星加優和

✅キリスト教の牧師。 ✅ぶっちゃけ教会興味なくはないけど、どんなこと教えてるの?世界で…

星加優和

✅キリスト教の牧師。 ✅ぶっちゃけ教会興味なくはないけど、どんなこと教えてるの?世界でメジャーな宗教ってことは知ってるけど、、って方も、ちらりと読んでいただけたら嬉しいです。 ✅note始めたばかりです。自分が普段属してるコミュニティ以外の人にも伝わる言葉と視野を広げたいです。

マガジン

  • ヨナ書(礼拝説教要約)

  • 使徒の働き(礼拝説教要約)

  • ルカの福音書

    ルカの福音書からの礼拝説教要約

  • これって私の感想ですけど。

    コンテンツの感想、クリスチャンとしての一つの見方について。

  • 契約を守ってくださる神

    聖書の最初から最後まで、ストーリーをざっくり掻い摘めるマガジンです。 ぶあつい聖書。バラバラにかいつまんで読んでも、さっぱりわかりません。道徳の教科書?神の姿が恐すぎたり優し過ぎたりちょっと矛盾? 何が書いてあるか理解するために大切なキーワードが「契約」という言葉です。 契約をテーマに扱った全13回の礼拝説教の要約。

最近の記事

エペソ人への手紙1章1~12節「教会は天国の看板をデザインする」 2024/04/21 説教要約

以前住んでいた家の近所に、 とても美味しいラーメン屋さんがありました。 しかしそこに掲げられている看板は、地味なものでした。 現代は「映え」が大切とされます。 写真映えするもの=おいしい、見かけの良い人=正しい という公式が成立しつつある社会です。 看板は、その店の商品の前味を伝えるものです。 教会がキリストにおいて一つであることは、 時が満ちて神が計画を実行されることの予告です。 教会の存在そのものが、 やがてキリストが来られる日にキリストにあって 一切のものが一

    • 主の祈り① 愛することが下手な私たちに与えられた祈り ルカの福音書11章1~13節

      ある時、弟子たちはイエスに願いました。 「私たちにも祈りを教えてください」。 何をどう祈ったら良いのか、教えてもらわないとわからない。 古今東西、あらゆる宗教や文化に「祈り」という文化があります。 だから私たちは、祈りならなんとなくわかると考えているのではないでしょうか。 しかし実のところ、 天地を創造され私たちを愛してくださっている神に何をどう祈ったら良いのか、 私たちは本当にはわかっていないのです。 イエスは「私の背中を見て学びなさい」とは言いませんでした。

      • エペソ人への手紙2章17~21節「私たちを組み合わせる力」 2024.4.7 守谷キリスト教会説教要約

        私たちにとって、教会はどのような場所でしょうか。 奉仕や人間関係に疲れてしまうことや、 大切な人との時間を天秤にかけなければならなくなったこと、 それまで来ていた人や子どもたちが来なくなるのを見るなど 痛みを経験することがあります。 パウロはエペソの人々に対して、 教会は「主にある聖なる宮、神の御住まい」であると語ります。 罪やさまざまな痛みによって、私たちは教会に失望することがあります。 しかし神は確かな目的をもって、地上に教会を置き続けておられます。 パウロによ

        • マタイの福音書21章1~17節「王なる祭司イエスを迎える」 守谷キリスト教会礼拝説教要約

          イエスには様々なタイトルがつけらています。 救い主、良い羊飼い、罪人の友、神の子などです。 マタイは、福音書の最後の1/4の文量をイエスの最後の1週間を描くことに割き、 イエスの「王」、そして「祭司」という側面に光を当てます。 それは「先の者が後になり、 後の者が先になる」という大逆転の神の国の、 王であり祭司です。 イエスがエルサレムに到着した時、 群衆はそれまでで一番大きな一団となって、彼をイスラエルの王として賛美し、 熱狂的に迎えました。 「先の者」として立っ

        エペソ人への手紙1章1~12節「教会は天国の看板をデザインする」 2024/04/21 説教要約

        • 主の祈り① 愛することが下手な私たちに与えられた祈り ルカの福音書11章1~13節

        • エペソ人への手紙2章17~21節「私たちを組み合わせる力」 2024.4.7 守谷キリスト教会説教要約

        • マタイの福音書21章1~17節「王なる祭司イエスを迎える」 守谷キリスト教会礼拝説教要約

        マガジン

        • ヨナ書(礼拝説教要約)
          4本
        • 使徒の働き(礼拝説教要約)
          13本
        • ルカの福音書
          16本
        • これって私の感想ですけど。
          2本
        • 契約を守ってくださる神
          13本
        • 御国を来らせたまえ(礼拝説教要約)
          6本

