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国立近現代建築資料館に寄ってみた

旧岩崎邸庭園へ行った際、お隣に建っていたのがこちらの「国立近現代建築資料館」。建築なんて、ちっとも詳しくありませんが、さすがの私も安藤忠雄さんのお名前くらいは知っています。ちょっと立ち寄ってみることにしました。

入館は無料ですが、旧岩崎邸庭園から入る場合は旧岩崎邸庭園の入園料がかかります。湯島地方合同庁舎正門から入ると無料です。

こちらの資料館は、建築の際に作成する図面や模型を適切に保管し、今後に役立てていくために作られたそうです。現在は「安藤忠雄 初期建築原図展
ー個の自立と対話」を開催していました。
確かに、年季の入った手書きの図面が多数展示されていて、学生さん(かな?)は熱心に見ている様子でした。展示の図録は無料で配布しているとのことで、安藤氏が後進の育成に力を入れていることが分かります。

↑六甲の集合住宅Ⅰ(1983)
安藤氏が初めて手掛けた集合住宅。私が生まれる前にこんなモダンなマンションがあったなんて。

↑水の教会(1988)
設計が先にあり展示会に出展したところ、北海道トマムの開発企業から建築の依頼がきたそう。トマムと言えば現在は星野リゾート。こんなところで結婚式を挙げるのは夢がありますね。
水の教会ウェブサイト

↑光の教会(1989)
展示されていた中で、私が唯一知っていた建築物でした(無知でお恥ずかしい)。何年も前に設計から完成までを取り上げたテレビ番組を見たことがあります。
プロテスタント教会は、カトリック教会と違ってステンドグラスなどの装飾品が少なく、イエスやマリアの像なども置かれていません。質素であることがプロテスタントの人々のこだわりでもあるのですが、教会は質素すぎるとただの集会所になってしまうので、祈りの場にふさわしい建築になるよう検討されたとのことでした。
光の教会は信者の皆さんにとって、光の十字架が温かく優しい祈りの時間をもたらしてくれる場所になっていますね。

光の教会(茨城春日丘教会)ウェブサイト
見学希望の方が非常に多く、マナーも問題となっているようです。訪ねる予定の方は、ウェブサイトの確認をしましょう。

施設名:国立近現代建築資料館
利用日:平日午前中
館内滞在時間(所要時間):30分
混雑度:★☆☆☆☆(私の他に1~2組いただけでした)

休館日:企画展示により異なる
最寄りの駅:
・千代田線「湯島」下車 徒歩8分
・銀座線「上野広小路」下車 徒歩10分
・大江戸線「上野御徒町」下車 徒歩10分
・山手線「御徒町」下車徒歩15分

記事を読んでいただき、ありがとうございます。