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【映画レビュー】「オールドボーイ(リメイク版)」を観たよ


この前、近所の家の騒音で悩んでて管理会社に言って注意してもらったら余計うるさくなったとボヤいてる人がいたので、

「白い紙を正方形や三角に小さく切って、その家のポストに不定期に入れ続けたらいい」

と言ったらドン引きされました。

「どういう生き方をしたらそんなそこはかとなく気持ち悪い仕返しを思いつくの」

ですってよ。失礼しちゃう。人間の想像力を悪い方向に加速させる方法ってだけじゃないすか。
しかもそれ実際やってみたらマジで静かになったって後で報告受けましたよ。効果あったんならもっと私を褒めろよ!

さて、今回は「オールド・ボーイ」を観ました。
2013年アメリカ映画。
元は韓国映画です。パク・チャヌク監督という方が、復讐をテーマにした映画を三部作として発表しました。
その復讐三部作のタイトルは、一作目「復讐者に憐れみを」、二作目「オールド・ボーイ」、三作目「親切なクムジャさん」。

今作はその二作目をアメリカでリメイクしたものです。クムジャさんとかもリメイクしてほしいなー!

R15映画です。グロテスクな描写があるのでお気をつけください。
脳みそパーン!ってなったりする。


ぼんやりしたあらすじ


1993年。
主人公のジョーは最近離婚したばかり。
幼い娘は元妻が引き取った。

その日は娘のミアの誕生日だったが、彼はスルー。その事に腹を立てた元妻が電話をしてきて、「娘の3歳の誕生日を祝わんとかお前それでも父親か!」と怒られました。そしてジョーは逆ギレ。

色々言い争って頭沸騰しながら職場に出勤、上司に「まじお前これ失敗したらクビやぞ」という脅しに背中を押されながら商談へと向かう。


そんでもって商談もボロクソに失敗。自暴自棄になったジョーは浴びるほど酒を飲み、フラフラと外を歩いて露店で人形を売ってる女の子にダル絡みをしながら買い物。

娘の誕生日プレゼントにいい感じの人形を手に入れ、ご機嫌になってまたフラフラと歩いていると知らない女性に遭遇し、気を失う。


次に目が覚めると、そこは知らない部屋。外にも出れない、窓もない、インターホンはあるが呼びかけても応答はなし。定期的に食事がドアの下から出されるが、よくわからんギョウザとか中華のデリバリーばっかし。胃もたれしそう。


でまあそんなこんなで色々あって彼はその部屋に20年も監禁され、ある日急に外に出される(急展開)

しかも監禁されていた20年の間に元妻が殺され、ジョーはその犯人に仕立てあげられていた。
娘に一目会うため、自分を監禁した奴の正体を突き止めて復讐するため、ジョーは動き出すのだった。


感想

えっぐい。
血なまぐさいシーンへの気合いの入り方がすごい。

実はオリジナル版のオールドボーイは観てないのですが、あのハンマーを構えた男の人の写真は知ってます。
リメイク版でもそれを見事に再現しておりました。かっこいいぞ。

にしてもさぁ、20年監禁はエグすぎん?
その間ジョーは絶望したり怒り狂ったり、一通りやりきったら今度は病んでネズミに話しかけたりするんですよね。そのネズミにも酷い運命が待ってるんですけども。


アクションシーンがかなりかっこよかった。
結構容赦なくハンマーで男性の股間を殴ったりしてるので、そこら辺苦手な人は気を付けてください。

脳天をハンマーで殴られた人の叫び声はちょっと笑ってしまった。
思わず「た、高らかァ〜〜〜wwwwww」って言っちゃったわ。

そんでもって絶対的にこれはハッピーエンドじゃない。すごく気分の悪いどんでん返しがあった。

ラストは本当にこれでいいのか?と疑問に思ったけど、おそらく主人公自身はそれで納得しているのだろう。


とても幸せな気持ちになれる映画とは言えませんが、個人的には最高に面白かった。

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