        記事

          マタイの福音書20章24~34節「目を開けていただきたいのです。」2024.3.17 守谷キリスト教会礼拝説教

          「目が開かれる」という経験を、 人生の中で何度かしたことがあるでしょうか。 それまで狭まっていた視野が、新しい経験や見識、 気づきによって広げられることで「心の目が開かれる」ことがあります。 「心の目が開かれる」とは、 自分の立ち位置について正直に見る経験を言うのかもしれません。 自分がどういう状況に置かれているのか、正直に把握すること。 それが心の目が開かれるという体験だと思います。 では霊の目が開かれるとはいったいどういうことか。 それは、このみじめな私を救うこ

          マタイの福音書20章24~34節「目を開けていただきたいのです。」2024.3.17 守谷キリスト教会礼拝説教

          マタイの福音書4章8~17節 「この世界、いくら?」 2024.2.18 守谷キリスト教会礼拝説教要約

          『お宝カーマスターズ』というリアリティ番組があります。 価値のない、あるいは安い車を手に入れて、 それに熟練工の技を加えて生まれ変わらせて価値をつけ、 顧客に売り、 その資金を元手にして扱う車をステップアップさせていく構成に、 私は惹きつけられます。 値段交渉の場面で、 売り手はできるだけ高く、 買い手は安く交渉をしようとします。 荒野において、 悪魔とイエスはこの世界にどれほどの価値があるのかを話しています。 通常の交渉と逆なのは、 悪魔は安い価値に見せている

          マタイの福音書4章8~17節 「この世界、いくら?」 2024.2.18 守谷キリスト教会礼拝説教要約

          マタイの福音書3章16〜4章7節 「それでも神の子?」 2024.2.4 守谷キリスト教会礼拝説教要約

          福音は私たちを力づけます。 そもそも福音とはなんでしょうか? 聖書には「福音とは…御子に関するもの。御子はキリストです」(ローマ1:2-4)とあります。 福音とは、イエスが誰であるのか、イエスが何をなさったのか、 それによって世界がどのように変化したのかを語ることです。 イエスが洗礼を受けた時、 彼は父なる神から「わたしの愛する子」という約束を受け取りました。 しかし直後の荒野において、悪魔はこのイエスの確信を奪おうとします。 かつてイスラエルの民たちが荒野を旅し

          マタイの福音書3章16〜4章7節 「それでも神の子?」 2024.2.4 守谷キリスト教会礼拝説教要約

          マタイの福音書2章1〜12節「博士たちのクリスマス-与えられた導きは何ですか?-」 2023年12月17日守谷キリスト教会

          いつの時代も、 人間は自分たちが住んでいる世界とは別の、 目に見えない世界があると信じてきました。 そして目に見えない霊的な世界を映し出す鏡のようなものとして、 夜空の星を見上げることがありました。 古代のイスラエルも、 また他の文化圏の人々もまた似たような世界観を持っていました。 イエスの誕生を祝いに東からやってきた博士たちは、 占星術に精通していたと考えられています。 彼らは「ユダヤ人の王としてお生まれになった方の星が昇るのを見て」、 エルサレムにやってきたのでし

          マタイの福音書2章1〜12節「博士たちのクリスマス-与えられた導きは何ですか?-」 2023年12月17日守谷キリスト教会

          【説教要約】ヨナ書4章1~11 「手間暇を惜しまれない神」 2023/12/03 守谷キリスト教会

          ヨナ書は、神の正義と人間の正義とが衝突した物語です。 ヨナにとっての正義は敵国の首都であったニネベが滅ぼされることでした。 彼が自らの正義を固く握りしめていたまま、物語は進みます。 彼の視野は狭まったままです。 世界を単純化し、そして神に対してさえも冷笑的な態度をとります。 しかし神はそんなヨナを追いかけ、ニネベへと向かわせ、 ニネベを赦し、そして不機嫌なヨナをなだめました。 このように聖書は、 物語を中心にして展開します。 神の性質や人間がどのように神と向き合えば

          【説教要約】ヨナ書4章1~11 「手間暇を惜しまれない神」 2023/12/03 守谷キリスト教会

          マルコの福音書2章1~12節「神にとっても、赦すことはむずかしい?」  2023年11月19日守谷キリスト教会

          マルコ福音書2章では、 イエスが公に活動を開始し、神の国の教えを広める様子が描かれています。 イエスがカペナウムの家で教えていた際、 その場所は混雑し、様々な人々がイエスの言葉に耳を傾けていました。 教えを聞く者たちの反応は多様だったことでしょう。 熱心に耳を傾ける者から、奇跡を待つ者、 さらにはイエス様の言葉に疑問を持つ者までいました。 このシーンは、 私たちが教会に集まる際の様子にも似ているのではないでしょうか。 教会に集う私たち一人一人も、異なる背景や心境を持ち

