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我が家の本棚から

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読書好きの子どもたちの本棚からたまに児童書や絵本を紹介します。
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記事一覧

息子の絵本棚から「おむすびころりん」

以前の夫の赴任地だった名古屋に、絵本の専門書店がありました。 店員さんの知識も深く、娘を連れてよく通ったものです。 2018年に閉店となって、イベント等で活動されているようですね。 たくさんの絵本との出会いがあったのですが、私自身が気に入ってよく読み聞かせしていたのは「おむすびころりん」。 娘がストーリーのあるおはなしを理解できるようになった頃、日本の昔話も少しずつ揃えていこうと選んだ、はじめの一冊です。 他にも「かさじぞう」やら「いっすんぼうし」やらある中で、どうして

娘の本棚から「白雪姫」

大雨の被害、大きなものとなっていますね。 また週末にかけても雨が続くとのことで、被害の大きい地域の方々は身の安全を第一にお過ごしください。 今回は岐阜でも被害が大きいと聞いて思い出したのは、まだ下の子が生まれる前に出かけた飛騨高山の旅行のこと。どうしても行ってみたかったのは「飛騨絵本美術館ポレポレハウス」と「オークヴィレッジ」。 当時は夫が名古屋勤務だったため、夏の終わりに旅行へ出かけました。 飛騨絵本美術館ポレポレハウスは、邸宅の中に展示室と絵本の販売コーナーがある非常

娘の本棚から「オズの魔法使い」

昨日、朝の着替えを済ませた娘(小5)が 「あれー?おかーさーん、なんか短いわー」と言ってきました。 見ると、スカートの下に履いたレギンスから足首が10センチくらい見えてます。でも、それ最近買ったやつだし。それが一番長いやつだし。 「そういう長さのレギンスってことで履いていったら?」と言ってみたら採用してくれたようで、そのまま履いて登校していました笑 すくすく育っているようです。 そんな娘の本棚から本日紹介するのはこちら 「オズの魔法使い」 我が家にあるのは単行本なので

娘の本棚から「ちいさなちいさな王様」

「ちいさなちいさな王様」という本を知ったのは、娘が幼稚園の頃。 その頃、とある細胞を発見したとして、一躍注目の的となった女性がいました。研究内容を超えて、身に着けているもの、乗っている車、あれやこれやとテレビで取り上げられている中で私の目に留まったのが、彼女が中学生のころに書いたという読書感想文でした。 読み上げられる感想文を聞いて、「有名になったら昔の作文まで読まれるのか」「ちょっと恥ずかしいな……いや、読まれて恥ずかしい作文しか書けない人は有名にはならないか」などの邪

娘の本棚から「シャーロットのおくりもの」

クレヨンハウスのブッククラブで小5向けに届いた「シャーロットのおくりもの」 私も読んだことがなかったので、ちらっと覗いたときは、「豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日」のような内容なのかと思いましたが、違いました。 そして、表紙に載っている女の子がシャーロットなのかと思いましたが、違いました。(ちゃんと読め) 事の始まりは、農場で生まれた子ブタのうち、一匹が小さく、今後も育たないだろう、ということで、殺されそうになるところから始まります。 その農場の娘ファーン

娘の本棚から「世界名作ショートストーリー モーパッサン 首飾り」(高学年)

娘(小5)はよく読書をしています。 「読書が好き」というよりは、読むことが生活の一部のようです。 私も本は読む方ですが、最近はもっぱら電車移動の時。なので、外出が少なくなると読書量も減るというなんとも言えない相関があります。 歯医者に行くときやバレエのレッスンに行くときなどは、下の子も含めて3人で座席に並んで黙々と読んでいます。 今日はそんな娘の本棚から一冊 「世界名作ショートストーリー モーパッサン 首飾り」 モーパッサンはフランスの作家で、短編を多く書き残していま