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七ツ石から見える風景

僕の、母方のおばあちゃんが、先週亡くなった。 99歳(白寿)であった。

母方の実家は日蓮正宗なので、お線香は立てずに寝せて置くのが、作法なのだとか。 灰にあたって火が消えてしまうのではないか?と思ったが、ちゃんとゆっくり最後まで燃えていた。
お坊さんは、同じ田舎の集落のお寺から来ていた。お経は、「南無妙法蓮華経」であった。

「南無妙法蓮華経」をウィキペディアで調べてみると、
「正しい教えである白い蓮の花の経典、に身を任せる」とある。
蓮の「凛とした姿」や「白さ」や「静けさ」に正しさを感じるならば、それは、とても日本的で、平和っぽくて、よい経典なのではないか、と思った。 中身は知らないけれど…。

母方の実家は、旧岩瀬村(現須賀川市)の七ツ石という集落にある。先祖が眠るお墓は、ローレルバレーカントリークラブと山々が見える、眺めのいい田んぼのわきにある。
このお墓から見える、のどかで平和な風景のどこかに安らかに眠るのだろうか?
願わくば、そうであってほしい。


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