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#19 J2清水エスパルスの応援にハマった訳

僕の地元、正確には隣の静岡市をホームタウンとするサッカーチームがある。オレンジ色で有名な、清水エスパルス。Jリーグ発足の時は割と強かったけど、今は2部リーグのJ2で戦っている。
僕は昔からサッカー観戦は好き、でも地元のチームには全く興味なかった。なんか弱いっぽいし。知ってる選手ほぼいないし。
そんな状態だったのに、なぜ月4200円(高っ!)のDAZNを契約し、スタジアムに応援に行くのか。僕が夢中になっている理由をお話しします。


元日本代表 乾貴士選手(35)

W杯しか観ない方もきっとご存知、乾選手。彼が昨年、いろいろあってエスパルスに移籍してきた。年齢まで書いたのは僕と同い年だからなんだけど、35歳であのテクニックはやばい。センスと努力の塊。かっこいい。
あと驚いたのが、微妙な判定のファールもらうと審判に尋常じゃない猛抗議をすること。応援しているサポーターが「乾、もういいよ!」「抗議しないで!」と叫んで止めるぐらい。怒りまくってる乾の気を紛らわすためにサポーターが歌ってる場面が、何度もあった気がする。熱量がすごい。
僕みたいなおっさんと同い年なのに、プロリーグで大活躍して大勢の人を魅了している姿はマジで感動する。おっさんの心を動かすのは、おっさんの頑張り。マジで。

試合後の乾選手(中央)

守備職人 吉田豊選手(33)

お隣りの富士宮市生まれの、こんな素晴らしくて顔がおっかないサッカー選手がいたとは。SB(サイドバック)で攻守に献身的に関わるポジションなんだけど、特に守備面での危機察知能力がもの凄い。職人技の先読み、身のこなし、怖い顔。167cmで体は小さいんだけど、相対してドリブル仕掛ける選手は相当嫌だと思うな。
乾選手と同じく、30代でしかもSBであんなに走りまくるのは信じられん。僕が唯一持っている選手タオルは「猪突猛進 吉田豊」
そのぐらいプレーが好き。今シーズンは、再びスタメンに定着し始めている。
今日の試合では、最近プロデビューを飾った17歳の西原源樹選手をめちゃくちゃ後押ししている姿が印象的だった。「お前の強みはドリブルだろ!走れ!」って言って、スルーパス出していたように見えた。なんだかわからないけど、泣きそうだった。おっさんと若者の競演は、ちょっと危ない。おっさんって、すぐ感動するからね。

拍手する吉田選手(左から3番目)

スタジアムの臨場感、サポーターの一体感

エスパルスのホームIAIスタジアムは、座席とピッチとの距離がものすごく近い。最前列に陣取った日には、目の前で選手がプレーする姿が観れる。もちろんボールも飛んでくる。とてつもない臨場感がある。
Jリーグ発足時からサポーターがいるチームなので、応援の一体感にはみんな圧倒されると思う。ゴールが決まって喜ぶ時、味方がファールを受けて怒るとき、失点したチームを励ますとき、声と音の圧がゴール裏からドカーンと来る。昨年の1位町田ゼルビアとの対戦で、前半0-2から3-2に逆転した試合があった。絶望的な状況から、最後は気持ちでゴールを押し込んで勝ち切る。スタジアムが一体となって喜んだ感覚を、今でも鮮明に痛いぐらい覚えている。実際全力ガッツポーズをしたことにより、肩には激痛が走った…おっさんどころかおじいちゃんやん…

こんなに近くで試合が観れる!

僕の大ハマりきっかけは、乾選手。実際に観に行ったことで吉田選手ほか素晴らしい選手たちにも出会えたし、スタジアム応援の楽しさも感じられた。
サッカーチームを応援し始めて、人生が豊かになった気がする。夢中になれるって、とってもいい。Jリーグの試合は、週末90分間だけ。是非!

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