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社畜を抜け出し、自分の人生を歩むためのチャレンジをしよう

私の知っているIT業界というのは、比較的お金がそこそこ手に入る業種でありながら
複雑な思いを抱えて辞めたいと考えてる人も
決して少なくない業界と認識しています。

現に、自サイトのアクセス解析をしていても、
IT業界を辞めたい意思のある人が検索をかけているのがわかる、
ということからもそれが現れているように見えます。

その一方でIT業界を知らない人からの評判というのが「スマート」「仕事ができそう」と
いかにも好印象という感じ。

私もIT業界を知らない人と交流する人がそこそこあることから
IT業界に従事していることについて、
たびたびそういったご感想をいただくことがあります。

「ITの仕事を辞めたい」とありますが、いったい何が現状としてあるのでしょうか。

ブラック企業


最近のラノベ作品やらで頻繁に「ブラック企業」という言葉が出てきますね。
IT業界というのは、そのブラック企業という単語に相当する
有力な業種でないでしょうか。

また、「キツい・給料安い・結婚できない」
「3K」が揃った業種とも言われています。

仕事がキツいのもそうだし、キツい割には実入りが少ない、
そして職場の男性比率が異様に高いので「結婚できない」。

そんな現状からか、私の同世代のIT勤めている友人も、
自分の人生のキャリアについて考えるのを「諦めた」といっているくらい。

私の友人一人だけじゃないにしても、ITに従事する中でも
少なからず「諦めた」と思っている人もいるのでないかと察します。

「キツい・給料安い・結婚できない」
これを聞いているだけでも前途多難、
職場に光がささない世界なのが想像できそうなもの。

ブラック企業ではデスマーチといって、
終わりがないが「嫌だとは言わせない」と言わんばかりの激務もある。

とてもじゃないが「人生が充実している」なんて言い難いでしょう。

IT事業者のおおまかな悩みの種として
納期が短く残業も多い、
労働も決して簡単ではないが、かといってそこに生きがいも見出せない。
精神的にハマってしまった果てに鬱になり、心療内科に通っている技術者も少なくない。

私も同じようにIT企業に勤めてきて、同じような悩みを抱えてここまでやってきました。

それゆえ私自身「これは全然やりたい仕事でない」と
煮え切らない思いを抱えながら長年仕事してきた経緯もあります。

キャリアを捨てる難しさ


本来は「誇り」とやらを持って取り組むべきなんだろうが
ブラック企業や終わらぬデスマーチプロジェクトに振り回されたりで
とてもじゃないがそんなふうに振る舞っていられない。

私もはっきりいうが、ITの仕事をしていて「充実」していると感じたことは一度もありません。

こんな仕事ばかりでは、人生の充実とは程遠いものになってしまう。
社畜として人生を終わらせかねない。

だから「IT業を辞めたい」という意向を持つ人がいるのも
頷ける事実として見ています。

そんな事情も鑑みて「いざ会社を辞めよう」となると、
キャリアを捨てる難しさというのが介在します。

なにしろ普段から残業が多いものだからプライベートに割く時間もない、
ということは他でキャリアを築いていくだけの時間も取れないということ。

ITに限らずどの仕事をやってもそうだが、
キャリアチェンジというのはとても難しい、
今の仕事のキャリアを捨てるというのは容易でないから。

おそらくどの業種でもそうだろう、
仕事のキャリアを捨てるのは容易なことでありません、
食っていくネタを自ら捨ててしまうようなものだから。

こればかりは自己投資して、ITキャリアをかなぐり捨てられるだけの実力を
「他にやりたいこと」で身に付けるしかないと思っています。

終わりに


ITに勤めてる人の印象を、IT業界じゃない人に話を聞くと
「すごい仕事やってる」「かっこいい」「スマート」

そんな感じのプラスイメージが定着しているようです。

内情としてフタを開けてみると
急な仕様変更やら突発的な作業依頼やらもザラだし、
会社の仕事をしている限りは気が休まることはない。

そんな社畜のような現状を脱却して
「本来の自分」の人生を歩まんとする挑戦が
育まれていくことを私は願ってやみません。


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