語の切れ目をつけて話すことだ。

日本語もそうだと思うが、言葉や語彙の重要性がキャラクターに繋がる。幸いにもか、残念ながらか私の目指す仕事のレベルはココにある。

因みに、この話はそこを乗り越えれば、
多くの勝算はあるということとも考えられる。

さて、どういう道を選ぶべきか。

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