小匙の書室111 嬉しい贈り物
その人にとっての記念日。
贈り物って、大概は嬉しい想いをして受け取るものですよね。
私の場合、「ああ、自分はちゃんと祝われるに値する人間なんだな」って、そう思えるのです。(自嘲が過ぎるかもしれませんが)
そして……これは、小説を読んでいるときにも発生し得るイベントでもあるのです。
──さて。先日、私の元に一つの荷物が届きました。
薄くて、少し硬い。
おや……?
こちら、中身は何かといいますと。
新川帆立先生によるサイン色紙です!!
以前、新川先生の新作『目には目を』がWEBで連載されるのを機に、読書メーターさんのほうで感想投稿キャンペーンが行われていたのです。
『全話の感想をコメントした読者の中から抽選で1名様に商品プレゼント』
これはもう、参加するしかない。
新川先生はデビュー作『元彼の遺言状』の他、『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』やアンソロジー収録作品を読んでいるのですが、最新作である『目には目を』も少年法を軸にした罪と罰を問う社会派ミステリであり、大変に面白かったです。
さて、その感想キャンペーンも昨年の11月で終わり。
すっかり作品の余韻にも浸り終えたところ、読書メーターさんからメッセージが届きました。
以前に書いたこの記事。
最後に「あることの布石」と文章にしていたのですが、実はこのことだったのです。
でもね、私は当選の1名に選ばれたわけではないのです。
なんと。
新川先生のご厚意により、こちらのキャンペーンに参加した全員にサイン色紙をプレゼントされる運びとなったのです!!
いやはや、デビューから新刊が続々刊行されていて大変お忙しいであろうに、全員分の色紙を書いてしまうとは……。頭が上がりません。
こちらの色紙はもちろん、家宝として本棚に飾っておこうと思います。
※思えば、『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』も読書メーターさんのほうでプルーフを頂いて読了しているのです。
とても素敵な贈り物。
ますます感想を綴ることの喜びと意味を噛み締められました。
ここまでお読みくださりありがとうございました📚
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