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冥王星水瓶座時代に向けて

(この記事は、2021年2月28日にブログ掲載したものをnoteに転載します。一部内容を変えています)

冥王星水瓶座の期間

占星術では時代的な流れはトランスサタニアンの星々を読みますが、中でも一番遠い星である冥王星の動きは時代に長期的影響を与えます。

「風の時代」は現在は試行段階であり、紆余曲折もあるでしょうし、本当の意味では冥王星が水瓶座に入る時から風の時代は本格的に始まると思います。

冥王星水瓶座入り:2023年3月24日~2043年3月9日(約20年)
冥王星山羊座(逆行期間):2023年6月12日~2024年1月20日  2024年9月3日~2024年11月19日

2023年ということは、あと2年程しかありません!一体冥王星水瓶座により時代の流れがどのように変化するのでしょうか?


前回の冥王星水瓶座時代はどんな時代だったか

まずは、水瓶座の持つ意味については

自由・平等・博愛精神、ユニークなアイデア(発明的)や独自性、かなりエキセントリック、権威には反抗する姿勢etc
などが挙げられます。

偶然にも前回の冥王星水瓶座時代(1778年~)は、フランス革命(1789年~)が起こっています。
フランス革命は、革命の第一段階として立憲君主制の樹立から始まり、ジャコバン派の内紛からロベスピエールの政敵粛清とテルミドールのクーデター、そしてあのナポレオン・ボナパルトの登場に繋がっていきます。

また、アメリカ独立戦争(1775年の武力衝突~)もこの間に起こっています。独立心を掻き立てる事に一役買ったトマス・ペインのコモン=センスが有名ですが、まさしく新時代の到来となったのです。

なお、冥王星は1930年に発見されたため、冥王星の力が発揮されるのは発見以後から、という考え方もありますが、やはりこの大きな歴史的流れをみると、そうとは言い切れないと私は思っています。

今後起こり得る事柄①:AIの驚異的な発展から個性発揮の流れへ


これはベタですが、ひとつ言えることは、誰しもが驚くような形でのAI技術の発展の可能性があると思います。時代が刷新される流れの中で、IT技術やAIの発展により人間が機械に管理される流れに向かうのではないかと危惧されていますが、私の考えでは時代は「個性の発揮」の流れに進むのではないかと見ています。

水瓶座は平等を表しますが、A Iは適切な形で利用されると同時に、我々の個々の独自性はちゃんと発揮される時代になるのではないでしょうか?やや楽観的すぎるかもしれませんが、このような未来図も充分あり得ると思います。

今後起こり得る事柄②:権威主義の崩壊と不要なステイタスの捨て去り

個々の独自性が発揮される事は上に述べましたが、不要な権威やステイタスは根こそぎ捨て去られるでしょう。昨年末に騒がれた「風の時代」、木星と土星の会合=グレートコンジャンクション から既にこの時代の流れは止められないのですが、冥王星という破壊と再生の星が最後の爆弾投下と言っては言葉が悪いですが、「お山の大将」も平地に地ならしされる運命を背負っているのです。

日本は全体主義・権威主義が猛威を振るっており、システム隷属への問題点が多くあります。

さて、冥王星水瓶座時代によりこの問題は大きなうねりの波となる予感がしています。今まで従っていた人たちは、「一体何に従っていたんだろう?」となるはずです。でも大人になったら誰も教えてくれませんし、自分で考えるしか方法はありません。

つまり、人によってはかなり厳しい時代となるかと思います。

冥王星水瓶座時代を生き抜くために

IT技術やAIのあっと驚くような発展は私達の存在を脅かす存在となり得るのか、それとも民主主義は守られた上での技術利用となるのか。また、全体主義や権威主義の崩壊は、学校教育も根本的な変容となり得るのか。
不安を覚える人も多いかもしれません。

しかし、一つ重大な可能性が残されています。

それは、私たちの持つ「メタ認知能力」です。
認知の力を発展させることは、若年期だけでなく老年期になっても、まさしく幾つになっても可能。

「人間の持つ力」がこれほど軽視されている時代もありません。感情のままに生きることをやめ、自分を一段上から客観的に俯瞰してみる意識を常に持つ。

あるいは、もっと簡単なことでしたら、
色々な物事に興味を持つ

世の中には自分の知っている事なんてほんの僅かだ、とはよく言われますが、まさにそうなんですよね。

そう考えれば、この世は本当に面白くて仕方がありません。

意識して生活してしないとこのメタ認知の力は伸びないそうです。

ただ、幸運なことに、冥王星水瓶座入りまでまだあと2年残っています。
一緒に認知の力を高めて行きましょう。

まずは、体感感覚(特に背骨)の獲得からいきましょうかね。


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