メフィスト賞


 2月の終わりにメフィスト賞に小説を出した。もうすぐで、ネット上で座談会が行われて結果がわかる予定である。もうこの時期に連絡がきていないということとなると受賞は難しいだろうなと思っている。ネット上には編集者が読んで気になった作品が一覧として出るので、その気になった作品として残って欲しいなと思っている。
 再び、メフィスト賞に出そうと思っている。今回出したのは、個人的に体験した出来事を作品としてまとめたものである。いわゆる私小説といったらいいのかもしれない。私小説であれば、純文学の賞に出せば良かったと思われるかもしれないが、どちらかというとこのメフィスト賞に照準を絞って書きたかった。
 メフィスト賞に出したのは、自分がすごいなと思う小説家(森博嗣さん)が出ている賞だったからだ。僕は、彼のエッセイをよく読んでいた。独特な語り口が虜だったからだ。小説は三作品くらいしかまだ読んでいないので今後読もうと思っている。
 前回も書いたが、彼の「小説家という職業」という新書に、彼は戦略的に小説家になったとあった。ミステリーを書くなら、徐々に面白くなるようにして、その通りに書いてデビューしたとその本にあった。それは、僕にとってはとても刺激的な考えだった。自分もできるのであれば、そのようにやりたい。
 僕ははいろいろなネタがある。それは大事に取っている。いまは、それの表現の仕方をいろいろと考えてきいた。大きく分けると、エンタメで表現するのか純文学で表現するのか、と別れる。
 いろいろな表現の仕方がある。全て出すのではなくて小出しにしていく。そして最後には、あっと驚くような表現する。そんなイメージで書いていきたい。
 森博嗣のやりかたで、いまミステリー書いている。戦略的に徐々に面白くなる小説を書こうと思って向き合っている。

 僕は、自分が書く小説には自分のなかにあるもの以外は出てこないと思っている。自分の心の底にある物語であって、自分にしかわからない世界だと感じている。その自分にしかわからない物語がどれだけ他人に理解してもらえることが鍵になってくるのだろう。そして、それが面白い物語である感じられることが重要だ。
 最近、小説を書き始めて面白いものが書けそうなという予感がしている。漠然としているが自分にはできるという自信が出てきた。なので、そのことも今後書いていきたい。

 これから、僕はできるだけ毎日、noteに文章を残していこうと思っている。自分が軌道に乗ってデビューできるようになりたい。今の自分はいろいろと表現が湧き出てくる感覚がする。でも、急がないでやりたいともっている。

 森博嗣は、1時間に6000文字書くといわれている。自分もそれくらいのスピードを持って書きたい。とくにエンタメやミステリーなのであれば可能ように思える。重要なのは、アイディアである。これは浸食する力が強い。人間の潜在意識のなかに広がっていき蝕んでいく。そのアイディアをスピード感を持って意識するとエンタメ小説は書けるだろう。なので、常にこのことを意識して小説を書いていきたい。

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