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【礼拝説教要約】 使徒の働き6章1〜7節 「教会を建てあげる人」 2023.7.16 守谷キリスト教会礼拝説教要約

私たちは何かのコミュニティに所属していることが、

社会的に健康な状態であるとみなされます。


しかしそこに綻びや面倒なことが生じると、

そこから距離を置きたいと思うこともあります。


教会もまた、

他と同じように運営面での課題を抱えることがあります。

始まったばかりのエルサレムの教会は、
「ヘブル語を話すユダヤ人」と「ギリシャ語を話すユダヤ人」という
二つの言語グループで構成されていました。

ペテロをはじめとした使徒たち、主だった人たちは前者に属します。

彼らは一つとなって全てのものを共有し
全ての人の必要が分配によって満たされていました(2:44-45, 4:34-35)。


しかし集まる人数が増えるにつれて、

その中で目立たない人への配慮が行き届かなくなってしまったのです。

教会は漁師の網に例えることができます。

成長に伴って生じた課題は時に、網にできた破れ口であり、
そこから人がこぼれ出ていってしまうことがあります。

使徒たちはナザレのイエスが十字架で死んで復活したことの目撃者であり、
寝食を共にしてきた証言者でもあります。

彼らは脅されても鞭に打たれてもなお、
神のことばを伝え続けることで、

神と人とを繋ぐ縦の関係

-縦糸を紡ぐこと-

に心を砕きました。


一方で毎日の配給に心を砕く新しい7人も神は起こしてくださるのです。

彼らは神の愛が人と人との横の関係において表されるために

-横糸を紡ぐために-

心を砕きました。

教会が神の国として前進するために、
神はそれぞれに別の角度からの必要を示してくださるのです。


教会に集う時、
私たちはどのようなことに心を砕くよう示されるでしょうか。

どのような知恵が、
これまでのあなた自身の経験から培われてきたでしょうか。

その知恵もまた、神からの賜物として用いられれるのです。

このようにして破れ口が繕われた結果、
エルサレム教会はますます力強く発展しました。

それまで、
この新しいコミュニティを批判していたであろう祭司たちまでもが
ここに加えられたのです。


神はあなたの名前を今日も呼んで、
この神の国を建てあげる働きへと招いてくださっています。


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