          マルコの福音書2章1~12節「神にとっても、赦すことはむずかしい?」  2023年11月19日守谷キリスト教会

          【説教要約】ヨナ書3章1節-4章4節「そんなことはもう、わかってる?」 2023.11.12

          ヨナ書は聖書の中でも特筆して面白い物語の一つです。 ヨナが神に対してさえ強情な人物として理解するなら、 ヨナ書は更なる立体感をもちます。 一度は御顔を避けて船に乗って逃げ、 魚の腹の中で祈ってもなお、彼の特性は変わりません。 ヨナは魚に吐き出された後でさえも嫌々ニネベの町へ行き、 そこで滅びのメッセージのみを短く語り、 町全体が悔い改めると彼は非常に不機嫌になります。 多くの場合、人は一瞬で変わるほど単純ではありません。 正直なところ、私たちはこのヨナの気持ちが理解

          【説教要約】ヨナ書3章1節-4章4節「そんなことはもう、わかってる?」 2023.11.12

          「神から離れたと思ったのに。」ヨナ書1:1-17 2023/10/22 守谷キリスト教会礼拝説教

          私たちは現在、 自分が正しい側にいることを確かめなければ気が済まない社会に生きています。 SNSに投稿すれば、見た人の反応が気になります。 正しくないように受け取れる発言や、 そう見える人物にはみんなで石を投げることで、 自分はあの人よりはマシであることに安心します。 対立する主張は論破し、 正しさによって最も親しい人をも支配しようとします。 一方で、正しさの基準は多様です。 多様でありすぎる中で基準をなんとか見出そうとして、 私たちは相手を思いやれなくなっているの

          「神から離れたと思ったのに。」ヨナ書1:1-17 2023/10/22 守谷キリスト教会礼拝説教

          ヨナ書1章1~17節「神から離れたと思ったのに」 2023/10/22 守谷キリスト教会礼拝説教要約

          私たちは自分の心の奥深くの状態についてチェックする 判断基準を何かもっていますか? 「教会での奉仕」や「毎朝のデボーション」は霊性を保つ手段ですが、 それをどのくらいやっているかは判断基準にはなりません。 ヨナ書1章から、私たちは2つの判断基準を見出せます。 ①普段の生活で感謝は見つけられるでしょうか。 ②困難に直面した時、背後にあるものを理解しようと努めているでしょうか。 ヨナ書は聖書の中でも独特な物語です。 主人公ヨナは預言者として神の命令を受けたが、それを無視し

          ヨナ書1章1~17節「神から離れたと思ったのに」 2023/10/22 守谷キリスト教会礼拝説教要約

          ヨハネの福音書5章1〜9, 14節「見なさい。あなたは良くなった。」

          「良くなりたいか。」 藁をもすがるような思いで座るベテスダの池のそばに座る男に、 イエスはそう尋ねました。 私たちは「今よりも良くなりたい」という思いをもってどこかへ行き、 あるいはキャリアを積み上げ、人間関係で葛藤し、 あるいは物資的なものを求めます。 そんな私たちのところにイエスは来られ、 傍に立って「良くなりたいか」と尋ねられるのです。 38年もの間病気にかかっていたこの人は、 イエスの質問に対しておそらくイエスをちょっと見ただけで、 また池を一心に見つめながら

          ヨハネの福音書5章1〜9, 14節「見なさい。あなたは良くなった。」

          マタイの福音書25章14〜30節 「主は良いお方」 2023.9.17 守谷キリスト教会礼拝説教

          「この部屋から東京タワーは永遠に見えない」という小説は、 現代の日本の若い世代が抱える葛藤の一つを描き出した短編集です。 ありのままでいい。頑張れば何にでもなれる。 そう教えられ成長してきた若者が社会人になって、 如何ともし難い壁に阻まれて乗り越えることができない現実に直面する姿を 描いています。 「あの子は貴族」という映画も 同様の日本社会と、その現実に気づいた女性を描きます。 実は日本には今でも貴族と呼ぶのが相応しいような人々がいる。 しかしそういう人たちは確かに

          マタイの福音書25章14〜30節 「主は良いお方」 2023.9.17 守谷キリスト教会礼拝説教

          【説教要約】 使徒の働き9章1~22節 「選びの器 ②」 守谷キリスト教会礼拝

          迫害の急先鋒だったサウロが回心したことは、 当時の人々にとって衝撃的なことでした。 それまでサウロの仲間だったユダヤ人たちや、迫 害を受けていた人々はもちろん、使徒たちさえも例外ではありませんでした。 それほどまでに彼の回心は突然のことだったのです。 救いは、創造主である神の圧倒的な主権と選びによるものです。 私たちが教会に来るようになったきっかけや、 信仰をもった経緯はどれひとつ同じではありません。 この特別な選びを私たちも受け取っています。 パウロと同じように

          【説教要約】 使徒の働き9章1~22節 「選びの器 ②」 守谷キリスト教会礼拝