2020年大晦日RIZIN26の感想

大晦日からもう2週間経ちますがRIZIN26について色々感想があるのでここに置いていこうと思います。

それぞれの試合の感想を述べますが順番は試合順ではなく書きたい順にいきます。

堀口恭司対朝倉海

実は大晦日彼女と旅行に行っており、テレビを占領された影響で現役の一流選手の戦いではなく一線を退いたタイ人が芸人の尻を蹴って笑いを取る素人参加型格闘技を見させられたためこの試合の結果は妹の「堀口すごいね!!」というLINEで知りました。

これなら一人で大晦日を過ごしたほうがマシだったなと感じた31日の夜でした。

というわけで堀口の完勝となったこの試合ですが、ラバーマッチをやるべきか否かという話題があります。

これについて解説します。

やるべきという人とやるべきではないという人の最大の違いはこの二人の立場をどう考えているかその認識の違いだと思います。

この二人はRIZINにおいて1勝1敗です。

ただ、堀口は現在世界最大のMMA団体であるUFCでランキング3位まで登ったことがあり、デメトリアス・ジョンソンとのタイトルマッチも経験しています。

だからRIZINのリングに上る前の段階で既に日本格闘技業界では横綱と言っていい存在です。

一方朝倉海はアウトサイダーの王者にはなっているもののRIZINで知名度と価値を高めた選手です。

ラバーマッチをやるべきという人は堀口のUFCでの実績を知らないのではないかと思います。

つまりRIZINでの実績のみで判断しています。

逆にラバーマッチなんて必要ないという人はそもそも堀口は横綱で海はせいぜい大関だから元々差があるんだよという認識です。

だから最初の試合で海が堀口に追いついて今回の試合が組まれ、今回堀口が勝ったことで差がついたという考え方です。

私は堀口のベラトール王者再戴冠とUFC再挑戦の方が見たいので朝倉海が先にUFCの王者になっていなければ再戦はもういいかなという感じです。

萩原京平対平本蓮

この試合地上波カットとなりましたが、You Tubeでは好評で何度も見てしまうというコメントがありました。

この試合が面白いのは多分とてもわかり易いからではないかと思います。

タックルしたらしっかり倒せて上になった人が下の人を殴るというすごい基本的な展開が続きます。

下から寝技もないので余計わかりやすいのかもしれません。

この試合の動画が地上波で生中継された女子タイトルマッチや五味対皇治の試合より再生数を稼いでいるのが興味深いです。

生中継のチョイスは本当にあれでよかったのかフジテレビとRIZINは考え直したほうが良いかもしれません。

入れ墨問題がボクシングでも話題になっていますが単純な疑問としてこの二人がRIZINフェザー級でのし上がっていったらどうするつもりなのでしょうか?

王者なのに放送なしみたいなことが起きてしまうのか、ラッシュガードを着せたいけど言うことを聞いてくれずフジテレビとRIZINが扱いに困る光景を想像してしまいます。

吉成名高対タイ人

吉成がクソ強い!

ただ、50キロ以下という階級の試合をさいたまスーパーアリーナで行った時観客席から選手が見えるのかちょっと気になりました。

というのも以前女子選手で随一のマッチョである渡辺華奈を後楽園ホールで見た時、正直予想の倍くらい小さく、ジョシカクは一生厳しいなと思ったことがあります。

今の格闘技は軽量級が盛り上がっていますが、小さすぎると流石に厳しいかなと感じます。

五味対皇治、浜崎朱加対山本美憂

特に感想はありません。

皇治は今回もダウン、KO負けしなかったので彼のファイター人生は寿命が延びたと思います。(競技者としては武尊戦で終わっています。)

You Tubeの再生数も伸び悩んでいるので生中継は考え直したほうが良いのではないでしょうか?

少なくとも今回はシバター対X(HIROYA)の試合のほうがXが誰なのかみたいなリアルタイムで見る楽しみがあったのではないかとも思います。

シバター対HIROYA

HIROYAが1ラウンドにダウンを奪われたのが最大の衝撃でした。

魔裟斗二世の代名詞であったHIROYAがRIZINに来てからはゲーリー・グッドリッジ二世のような働きぶりを見せているのはなんとも言えません。

HIROYAは今回のオファーを受けたり、以前You Tubeでコラボした武尊など他の選手との関わりや彼が代表を務めるトライハードジムにプロの有力選手が多数在籍していることを考えると、とても良い人なのではないかと思います。

もちろんそれはファイター、アスリートとしては良くないことかもしれませんが、無理をするより自分の強みを活かして生きていて良いことだと思います。

別に格闘技のリングで勝者にならなくても幸せに生きること、人生の勝者になることは可能ですから。

また、この試合とその後のシバターを見て、仕事ができるとはこういうことかと感心しました。

那須川天心対クマンドーイ

試合よりもリングサイドにいた武尊と天心がどんな絡みを見せるのかのほうが注目された試合となりました。

気になったのは天心の何も決まっていない発言です。

これから団体も含めて色々交渉することになるのでしょうけどそもそも既に階級が違って各団体が絶対に負けさせたくない二人です。

交渉が揉めることは必須でしょう。

だからまだ実現しないかもしれないと思っています。

少しだけ技術論になりますが天心が相手のミドルキックを受け止めて打ち終わりにパンチを打つ展開が多かったですが、このタイミングで武尊のパンチが当たるかもしれないなぁなんて思いました。

逆にいきなりパンチを打ったり、ローキックは天心にしっかり当てるのは難しいと思っています。

この試合については実現するかまだわからないのでここらへんにしておきますが、やるならRISEはもっと存在感を出したほうがいいです。

このままだとK-1とRIZINの話になります。

さて、3月14日にRIZINが東京ドームに進出するようです。

気になるのが新生K-1がさいたまスーパーアリーナに初進出した時、選手もかなり盛り上がっていました。

今回RIZINの発表を受けて選手がそこまで盛り上がっていない気がしてなんかズレているのではないかと気にしています。

また、大晦日から3ヶ月経たない時期の開催もマイナスだったかもしれません。

いずれにしても今回の大晦日のように直前までカードが決まらないということがないようにしてほしいですね。

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