見出し画像

【購読者向け】実現不可能な「ゲームの深掘り記事」

『Superliminal(スーパーリミナル)』というインディーゲームを遊びました。錯視を利用したパズルが特徴のゲームです。

『Superliminal』(2019)

たとえば、歪んだ非常口があったとします。これ自体は単なる絵なわけですが、うまく角度を調整してみると本当のドアのように見えるんですね。すると、実際にドアが出てきて先に進めるという仕組みになっています。

遠くにあるはずのものを掴んだり、小さなものを高いところに置くと大きくなって落ちてきたりと、さまざまなトリックアートがパズルとして組み込まれているわけです。

割とおもしろかったわけですが、ひとつ困ったことがありました。それは、本当のテーマにどう向き合うかというところです。どうも多くの人が向き合ってないんですよ、本作の深い部分に。

ここから先は

1,523字
この記事のみ ¥ 200

サポートいただいた代金はゲームに化けます。ゲームライターにゲーム代を与えてもっと文章を吐き出させよう!