しらとり

清宮レイちゃんがすきです。菅原咲月ちゃんもすきです。

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最近の記事

2024年5月

月一であげている記録です。 TXQ『イシナガキクエを探しています』が面白かった。 ティザー映像の段階では心霊が関わるものではなく生きている人による人捜しの話をするのかと思っていたけど、始まると#1から心霊の話。番組タグのTLも放送終了後早速キクエを怪異と断定して推理を始めていた。結局最終回である#4にて人間の話に戻したい感じが演出から感じられたけど、正直どっちつかずに終わってしまったと思う。人捜しの話は人情の話だと思うし、もっと米原の密着映像の割合が多くても良かったのにな〜

    • 『しあわせなんて、なければいいのに。』感想

       『しあわせなんて、なければいいのに。』は5月17日よりLeminoにて配信されている作品だ。乃木坂46の卒業生である北川悠理さんが主演と共同での脚本を担当し、同じく乃木坂46の4期生が出演している。まず何よりも筒井あやめさんの演技が素晴らしい。普段の話し方の延長という感じでもないのに自然体のような魅力があって、話し声を聴いているだけでなんというか心地良かった。  結論をいってしまえば、この作品には全編に渡って北川さんの不在が逆転した存在感が横たわっている。昨年グループを卒業

      • 乃木坂46 山下美月 卒業コンサート 感想

         5月12日の配信を見ることができた。感想といってもそんな仰々しいものは書けないが、とりあえず書いてみている。山下美月さんは乃木坂46に3期生として加入した。2016年のことだった。思い返すと僕はお見立て会には行っていないけど、5th YEAR BIRTHDAY LIVEで先輩メンバーとともに大きな舞台に初めて立つ彼女を見た覚えがある。覆い尽くすような眩しいスポットライトを浴びて、その小さな背中は緊張の色を隠す余裕も無いようだった。当時たまに会っていたオタクと3期生のうち誰が

        • 魔法を信じなくても|星街すいせい『ビビデバ』MVと乃木坂46『僕は僕を好きになる』MVの比較

          VTuber星街すいせいの『ビビデバ』という楽曲のMVはこちら側とあちら側の越境を描いている。一体何が「こちら」で何が「あちら」なのかは今はあえてぼかしておきたいが、その越境は「VTuberとは何なのか」ということを逆説的に浮かび上がらせているように思う。画面の向こうの世界と僕たちの生身の世界の境目を分かりづらくするようなこうした試みは、僕たちに改めて彼女の存在の仕方を認識させているといえる。考えるまでもなく、VTuberは常に実在の不確かさのうえに立っている。たとえば星街す

          2024年4月

          月一であげている記録です。 「イワクラと吉住の番組」5期生特集が良かった。 ガクさんの「人間が美しいというだけで…」はもちろんだけど、5期生を一通り紹介されたイワクラさんの「人にいっぱい興味を持てた」っていうのに特にグッときた。乃木坂を見ているときはおよそ普段の生活では信用できない人間の美しさ(これには外見的なものに加えて他者への優しさというようなものも含まれる)といえるような価値観が存在している。僕は彼女たちのそうした美しさによって、大袈裟ではなく人類の美しさというものの

          乃木坂46『車道側』MV 感想

          『車道側』の歌詞で描かれる情景はたしかに平凡だ。しかしだからこそ、それを歌う彼女たちの姿は素晴らしい。この楽曲には手垢のついたような恋愛にまつわる歌詞を繰り返すことの意味があらわれている。大所帯アイドルグループがいかんともしがたい世代交代からやはり逃れられないということは、そこにそのときどきを踊るメンバーによる群像劇が生まれることを我々が夢見てもよいということだろう。それはメンバー間の作品外での繋がりはもちろん作品上に個別にあらわれる、これは改めて整理したいけれど、なんていう

          乃木坂46『車道側』MV 感想

          乃木坂46『チャンスは平等』感想

          乃木坂46の35thシングル『チャンスは平等』は山下美月さんの卒業シングルにあたる楽曲だ。ネット上ではこの曲が卒業曲らしくないという評判が見受けられたが、その後、美月さん個人の締めくくりとして同シングルにソロ曲『夏桜』が収録されることが発表されたため、『チャンスは平等』に卒業曲としての役目を全て担わせているのかというとそうではないということになる。つまりこの楽曲について考えるうえで「美月さんの卒業曲らしいか」という評価の仕方は留保してよい。それを踏まえてあらためて聴いてみた時

          乃木坂46『チャンスは平等』感想

          YOU ARE!|日向坂46『君はハニーデュー』MV 感想

          先日、日向坂46の展覧会「WE R!」を見に行きました。私はたまにひなあいを見る程度なのでグループを追いかけているとはいえないのですが、それでも展示の雰囲気から感じることがありました。それは彼女たちはいまだ「何者でもないこと」を魅力にしていながら、同時に何者かになることを強く求めているのではないかということでした。グループの改名から五年が経った今、あらためて自分たちのアイデンティティの危機に陥っているらしいことは、ごく少数のおひさまがいるだけの私のTLからすらも以前より感じ取

