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【温存】体力とメンタルと時間の話

こんにちは!タノ🦒です。
家族同士で友だちとと宅飲みに行った際に「タノさんはいつもこんなに動き回っているの?」と質問された奥さんが「うん、大体こんな感じ」と答えました。
※多分止まったら死ぬ回遊魚みたいなもの



温存する

本日のテーマは「温存する」です。
冒頭の与太話の真逆の話となります。

活動をするために必要な要素を見極め、
そのエネルギーを無駄にせずに温存するという内容です。
自分も陥りがちですが、
活動を持続させるための方法を改めてまとめます。

結論から言うと、活動を成立させるには、
①体力
②メンタル
③時間

の3つが必要です。

時間がないと活動がそもそもできない。
時間があってもメンタルダウンしてたら無理。
時間とメンタルがあっても体力切れなら活動はできない。

といった感じです。

そのため体力・メンタルの温存と、時間確保が必要になります。
逆に言うと「体力・メンタル・時間を削る活動をしていないか」ということになります。

当たり前のことですが、今一度生活を見返すとなかなかできないことがあるのではないでしょうか?


公認心理師として学習した視点も踏まえて、
心理学的にも分析していきたいと思います。


マルチタスク

今の世の中はものすごいスピードです。
テクノロジーが進化し、作業スピードが上がったのに業務時間は変わらず、業務の密度が上がっています。

そこで起こることが「マルチタスク」。

これは活動を複数同時に行うこともですが、
複数のジャンルの活動を行うことも脳を疲弊させます。

と、いっても
全て自分でコントロールできたら疲弊はしづらい。
問題は「コントロール不可&複数の活動を抱え同時に処理する」ことです

さらに、それが一人でできる活動なら良いですが、
特に人と関わる仕事は業務以外の負荷がかかります。


感情労働

それは「感情労働」と呼ばれるものです。

労働には大きく3つがあります。
・肉体労働
・頭脳労働
・感情労働
です。

特にメンタルケアをする仕事に当てはまりますが、
対面で人と関わる時に「人の感情」に注意を払う活動は、
メンタルに大きく負荷がかかります。

気を遣う」というものですね。
ものすごく肉体や頭脳を使ったわけではないのに、
ものすごく疲弊してしまうことがないでしょうか?

知らない人ばかりの集団に入って仕事をしたら、
きっと普段の何倍も疲れてしまいます。
自律神経の問題もありますが、
これがメンタルに負荷がかかります。

そして体力とメンタルは密接に結びつくため、
徐々に体力とメンタルが低下していきます。


「考えること」と「悩むこと」

といっても「考えないようにする」ことが難しい。

ですので定義を少し変えられたらと思います。

「考える」というのは「建設的な思考をすること」です。
課題や失敗があれば「次はこうしよう!」と改善策を立て、
それを実行していくことです。

一方の「悩む」とは「出口のないグルグル思考」です。
何度も何度も解決策のないことを考え続けてしまう。
それは大抵が「人間関係」で起こります。

なぜなら「人の感情」には合理的な答えが出づらいからです。
いくら理屈で考えても答えが出ない。
そうなるといくら考えても出口は見えてきません。

ではどうするか?


影響の輪

有名な「7つの習慣」という本があります。
そこで出てくる「影響の輪」と「関心の輪」。


冒頭でも「コントロール」という言葉を出しました。
私たちがコントロールできるのはどんなことか?

天気はコントロールできません。
顧客や上司、相手の感情は直接コントロールはできません。

一方で傘を持つことはできますし、
適切な言葉かけで相手の感情にある程度アプローチは可能です。

重要なのは
どこからどこまでが自分の影響の範囲かを捉えることです。

自分が考えて行動し、精一杯やった。
それでも相手の反応がイマイチだったり、関係が悪化した。

でも、精一杯やったし、
客観的に見てもできることはもうなさそうだ。

つまり「影響の輪」の中で全力を尽くした。
だとすると、あとは「関心の輪」の問題です。


もちろん
「結果を出すまで死ぬ気で頑張れ!」と
言われる場合もあるでしょう。
「お前のせいだ」と後ろ指を刺されるかもしれません。

「影響の輪」を超えたことを要求されているなら、
それはあなたのせいではありません。

それ以上は考える必要はなく、
自分にできることをこれからも頑張れば良いのです。


逆に「関心の輪」の領域を考えすぎるのは危険です。
その場合「悩む」ことになります。
自分の影響が及ばないので解決はできないことが多い。

するとメンタルも体力も時間も削られます。

あなたが頑張るのは「影響の輪」の中だけ。
自分が影響を及ぼせる範囲を見極めることが大切です。

どうすれば見極められるのか?


私にできること・できないこと

それぞれの人には長所と短所があります。
得意なことと苦手なことがあります。
まずは自分の「トリセツ」を作ってみることです。

自分ができることが分かれば、影響を及ぼす範囲も見えてきます。
一方で「私はこれはできないな・・・」という影響を及ぼせないところもわかると思います。

もしパッと思いつかないなら、極端に考えると良いです。

「国の法律を変える」
「会社全員の機嫌を良くすることができる」
は多分ほとんどの人はできません。
※できる人すげぇ

ですが、
「半径5メートルの1人を1日1回笑顔にする」位ならできるかもしれませんし、「会社のマニュアルのある箇所を1ヶ月に1つ改善する」ならできそうです。

そんな風に照準を絞っていきます。
すると「得意なこと」の方ができることが多いはずです。

その得意なことで貢献すればOK。
苦手なこと・できないことは周りを見渡して頼る。

自分が得意なことが誰かの不得意で、
自分の不得意が誰かの得意だったりします。


無理せずできることをやりましょう。


最後に 温存すること

そして、最後に。
時間・メンタル・体力はそれぞれ有限です。

ですから時には歩みを止めて温存する。

「あぁ、また同じことで悩んでるなぁ」と思ったら、
自分を責めてメンタルを削ってしまいます。だから、

「今は悩まず、メンタルを温存しよう」
という思考で手放す。前向きに「温存してあげる」。
そうしたら次の活動に必ずプラスになります。

考えず逃げたわけではなく「温存」した。
100%全力を費やさず、いくらかはサボって「温存」。

でもそれは、持続的に活動を続けるためです。

時間・メンタル・体力を温存し、
「いつでも全力!一生懸命」を手放していく。
焦らない、慌てない、諦めない。

決して「諦める」わけではなく、「ゆっくり、急ぐ」。

そんな小さな一歩が、やがて大きなストライドになります。
身を削る全力ではなく、小さくても確かな一歩を。


歩んでいければと思います。


そんな自分のことのような、
お役立ち心理記事のような文章でした✏️


読んでいただいてありがとうございました!

タノ🦒でした!またね!


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