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マーケティングは外的要因による内的要因の変換機

こんにちは。SSKC岩田です。

皆さんはPDCA回していますか?
特にマーケティング活動では頻度高めにPDCA回せと言われていますが、分析時に外的要因に悩まされることがよくあります。外的要因はコントロール不可な側面を持ち、改善策が立てにくいからです。

しかし、コントロール出来ないからと手を打たないのは得策だとは思えません。

では、どうすればいいのでしょうか?
それは「外的要因と内的要因を結びつける作業に手を尽くす」というものです。


外的要因と内的要因

まず言葉の意味を簡単に振り返ると、下記のように表せます。
・外的要因:自分や企業の外側に原因を求めるもの。法改正、経済、業界動向など。
・内的要因:自分や企業の内側に原因を求めるもの。自社製品、予算、人材など。

内的要因は企業努力が可能なものと言われています。製品の質を上げたり、資金調達の工夫をしたり、人材確保のために社内制度を整えたり…。
この部分に関しては、計画も改善策も立てやすく、PDCAが回しやすい。

しかし、外的要因は企業努力でどうにかなるものではありませんので、対策を立てにくい傾向があるのです。

そこで外的要因を内的要因と結びつける工夫をすることで、企業努力が可能な範囲を増やすことを試みてみるのはどうでしょうか、というのが今回のテーマです。

マーケティングは変換機

結びつけるってどうするの?という話になりますが、まずはこちらの図をご覧ください。

内的要因には、常に外的要因の影響が流入してきます。しかし、外の影響を鑑みずに自社のリソースをそのまま結果として顧客に示しても購入してもらえることはほぼありません。質を高めても同じことで、あくまで外の影響も考慮しないと頭打ちになってしまうことが多いと思います。

そのため、結果として顧客に提示するものは外的影響を取り入れ、内的資源を変換させて様々なものを生み出していくのが大切なのではないかと思います。

しかし企業理念であったり、柱となるビジョンは変えずに、具体的なソリューションや資源を柔軟に変換させていく、というのが良いのではないでしょうか。

そして、この外部の影響と内部の資源を組み合わせて、柔軟に変換させていくきっかけを作るのがマーケティングの仕事とも言えるのではないかと思います。実際に結果を作るには社内全体の協力が必要です。

結びつけるには情報収集手段を増やすこと

外的影響に合わせて柔軟に対応するとして、どうすれば良いのでしょうか。

それは外部の情報をキャッチする機会を増やすことです。世間は今どこに意識が向いているのか、何を求めているのかを明確にしていく必要があります。

全体的な要因はニュースなどで情報収集出来ますが、個人や組織へのインタビューやアンケートにより得た情報の方が、より内的要因の変換に活用しやすいです。
PDCAにより、内的資源の改善よりも外的要因によるものが大きいと感じた場合、コントロール出来ないとあきらめるのではなく、情報収集手段を増やすことが出来ないか、改善策を練るのがいいのではないかと思います。

おわりに

最終的には情報収集をしっかりしましょう、というマーケティング業界では当たり前の事実に戻ってきてしまいました。
マーケティングには成功法則とも言われる定石が既にあり、それさえ実行すれば成功すると言われています。しかし、なかなか実行できない場面が多く挫折することも多いのだと思います。

そこで、定石を実行しやすいように、各自やりやすい方法に変換させていく努力が必要なのではないかと思います。

まだまだマーケティングではひよっこの私ですが、皆さん、一緒に頑張りましょう~。

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