          YOU ARE!|日向坂46『君はハニーデュー』MV 感想

          2024年3月

          月一であげている記録です。 録画していた34thSGアンダーライブのドキュメンタリーを観た。 前回より内容が濃くなっていて嬉しい。 EX大衆4月号が充実していて楽しかった。 特に井上和さんと菅原咲月さんのインタビューは、初期から「なぎさつ」と呼ばれている2人の現在地を伝えてくれる良い内容だった。 「乃木坂46 ラジオより愛をこめて」という特集も面白かった。乃木談の担当者は相変わらず思想が強くて頼もしい。 『霊障』という同人誌を買った。 『ほん呪』の監督インタビューと歴

          生活(の抜粋っぽい)詩的ブログタイトル5選

          「生活詩」というものがある。 ある生活詩についての文章を読みながら、乃木坂46のメンバーそれぞれのブログのことが思い浮かんだ。彼女たちは日常の出来事をブログでもってこちらに伝えてくれている。ただ、浮かんだのは内容ではなくタイトルの方だ。彼女たちはそのとき書いたブログの題名として何か思わせぶりなことを書く場合もあるし、ごくシンプルな時も内容と関係あるような無いような時も、かと思えば隣にいたメンバーに付けてもらったみたいな場合もある。なんにせよそれを読んだ僕たちはその多くをブロ

          生活(の抜粋っぽい)詩的ブログタイトル5選

          乃木坂46の風景について

          はじめに乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE 3・4日目を配信で観ることができた。これまでバスラといえば当時の楽曲を通じて過去を振り返ることを大切にした行事のようだったけれど、今回は用意された楽曲で今の乃木坂にはどんなものを見せられるのかみたいな新しい挑戦の感じがあった。前回のバスラや新参者の感想でも書いたことだけど、既存の曲を文脈抜きでやり直すいわば再解釈は繰り返しや再演とは違って楽曲の新しい一面を見せてくれる。新参者ではすでに舞台に立つメンバーから

          乃木坂46の風景について

          2024年2月

          月一であげている記録です。 縁あって下記noteを題材にしたオフ会に参加させていただきました。主催の口寄せさん、参加者の皆さん、その節はありがとうございました。(書かれた方が分かっていそうな反応をされていたので引用しておきます。) 参加にあたって少なくともnoteの読み直しが必要だと思ってはいたものの、前日に用事を済ませて「さて…」と思ったところで山下美月さんの卒業発表があり、おセンチになってしまって結局何もしないまま当日を迎えてしまった。そういうわけで話したいことを決め

          2024年1月

          月一であげている記録です。 2日「日本怪奇ルポルタージュ」を見た。この番組用に撮られた田村真佑さんが不穏で良かった。 『Monopoly』のMVを見た時も「不穏さ」に興奮した気がする。僕の琴線に触れるのかもしれない。 社会における(番組的に言うところの)怪奇、つまり僕たちが無意識のうちに「普通」と言ってしまうような生き方から逸れた人たちを見る乃木坂ちゃんの姿が良かった。「普通」ではないからといって何者にも救われないという道理は無い。怪奇に巻き込まれた人の生活を肯定するもの

          面影のダンス

          焼き付いた後ろ姿が、先頭に立っても離れない。足場の無い虚空に浮かぶ細身の彼女が時おり振り向いて、そのたびに微笑んでいる。すべてを許すような、もっと遠くを見ているような目。それが振り向くたびに微笑んでいる。中空で衣装が揺れて、あるはずのないスカートが風を起こしているように感じる。まぼろしの手足が照明に絡まるように振り回されている。 当然、それらはまったく空想上の出来事だ。僕はいま見えもしない齋藤飛鳥さんの幽玄な面影を、自分のことを舞台に立つ遠藤さくらさんに重ねることで幻視しよう

          面影のダンス

          2023年12月

          月一であげている記録です。 B.L.T.1月号の筒井あやめさんのグラビアがとっても良かった。アイドル雑誌の表紙っていかに顔を見せるかが大事だとされているんじゃないかと僕は勝手に思っているんだけど、今号についてはシチュエーションと表情をフックにしている。紙面も情感があって、そんな中でのインタビューもこれからの活動についての意気込みの話もあったけれどそれ以上にあやめん自身に迫る雰囲気が良かった。インタビューではあやめんが自分自身についての分析を語ってくれている。最近の生活につい

          坂道グループ楽曲ソート(2023年リリースのみ)

          2023年ももうすぐ終わりということで、乃木坂46・櫻坂46・日向坂46の楽曲のうち、2023年に発売されたものに絞ってソートしてみました。 折角ならそれぞれの感想を書きたいところですが、僕は乃木坂以外のことをほとんど知らないので乃木坂の楽曲についてのみ感想を書いていきます。 ↓前回 心にもないこと 池田瑛紗さんセンターの楽曲です。井上和さん、菅原咲月さん、川﨑桜さんに続いて5期生楽曲のセンターに抜擢されたこと自体がここに至るまでの彼女の活躍を示しています。 歌詞はいわ

          坂道グループ楽曲ソート(2023年リリースのみ)