代官山の夜も耽る

知人に誘われBBQに行く事になった。
メンバーは知らない人ばかりだ。
元々そういうのは、あまり気にならない方ではあるが。

幹事の男性が 「調整さん」
というサービスで出欠を確認する。

好きな名前を入れてください とある。
私はふざけるのが大好きだ。

眼光斬炎丸

と厨二病らしい名前をつけ、出欠にぽちっと。
しつこいようだが、メンバーは知らない人ばかり。

勝手にふざけている私を知る由もない。
ヘタしたら、いやヘタしなくともドン引きだ。

ニヤニヤしながら他の人の名前を見る。

よっちゃん
けいちゃん
さげぴょん
下衆の極み早乙女

んー乗ってこないな。いや、早乙女さんがちょっとだけ、時事ネタでふざけていらっしゃる。もう一息。

すると、名前があがる。

真珠会館

キタ。
私と同じアホなやつめ。
テンションがあがり、ワクワクした。
パールさんと、当日は話すんだ。

そして当日。
ほくそ笑んでいた事を思い出した。

横にいた男性に話す。

私が眼光斬炎丸ですが、悪ふざけしていた真珠をね探して居るんです。彼が言う。

「僕が真珠です。初めまして。実は下半身のペニスに真珠のようなものを埋め込んでありまして、、、」

キタ。
意外なカミングアウト。こういう話大好物だ。

そして、愛すべき漫画。パーマンのマスクを取ったあのシーンを思い出した。
「ミツオ、わいがパーやんやで。」

パーやん!!!!

パーやんが折角、カミングアウトしてくれたのに掘り下げ忘れる。うわ〜大失態だ。

こういうツケは必ず来る。
だから大失態はダメなんだよ。因果応報。

会が終わった後、帰り道でヘラ女に執拗にしつこく絡まれる。もういい加減にしてくれや。

「すみません、うちの店ヘラは入荷していないんです。取り扱えないんですよ」
と逃げるに逃げれず。

パーやん掘り下げないでゴメンねと星に祈りをしつつ1日終了。

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