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短歌十首

先日話しましたが、ふくろふという名で「うたの日」というサイトに短歌を投稿しています。

で、まあ出来はともかくとして、今のところ毎日ちゃんと歌を詠んでいます。続けられるといいけれど。

ということで、その中から10首の短歌をまとめてここに上げておきます。

よかったらどうぞ。

5月7日

夏の夜に紅玉色(ルビイ)の星が弧を描く 想い届かぬことを知りつゝ


5月8日

「あな青き星かな」と云ふ月の君 地球の吾は空を見上げる

5月9日

春の路に日を受けて立つ菜のように各々勝手に咲け少年よ

5月11日

太陽の優しき日差しのお返しに色とりどりの花咲き誇る

5月12日

今日からは空を羽ばたく鳥になる落ちたことなどないふりをして

5月13日

元気とは元に湧く気と書くものの我の元とはいずこならむや

5月14日

恋をした人魚が涙流すとき かすかに濃さを増す海の青

5月15日

藤色の空がつぶやく「行っちゃうの?」夕陽が答える「明日も来るよ」

5月16日

暖かき午後の光に咲き匂ふクレマチスの描(か)く夜を夢見る

5月17日

この歌よ響け世界の果てよりも近くて遠いあの心臓に

個人的には「夏の夜に……」と「恋をした……」、「暖かき……」の三首が気に入っています。

ということで、また明日。

おやすみなさい。

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